戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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クリス「新章だな」

マリア「私たちはまだ出ないけど…」

切歌「それではどうぞデス!」


VSシンフォギアドラゴン
第245話 消える仲間たち


響「海だー!!」

 

水着の響が海にダイブする。

 

響「ぷは!未来~、リルくーん!気持ちいよ~!」

 

ダイブした響は海面に顔を出して浜でパラソルを開いて、下にマットを敷いている未来とリルに言う。

 

未来「もう、響ったらあんなにはしゃいじゃって」

 

リル「かう~」

 

はしゃいでいる響を見て未来とリルは言う。

 

3人がいるのは風鳴家が所有する無人島の1つで、日頃頑張っていた響たちの労を少しは労おうと弦十郎が計らってくれたのだ。

 

なぜ3人だけなのかと言うと翼とマリアはコンサートのリハーサル、切歌と調とクリスはある物を調査しに海外へ行っている。

 

ガウは激しい戦いの傷を癒すために3日前から怪獣島から少し離れた島にある怪獣用の温泉に浸かりに行っているのだ。

 

未来「あれさえ無かったら切歌ちゃんたちも来られたのにね」

 

リル「かう」

 

空を見上げて言う2人。

 

空には龍の体に似た長く巨大なアーチがあった。

 

2週間前に出現したこのアーチは日本の奥東京市、アメリカのニューヨーク、フランスのパリ、オーストラリアのシドニー、アフリカのタンザニアの5ヶ国で確認されその国の人々を一時は恐怖させた。

 

当初は新たな侵略宇宙か宇宙怪獣ではないかと予測され各国軍やさらに怪獣島の怪獣に加えその国の近くを縄張りにしている怪獣たちも警戒に当たった。

 

しかし時と言うのは人々から恐怖を忘れさせた。

 

警戒に当たった軍や怪獣たちをよそにアーチは何もする気配がなく2週間後には各国の軍は警戒を解除、怪獣たちもそれぞれの住みかに帰って行ったのだ。

 

それでも何かあったらいけないとS.O.N.G.が調査を各国から引き継ぐ形になっているのだ。

 

翼たちは丁度、フランスでコンサートがあるのでついでに調査も兼ねている。

 

切歌・調はオーストラリア、クリスはアフリカにて調査を行っているのだ。

 

ガウも傷が癒え次第、日本での調査をすることになっている。

 

響「はー、泳いだ、泳いだ~♪」

 

ひとしきり泳いだ響はマットに座って言う響。

 

リルは麦わら帽子を被ってスコップで砂を掘って遊んでいた。

 

穴の先にいるカニを探しているのだ(たまに貝やヤドカリだったりする)。

 

未来「響、はいジュース」

 

響にジュースを手渡す未来。

 

響「ありがとう、未来」

 

ジュースを受け取る響。

 

響「いやー…平和だね~」

 

海風に静かに当たりながら響は言う。

 

未来「そうだね」

 

リル「かう~」

 

響の言葉に未来が同意しているとリルが何かを持って来た。

 

響「どうしたの、リルくん」

 

リル「かうかう」

 

(母親)に聞かれたリルは持っていた物を見せた。

 

リルが持ってきたのは小さなタツノオトシゴか何かの赤ちゃんに似た生物だった。

 

未来「なにこれ?生き物?」

 

生物を見て未来は言う。

 

響「何かの赤ちゃんかな?」

 

未来「でもこんな生き物見たこと無いよ?」

 

リル「かう」

 

響「とりあえず元の場所に戻してあげて」

 

リル「かうかう~」

 

(母親)に言われてリルは生物を元の場所に戻しに行った。

 

未来「あの生き物、新種かな?」

 

響「さぁ、でも生き物は大切にしないとね」

 

未来「うん」

 

リルが生物を戻しているのを見ながら響と未来は言っていると無線機が鳴り響いた。

 

響「はい、響です」

 

弦十郎『緊急事態だ!アーチを調べていた翼たちとの連絡が途絶えた!至急本部に来てくれ!!』

 

響・未来「「え!?」」

 

弦十郎の言葉を聞いて響と未来は驚いたのだった。




未来「それでは次回をお楽しみに」

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