戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

351 / 1218
弦十郎「実は今日から新人隊員がいる」

『え!?』

弦十郎「答えは後書きをチェックだ!」


第246話 龍

数時間前のフランス・パリ。

 

翼「生態反応は…なし、か」

 

マリア「生物ではないのは確かみたいね」

 

フランス・パリにてコンサートを控えた翼とマリアの2人は休憩の傍らアーチの調査をしていた。

 

翼「では生物でないとしたら人工物か?」

 

マリア「そうなると宇宙人の仕業としか考えられないわね」

 

翼「しかし宇宙人ならばいったい何の目的が?」

 

マリア「確かにそうね。宇宙人がしたなら何かしらの目的が…ん?」

 

翼と話し合っているとマリアはアーチの方を見た。

 

翼「どうした?」

 

マリア「いえ、何か光ったような…」

 

?『~♪~♪~♪~♪~♪』

 

マリア「歌?」

 

翼「どこから…」

 

聞こえて来た歌の元を探す。

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

歌が聞こえたかと思いきやアーチから光の『龍』が現れた。

 

翼「龍だと!?」

 

マリア「生物じゃないんじゃなかったの!?」

 

現れた龍に2人は驚く。

 

龍「グルルルルル…ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

龍は翼とマリアに気付くと2人に向かっていく。

 

翼「来る!」

 

マリア「なら私たちも行くわよ!」

 

向かって来る龍を見てギアを出す2人。

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron…」

 

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron…」

 

起動詠唱を歌いそれぞれのギアを纏うと構えた。

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ギアを纏った2人に龍は恐れるどころか怯まずに突っ込んで行く。

 

突っ込んで来る龍に2人は後ろへ跳んで回避する。

 

2人が回避して直ぐに龍が2人のいた場所に激突する。

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

当たり前なのか龍は傷すらなく着地しようとする2人に迫る。

 

翼「私たちを甘く見るな!!」

 

着地を狙ってくる龍を見て翼はアームドギアを巨大化させて蒼ノ一閃を繰り出した。

 

繰り出された蒼ノ一閃は龍を頭から両断した。

 

マリア「やった?」

 

翼「いや、まだだ!」

 

龍を倒したかと思ったが蒼ノ一閃を頭から喰らったハズの龍が無傷の姿を現した。

 

翼「効いていないだと!?」

 

傷くらいは多少付いていてもいいハズなのに無傷なことに翼は驚く。

 

マリア「ならこれならどう!!」

 

アームドギアの短剣を蛇腹状に変化させての多角的な斬撃『EMPRESS†REBELLION』を放った。

 

しかしEMPRESS†REBELLIONの間を縫うように龍は進み口を開けた。

 

マリア「ウソッ!?」

 

EMPRESS†REBELLIONを縫うように進んできた龍にマリアは驚いていると龍に飲み込まれた。

 

飲み込まれたマリアは繭のようになり、アーチに吊り下げられた。

 

翼「マリア!?今助け…!?」

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

繭のようになったマリアを見て翼は助けようとするが別方角から龍が現れて飲み込まれた。

 

飲み込まれた翼も繭のようになり、アーチに吊り下げられてしまった。

 

 

 

アフリカ・タンザニアでは上空で閃光と爆発が起きていた。

 

クリス「くそっ!しつこい奴らだな!!」

 

爆煙の中からロケットに乗ったクリスが現れて後ろから迫ってくる6体の龍に向かって言う。

 

ギアを纏って空からアーチを調べていたら突如として龍が6体現れて戦闘になったのだ。

 

クリス「持ってけ全部だぁ!!」

 

12機もの大型ミサイルを展開し発射する―『MEGA DETH INFINITY』を発射した。

 

龍たちはMEGA DETH INFINITYを真っ正面から喰らい爆発が空を一時覆った。

 

クリス「これで…」

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

爆煙を突き破って龍が1体現れて口を開けて接近する。

 

クリス「なんだ…」

 

回避しようとするクリスだったが反応が遅れて飲み込まれ、繭のようになってアーチに吊り下げられた。

 

 

 

オーストラリア・シドニー。

 

多くの貴重な動物たちが住むオーストラリアにある都市、シドニーでは巨大な龍が切歌と調が戦っていた。

 

切歌・調「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

2人のアームドギアの斬撃が龍の頭に決まるが全く効かず弾かれてしまう。

 

調「硬い!」

 

切歌「いったい何なんデスか、あのドラゴンは!?」

 

アーチを調べていて突如として現れた龍に2人は苦戦していた。

 

切歌「調!こうなったら2人のコンビネーションで一気に叩くデスよ!!」

 

調「うん、切ちゃん!」

 

同時に跳躍する2人は空中で互いのアームドギアを合体させる。

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

アームドギアを合体させる2人を見て龍はそうはさせまいと向かっていく。

 

切歌・調「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

互いのアームドギアを合体させ、巨大な半月状の刃にすると切歌と調は向かってくる龍に対抗するように放つ。

 

龍「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

2人の合体アームドギアに対するように龍は口を巨大に開いた。

 

切歌「なっ!?」

 

調「うそっ!?」

 

大きく開けられた龍の口はアームドギアごと2人を飲み込んだ。

 

飲み込まれた2人はそれぞれの繭のようになり、アーチに吊り下げられた。

 

 

 

時間は戻り、S.O.N.G.本部。

 

響「遅れました!」

 

発令室に響と未来、そしてリルは来た。

 

弦十郎「来たか。現在の状況を説明する」

 

エルフナイン「今から1時間前に突然アーチを調べていた翼さんたちとの連絡が途絶えました」

 

ユウコ「代わりにアーチに繭状の物体が現れました。正体は不明です」

 

モニターにアーチとアーチに現れた繭を映しながらエルフナインとユウコが説明する。

 

未来「じゃあ、あれはただのアーチじゃない?」

 

弦十郎「そうなる。翼たちの捜索とアーチ、そして現れた繭を調べなければならない。ガウはいまだ傷が完治していなから動けない。危険だが頼めるか?」

 

響「任せてください!」

 

未来「私も出来るだけサポートするからね」

 

響「うん、ありがとう未来!」

 

アーチと繭の調査と翼たちの捜索をしようとする響と未来。

 

その時、S.O.N.G.本部が大きな爆発音と同時に激しく左右に揺れた。

 

弦十郎「何があった!?」

 

突然揺れた本部に弦十郎は踏ん張りながら聞く。

 

藤尭「本部の第3ブロックに侵入者を確認!数は3!被害ブロックに海水が侵入!!」

 

弦十郎「侵入者だと!?」

 

本部に侵入者が現れたと聞いて驚く。

 

主要施設なら分かるがまさか本部そのものを狙ってくるとは予想外であったからだ。

 

友里「侵入者は真っ直ぐこちらへ向かっています!」

 

響「迎撃に行きます!」

 

未来「私も行きます!」

 

弦十郎「すまない、頼んだ!」

 

迎撃に響と未来は向かって発令室を出ていく。




アストルフォ「やっほー!僕はアストルフォ!今日からお世話に…」

クリス「よし、帰れ」

アストルフォ「酷い!!」

マリア「なに、この話し…」

翼「ただの作者がやりたかっただけだろ」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。