龍神丸「いや、絶対に違うぞワタル」
弦十郎が八紘からドラゴンの出現を聞く1日前の早朝のフランス・パリ。
人気の観光地でもあるフランスの朝は静かであった。
そんな中、1人の女性が走っていた。
「人が多いパリも、この時間帯は人が少ないです」
早朝のランニングをしている女性はそう言う。
アーチの所まで差し掛かった時、空が青と白に輝きだした。
「なに、あの青と白の玉?」
輝いている光に女性は足を止めた。
?「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
?「フオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
輝きが大きくなると光は玉からドラゴンの形となり、2体のドラゴンが姿を現した。
1体は背中に巨大な翼、青い体色に、肩には鎧、左手には鞘に収まった刀を持ったドラゴンで、どことなく翼に面影が感じられていた。
もう1体は背中に巨大な翼、白銀の体色に左腕には巨大な砲のようなものを備え、どことなくマリアの面影が感じられるドラゴンの2体であった。
「ド…ドラゴン!?」
現れた2体のドラゴンを見て女性は驚く。
オーストラリア・シドニー。
こちらは時差の関係上夜である。
そんなオーストラリア・シドニーにもフランスのパリに2体のドラゴンが現れた時、2体のドラゴンが姿を現していた。
1体は背中には巨大な翼があり、緑の体色で、頭には三角のとんがり帽子のよう角を付け、両手で巨大な鎌を持ったドラゴンで、どこか切歌の面影が感じられていた。
もう1体は翼は無く、姿は蛇のように長く細い体にピンクの体色で、胸前に一対の腕があり、頭には長く伸びる2本の角を持ったドラゴンで、どこか調の面影が感じられるドラゴンの2体であった。
緑の体色をしたドラゴンは激しく水柱を上げながら着水し、ピンクのドラゴンはその上空を旋回していた。
「か、怪獣!?」
「今は休暇中だ!またの機会にしてくれ!はーっはっはっはっはっ!!」
「兄が役立たずですいません、すいません、すいません!!」
近くを通りかかった船に乗船していた兄妹らしき2人がドラゴンを見て言う。
アフリカ・タンザニア。
時差の関係上、昼であるタンザニアに2頭のアフリカゾウの親子を追いかけ回す密猟者の車両があった。
「おい、保安官に見つかったら厄介だぞ!」
ドライバーがサンルーフから上半身を乗り出して象の親子に銃口を向けている相方に言う。
「任せとけって、この銃からは逃げられねぇよ!」
狙いを定めて引き金を引こうとしたその時、急に空が暗くなった。
「なんだ?」
急に暗くなって空を見上げた瞬間、前方で何かが着地した。
「うお!?」
慌ててブレーキを踏むドライバー。
車が止まると目の前にいたのは1体のドラゴンであった。
赤い体色で背中には巨大な翼、両腕には2連のガトリングガン、顔の両側には3連のミサイルポットを装備したドラゴンでどこかクリスの面影が感じられていた。
「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
ドラゴンを見て密猟者たちは驚いて声を上げて車を反転させて逃げ始めた。
逃げ始めた密猟者の車を見てドラゴンは右腕のガトリングガンを向けると発砲した。
発射された巨大な弾丸が地面を抉りながら密猟者の車に命中、爆破・炎上した。
?「グルルルルル…クワアァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
密猟者の車を排除したドラゴンは雄たけびを上げるのだった。
因みに追いかけ回されていた象の親子は無事である。
日本・奥東京市。
オーストラリアより1時間ほど時差がある日本は夕方で帰宅ラッシュが起きていた。
そんな奥東京市の繁華街にリディアンの制服を着た3人の女生徒がいた。
響と未来のクラスメイトの『安藤 創世』、『寺島 詩織』、『板場 弓美』の3人だ。
創世「ねぇ、本当に捜すの?」
弓美「当たり前じゃん!ここで探さないでいつ捜すの!!」
詩織「しかし本当にいるんでしょうか?カエル型の宇宙人なんて」
どうやら奥東京市に3人が来た理由は宇宙人を捜すためのようだ。
弓美「噂だと、そのカエルの宇宙人、緑だったり、赤だったり、黄色かったりするんだって。あと鳴き声が『ゲロゲロ』ってカエルなんだって」
創世「いや、その説明どこかで聞いたよ?」
どこかで聞いたような弓美の説明に創世は言う。
そう話していると空が紫色に光った。
詩織「なんでしょう?」
創世「何かのイベントじゃない?」
急に光る空を見てそう言っていると光はやがてその形を変えた。
?「キャシャアァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
光が変えたのはドラゴンであった。
紫の体色で、背中には巨大な翼がありその後ろには巨大な輪を持ち、顔にはバイザーのようなものを付けているドラゴンでどこか未来の面影が感じられていた。
創世「ド、ドラゴン~!?」
弓美「アニメみたい!!」
現れたドラゴンを見て言う。
周りの人々はすでに逃げ始めていた。
バエ「どうもー、激獣フライ拳のバエです!いやー、怪獣王ゴジラの巨大戦はいつ見てもいいですねぇ。果たしてどんなことになるか次回をお楽しみに~!」