戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「最近出番無いね、私たち」

クリス「まぁ、あんまり出番が無い連中に出番を回してやりたいんだろ?」

翼「しかし折角、奏が出ているのに会えないのは…」

ガウ「がうがう…」


第255話 ドラゴンの正体

弦十郎「危ないところを助けてくれて感謝する」

 

ライモン、雷蔵、ブドーの三怪人とカラクリキュウビを倒して弦十郎は救援に駆けつけてくれた並行世界の奏とセレナ、そしてサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティにお礼を言っていた。

 

奏「気にすんなよ、旦那」

 

セレナ「そうですよ。私たちも自分たちの世界を救ってくれたことがありますから」

 

お礼を言われて奏とセレナは言う。

 

リル「かうかう!」

 

「自分も頑張ったよ!」っとリルが鳴く。

 

弦十郎「あぁ、リルにも助けられたな」

 

リルの言ってることが分かったのか弦十郎はリルの頭を撫でる。

 

リル「かうかう~♪」

 

頭を撫であられてリルは嬉しそうに尻尾を振る。

 

サンジェルマン「さて当面の目的はあのメールとか言う宇宙人だけど」

 

カリオストロ「いったいどこの宇宙人なのかしらね」

 

プレラーティ「この短時間でここまで動いたんだ。かなり計画されたことは間違いないワケダ」

 

怪人を再生させ、さらに巨大ロボットまでけしかけたメールのことを話す。

 

緒川『司令!!』

 

すると翼とマリアの付き添い(マネージャーとしてが本当)でパリに行っていた緒川が通信してきた。

 

緒川は翼とマリアの2人が行方不明になってすぐに捜索にあたっていたがメールの宣戦布告を聞いてメールの情報収集にあたっていたのだ。

 

弦十郎「なにか分かったか?」

 

緒川『それがアメリカ艦隊が先ほど太平洋上で全滅したとのことです!!』

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

緒川の報告に発令室は驚愕した。

 

弦十郎「どういうことだ緒川!」

 

緒川『それ…が…しく…おら…』

 

詳しく聞こうとした弦十郎だったが突然ノイズが入り緒川の声が乱れる。

 

そして緒川との通信が切れた。

 

弦十郎「緒川!どうした、緒川!!」

 

必死に呼びかけるが返事は帰ってこなかった。

 

するとモニターが再び勝手に動きだしてメールが映しだされた。

 

メール『どうやら生き残ったのはそっちだったみたいだね』

 

弦十郎たちを見てメールは言う。

 

メール『安心して。この映像は君たちにしか送ってないから』

 

弦十郎「貴様、いったい何者だ!翼たちをどこへやった!?」

 

メール『そんなにいっぺんに答える義理は無いけど、ライモンたちを倒した君たちには特別に教えてあげるよ。僕らはこの星の真の支配者。そしてシンフォギアたちは…あのドラゴンを調べてみるといい。きっとすごいことが分かるからさ』

 

メールはそう言い残して通信を切った。

 

奏「どう言う意味だ?」

 

セレナ「あのドラゴンさんたちを調べろって…」

 

メールの言葉を聞いて首を傾げる。

 

藤尭「こ、これは…司令!」

 

メールに言われた通り藤尭は出現したドラゴンたちを調べていると驚いて叫んだ。

 

弦十郎「何か分かったのか?」

 

藤尭「あのドラゴンから天ノ羽々斬、イチイバル、イガリマ、シュルシャガナ、アガートラーム、神獣鏡のフォニックゲインを確認!!」

 

友里「ちょっと、それって!?」

 

弦十郎「つまりあのドラゴンたちが翼たちと言うことか!?」

 

ドラゴンの正体が翼たちだと分かって弦十郎は机を殴ったのだった。




マリア「セレナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

切歌「し、調―、マリアが大変デスよ!!」

調「切ちゃん、今のマリアはセレナ欠乏症だから近づかない方がいいよ」

切歌「何デスかその病気!?」

調「好きな人に会えない時に起きる病気だよ」

切歌「デデデース…」

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