戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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クリス「さぁて、今日も気合いいれ…」

翼「奏と戦うのか…」

マリア「セレナと戦うの…」

翼・マリア「「嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

クリス「………これ、絶対人選ミスだろ」


第260話 ラゴス島攻防戦

ラゴス島の地上には6体のドラゴン―背中に巨大な翼、青い体色に、肩には鎧、左手には鞘に収まった刀を持ったドラゴンで、どことなく翼に面影が感じられるドラゴン―翼がドラゴン化した『ツバサドラゴン』。

 

背中に巨大な翼、白銀の体色に左腕には巨大な砲のようなものを備え、どことなくマリアの面影が感じられるドラゴン―マリアがドラゴン化した『マリアドラゴン』。

 

背中には巨大な翼があり、緑の体色で、頭には三角のとんがり帽子のよう角を付け、両手で巨大な鎌を持ったドラゴンで、どこか切歌の面影が感じられるドラゴン―切歌がドラゴン化した『キリカドラゴン』。

 

翼は無く、姿は蛇のように長く細い体にピンクの体色で、胸前に一対の腕があり、頭には長く伸びる2本の角を持ったドラゴンで、どこか調の面影が感じられる―調がドラゴン化した『シラベドラゴン』。

 

赤い体色で背中には巨大な翼、両腕には2連のガトリングガン、顔の両側には3連のミサイルポットを装備したドラゴンでどこかクリスの面影が感じられるドラゴン―クリスがドラゴン化した『クリスドラゴン』。

 

紫の体色で、背中には巨大な翼がありその後ろには巨大な輪を持ち、顔にはバイザーのようなものを付けているドラゴンでどこか未来の面影が感じられるドラゴン―未来がドラゴン化した『ミクドラゴン』のシンフォギアがドラゴン化した存在―『シンフォギアドラゴン』がいた。

 

ツバサドラゴン「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

マリアドラゴン「フオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

キリカドラゴン「コワオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

シラベドラゴン「シリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

クリスドラゴン「クワアァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ミクドラゴン「キャシャアァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

手当たり次第に辺りを破壊して海底軍艦の在りかを探しだそうとしていた。

 

 

 

破壊活動を行っているドラゴンたちから少し離れた海域に1隻の船が停泊していた。

 

停泊している船の上には龍の書を開き、何かの呪文を唱えるシオンがいた。

 

シオンの呪文に反応するように龍の書は光輝いていた。

 

ピエール「フェリシタシオン様。シンフォギアと錬金術師と思われる反応を感知しました」

 

シオン「まぁ、シンフォギアはあの響さん以外ドラゴンウォリアーにしたハズですが…」

 

一旦呪文を唱えるのを止めて不思議がる。

 

ピエール「まだシンフォギア装者かいた可能性は?」

 

シオン「S.O.N.G.は国連直轄のタスクフォース…隠し玉として他の装者を隠していたのでしょう」

 

ピエール「いかがいたしますか?」

 

シオン「私と声が似ているドラゴンと白銀のドラゴンに、あとのドラゴンには海底軍艦を探させましょう」

 

ツバサドラゴンとマリアドラゴンにシンフォギアと錬金術師―奏たちとサンジェルマンたちの相手を任せ、残りのドラゴンたちに海底軍艦を探しださせようと呪文を再び唱える。

 

 

 

奏「来たか!!」

 

ギアとラピスを纏った奏たちは向かって来るツバサドラゴンとマリアドラゴンを視認していた。

 

ツバサドラゴン「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

マリアドラゴン「フオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

奏たちとサンジェルマンたちを確認したツバサドラゴンとマリアドラゴンは雄叫びを上げる。

 

ツバサドラゴン「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

上空からツバサドラゴンは先制攻撃で持っていた刀から斬撃を放った。

 

マリアドラゴン「フオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

続くようにマリアドラゴンは左腕の砲から光線を発射した。

 

セレナ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ツバサドラゴンとマリアドラゴンの攻撃にセレナはアガートラームのアームドギアである短剣を2本出して間に膜を張るとシールドにして防いだ。

 

セレナ「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

流石に負担が大きかったのかセレナは息を荒らしていた。

 

奏「あまり無茶するなよ」

 

息を荒らしているセレナに奏は言う。

 

セレナ「す、すみません…」

 

奏「しかし、あれが翼たちって…」

 

ツバサドラゴンとマリアドラゴンを見て奏は言う。

 

サンジェルマン「ドラゴンになって人間としての意識はないようね」

 

カリオストロ「前だったら容赦なくしていたけど」

 

プレラーティ「今はそうはいかないワケダ」

 

サンジェルマンたちも攻撃を戸惑っていた。

 

セレナ「それでもマリア姉さんたちを助けないと」

 

奏「だけどどうやって…」

 

ツバサドラゴン「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

どうやったら翼たちを助けられるか考えているとツバサドラゴンが斬撃を繰り出した。

 

奏「うわっ!!」

 

セレナ「きゃあぁっ!!」

 

直撃を避けれたが2人は斬撃による衝撃波で吹き飛ばされてしまった。

 

リル「かうぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

吹き飛ばされてしまった奏とセレナを見て遅れて来たリルが雄叫びを上げてゴジラジュニアとなって背中でキャッチした。

 

 

 

ピエール「フェリシタシオン様、ゴジラジュニアが現れました」

 

シオン「そう、ならマールさんから頂いたあれを」

 

ゴジラジュニアが現れたことをピエールが報告するとシオンは呪文を唱える傍らでそう指示を出した。

 

ピエール「承知いたしました」

 

シオンの指示を聞いてピエールは胸の内ポケットからテレポートジェムを2個取り出した。

 

ピエール「行け、ノイズ怪獣たちよ」

 

取り出したテレポートジェムに力を入れてヒビを入れ、脆くするとピエールは大遠投した。

 

ノイズガンダー(原種・改良)「「ヴァルグワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」」

 

投げられた衝撃でテレポートジェムは割れ2体のノイズ怪獣、ノイズガンダー(原種・改良)が現れた。

 

 

 

奏「助かったぜ」

 

セレナ「ありがとう、リルくん」

 

吹き飛ばされてしまったところを助けてくれた奏とセレナはゴジラジュニアにお礼を言う。

 

ゴジラジュニア「グルルルルル……」

 

お礼を言われてゴジラジュニアは嬉しそうに鳴くと周囲に氷の塊が飛んできた。

 

氷の塊が飛んできた方をゴジラジュニアは見るとノイズガンダー(原種・改良)が上空にいた。

 

奏「ノイズ怪獣!?」

 

セレナ「こんな時に!?」

 

現れたノイズガンダー(原種・改良)に奏とセレナは言う。

 

ノイズガンダー(原種・改良)「「ヴァルグワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」」

 

ノイズガンダー(原種・改良)は口から零下140度にしてしまうほどの冷凍ガス『クールブロウ』を吐き出した。

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

奏「うわっ!?」

 

セレナ「きゃっ!?」

 

クールブロウが当たる寸前でゴジラジュニアは奏とセレナを振り下ろした。

 

ゴジラジュニア「ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!?」

 

ゴジラジュニアは避けようとせずにクールブロウを喰らってしまう。

 

奏「いっててて…リル!」

 

セレナ「リルくん!!」

 

クールブロウを喰らってしまっているゴジラジュニアに奏とセレナは驚いていた。

 

ゴジラジュニア「ギャアァァァァァァァァァァァァァァァ…………」

 

クールブロウが止んで喰らい続けていたゴジラジュニアは倒れてしまった。

 

奏「お、おい!」

 

セレナ「リルくん、しっかりして!」

 

倒れてしまったゴジラジュニアに駆け寄る。

 

ゴジラジュニア「グルルルルル……」ガタガタ…

 

クールブロウを喰らい続けてしまいゴジラジュニアはガタガタと振るえていた。

 

ノイズガンダー(原種・改良)「「ヴァルグワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン」」

 

倒れたゴジラジュニアにノイズガンダー(原種・改良)の2体は再びクールブロウを放とうとしていた。

 

奏「まずい!」

 

セレナ「くっ!」

 

クールブロウを放とうとするノイズガンダー(原種・改良)からゴジラジュニアを守ろうと前に出る奏とセレナ。

 

その時だ、ゴジラジュニアの後ろの地面から3本の光線が射ち上がりノイズガンダー(原種・改良)に命中した。

 

ノイズガンダー(原種・改良)「「ヴァルグワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……………」」

 

光線を喰らってノイズガンダー(原種・改良)は断末魔を上げて爆発した。

 

奏「なんだ、今の?」

 

セレナ「もしかして…」

 

ノイズガンダー(原種・改良)を倒した3本の光線を見て2人は射ち上がった方を見ると地面から火龍、エクレール、ランブリングの3隻が浮上してきたのだった。




ジオウ「次回をお楽しみに」

ビルド「次のライダーか」

クローズ「早くも俺たち登場したな」

グリス「俺たちは?」

ローグ「なぜ出ない…」

マッドローグ「私もだ」

エボル「せめて俺を出せよ」

檀藜斗神「私を出させろぉ!!」

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