戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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サンジェルマン「今日も張り切っていくわよ」

カリオストロ「あ、ごめんサンジェルマン。あーしは765プロの仕事があるから」

プレラーティ「私は風都探偵を買いに行ってくるワケダ」

奏「アタシは新しいCDの収録があるんで」

セレナ「私はファントムシスターズの仕事があるので」

サンジェルマン「………寂しくなんか…ない…わ…」(泣)


第262話 取り戻すモノ

奏「か、海底軍艦が…」

 

サンジェルマン「あぁも簡単に…」

 

シンフォギアドラゴンによって撃破された火龍、ランブリング、エクレールを見る。

 

奏「くっ…翼ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!」

 

ツバサドラゴン「!」

 

奏の叫びにツバサドラゴンが反応した。

 

奏「翼!お前、歌で世界を笑顔にしたいんじゃなかったのかよ!!」

 

ツバサドラゴンに奏はそう訴えるように言う。

 

 

 

シオン「無駄なのです。ドラゴンさんたちにはもはや元の意思はないのです」

 

龍の書を操りながらシオンは言う。

 

ピエール「フェリシタシオン様!!」

 

シオンが言っているとピエールがツバサドラゴンを指さした。

 

シオン「え!?」

 

ツバサドラゴンを見てシオンは驚いた。

 

 

 

ツバサドラゴン「グルルルルル……」

 

奏の言葉にツバサドラゴンは動揺していた。

 

奏「翼…」

 

動揺しているツバサドラゴンを見て奏は何かを感じる。

 

マリアドラゴン「フオォォォォォォォオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

キリカドラゴン「コワオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

シラベドラゴン「シリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

同様しているツバサドラゴンに代わってマリアドラゴン、キリカドラゴン、シラベドラゴンが攻撃しようとする。

 

セレナ「やめて!!」

 

攻撃しようとしたマリアドラゴン、キリカドラゴン、シラベドラゴンの射線上にセレナが両腕を広げて割って入って来た。

 

セレナ「マリア姉さんもう止めて!これ以上人を傷つけないで!切歌ちゃんも調ちゃんも!!」

 

マリアドラゴン「フオ!?」

 

キリカドラゴン「コワオ!?」

 

シラベドラゴン「シリャア!?」

 

セレナの言葉を聞いてマリアドラゴン、キリカドラゴン、シラベドラゴンは攻撃を躊躇する。

 

サンジェルマン「いったい何が…」

 

攻撃を戸惑うツバサドラゴン、マリアドラゴン、キリカドラゴン、シラベドラゴンの4体のドラゴンを見てサンジェルマンは困惑していた。

 

カリオストロ「もしかして…」

 

何か閃いたのかカリオストロはクリスドラゴンの前に来た。

 

カリオストロ「赤団子ちゃん。貴女には守らなきゃならないのがあるんじゃなかったのかしら?」

 

クリスドラゴン「クワア!?」

 

カリオストロの問いにクリスドラゴンも戸惑い始めた。

 

サンジェルマン「なるほど」

 

カリオストロの問いを聞いて戸惑いだしたクリスドラゴンを見てサンジェルマンは浮遊してゴジラジュニアに近寄る。

 

サンジェルマン「ゴジラジュニア、力を貸しなさい」

 

ゴジラジュニア「グルルルルル…?」

 

サンジェルマンに力を貸せと言われてゴジラジュニアはよく分からず首を傾げながら起き上がった。

 

サンジェルマン「立花響の陽だまり!」

 

ミクドラゴン「!」

 

サンジェルマンに呼ばれてミクドラゴンは反応する。

 

サンジェルマン「お前は太陽である立花響を救うために戦いに参加したのだろう!思い出せ、お前の望んでいたのはこんなことではないはずよ!!」

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ミクドラゴン「キャシャア!?」

 

サンジェルマンの言葉とゴジラジュニアの鳴き声を聞いてミクドラゴンも戸惑いだした。

 

 

 

弦十郎「ドラゴンたちの動きが止まった!?」

 

エルフナイン「何で…」

 

シンフォギアドラゴンたちが動きを止めたのを地下ドックの発令室のモニターで見ていた弦十郎たちは驚いていた。

 

プレラーティ『それはシンフォギアたちが完全に敵の手に落ちてはいなかったというワケダ』

 

驚いていている弦十郎たちに解説するようにプレラーティが通信してきた。

 

弦十郎「どういうことだ?」

 

プレラーティ『かつてサンジェルマンが世話になった装者が神の力に飲まれた時、その深層意識に眠る装者を叩き起こしたことがあっただろ?それと同じ原理なワケダ』

 

エルフナイン「そうか!ドラゴンにされた翼さんたちの深層意識に深く届く言葉を掛けることで眠っていた皆さんの意識を叩き起こしたというわけですか!」

 

弦十郎「なるほど」

 

新堂「つまり、絆のちから…というわけかな?」

 

プレラーティ『その通りなワケダ』

 

 

 

奏「翼!!」

 

セレナ「マリア姉さん!切歌ちゃん、調ちゃん!!」

 

カリオストロ「赤団子ー!!」

 

サンジェルマン「立花響の陽だまり!」

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

奏たちの声がドラゴンとなった翼たちの深層意識に響き渡る。

 

ツバサドラゴン「わ…わた…私…は…」

 

マリアドラゴン「うぅ…くぅ…」

 

『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

響き渡る奏たちの声が翼たちの深層意識に眠る本当の意識を叩き起こす。

 

『……………………』

 

奏「つ、翼?」

 

セレナ「マリア姉さん?切歌ちゃん、調ちゃん?」

 

カリオストロ「赤団子?」

 

サンジェルマン「立花響の陽だまり?」

 

ゴジラジュニア「グルルルルル…?」

 

動かなくなったシンフォギアドラゴンたちを呼ぶ奏たち。

 

ツバサドラゴン「ん…か、かな…で?奏!?」

 

マリアドラゴン「せ、セレナ!?」

 

キリカドラゴン「デデデ!?」

 

シラベドラゴン「なんでセレナが!?」

 

クリスドラゴン「ってかお前らはパヴァリア光明結社の!!」

 

ミクドラゴン「あのゴジラ…もしかしてリルくん!?」

 

自身の意識を取り戻した翼たちは奏たちがいることに驚く。

 

ツバサドラゴン「いったい何がどうなって…ってうわ!?」

 

状況に混乱しているツバサドラゴンはマリアドラゴンを見て驚く。

 

マリアドラゴン「何よ、翼」

 

ツバサドラゴン「ま、マリアなのか!?」

 

マリアドラゴン「そうだけど…貴女、どうしたのその姿」

 

ツバサドラゴン「それはこっちのセリフだ!」

 

クリスドラゴン「先輩だけじゃなくてアタシらもドラゴンに…」

 

キリカドラゴン「本当デス!ドラゴンになっちゃってるデス!!」

 

シラベドラゴン「私だけみんなと違う…」

 

ミクドラゴン「何がどうなっちゃってるの?」

 

奏「その話はあとで旦那にでも詳しく聞いてくれ」

 

セレナ「でもよかった、マリア姉さんたちが本当の意識を戻って」

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

セレナとゴジラジュニアはマリアドラゴンとミクドラゴンに抱き着いたり、すり寄ったりしていた。

 

 

 

シオン「何故ドラゴンたちが…!?」

 

自分自身の意識を取り戻したシンフォギアドラゴンたちにシオンは驚いていた。

 

ピエール「いかがなさいますか、フェリシタシオン様!」

 

シオン「それは…」

 

不測の事態にシオンは何も浮かばなかった。

 

その時、シオンたちの乗る船の近くの海域が盛り上がり、1隻の軍艦―整備に入っていた轟天号が浮上してきた。

 

神宮司『こちら海底軍艦1番艦 轟天号。投降するなら命までは取らない、もし戦うなら…』

 

降伏勧告を出しながら轟天号は砲塔を向ける。

 

ピエール「フェリシタシオン様!」

 

シオン「降伏しましょう…」

 

ピエール「…承知いたしました……」

 

降伏勧告を受け入れるシオンとそれに従うピエールだった。




オーブダークノワールブラックシュバルツ「この後書きはウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツに相応しい!!」

ブル「何言ってんの!?」

ロッソ「長い名前言うなよ、ただでさえセリフ少ないんだから!」

オーブダーク(以下略)「そう堅いことを言うな。ってコラ、作者!私の名前を略すな!!」

作者「え~だって名前長いし…これならまだキュウレンジャー全員の登場の口上の方がマシだよ」

オーブダーク(以下略)「そっちの方が長いだろ!」

作者「うっさいなぁ…ベリアルさん、お願いします!!」

ベリアル「任せておけ!この偽物、ぶっ倒して…ってなんで貴様が命令する!!」

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