戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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奏「今回は主にアタシたちが活躍するからな」

セレナ「それでは見てください!」


第267.5話 もう一方の戦い

ノイズデスフェイサーが胸部からビームを放つ少し前の地下ドッグで戦っていた奏とセレナはトルバドーとタグレドーの怪人兄弟と戦っていた。

 

トルバドー「喰らえ!」

 

角から砲撃するトルバドー。

 

奏「んな攻撃、当たるかよ!!」

 

トルバドーの砲撃を易々と回避する奏。

 

トルバドー「くそ、ちょこまかと動きやがって!!」

 

自身の攻撃を回避する奏にトルバドーはイライラしていた。

 

奏「今度はこっちの番だ!!」

 

奏はそう言って跳躍する。

 

跳躍した奏は持っていたアームドギアである槍の穂先を回転させた。

 

奏「喰らえ!!」

 

奏が繰り出したのは槍の穂先を回転させて生み出す竜巻で周囲の空間を吹き飛ばす技―『LAST∞METEOR』だ。

 

トルバドー「ぬおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 

奏のLAST∞METEORに飲み込まれたトルバドーは吹き飛ばされて地面に叩き付けられた。

 

トルバドー「くっ…この…野郎…」

 

LAST∞METEORを喰らって地面に叩き付けられながらもトルバドーは生きていた。

 

奏「なんつー固さ体してんだよ」

 

固い体をしているトルバドーを見て奏は言う。

 

タグレドー「兄貴!!」

 

兄であるトルバドーの危機にセレナと戦っていたタグレドーは向かおうとする。

 

セレナ「行かせません!!」

 

向かおうとするタグレドーの行く手を阻むセレナ。

 

タグレドー「邪魔するんじゃねぇ!!」

 

行く手を阻むセレナにタグレドーは口からガスを噴射してきた。

 

セレナ「そんなの…!?」

 

ガスを防ごうとセレナは小刀であるアームドギアでシールドを張ったが瞬間に違和感を感じた。

 

ガスを受け止めていたシールドが溶けていた。

 

セレナ「まさかこれは毒ガス!?」

 

シールドが溶けているのを見てセレナはガスが毒だと判断してセレナは後ろへ跳んで回避する。

 

タグレドー「クククククク…よく分かったな。俺は食ったものを体内で毒として作り変えることができるんだよ」

 

セレナ「食べた物ってまさか!?」

 

タグレドー「その通り、食ってきたんだよ。ここに来る途中でいた魚やプランクトンをな」

 

地下ドックに来る途中の海中にいた魚を食ってきたことを言うタグレドー。

 

タグレドー「喰らえ!!」

 

再び毒ガスを噴射するタグレドー。

 

セレナ「くっ!!」

 

シールドを溶かす毒ガスを受けるわけにはいかずセレナは回避する。

 

タグレドー「今だ!!」

 

回避するセレナの隙を付いてタグレドーはトルバドーの元へ向かっていく。

 

タグレドー「兄貴!」

 

トルバドーを抱えて立ち上がらせる。

 

奏「兄弟揃ったか!!」

 

トルバドーとタグレドーの2人を見て奏は構える。

 

タグレドー「俺たち兄弟が揃えば怖いもの無しだ!!」

 

トルバドー「おう、そうだな弟よ!」

 

トルバドーとタグレドーは奏に構える。

 

マール「お2人共!ここは一旦引き上げます!!」

 

トルバドー・タグレドー「「何ぃ!?」」

 

撤退と聞かされてトルバドーとタグレドーは驚く。

 

これからって時に撤退と言われて驚かないのがおかしい。

 

マール「もうすぐネオ・マキシマ砲が発射されます!」

 

サメ型ナイトメア「巻き込まれる前に退くぞ!!」

 

マールとサメ型ナイトメアはそう言って海底へ続くハッチへ跳んで引き上げていく。

 

トルバドー「ちぃ、それなら仕方あるまい!」

 

タグレドー「この戦いは一旦預けた!まぁ、生きていたらな」

 

トルバドーとタグレドーもそう言ってハッチへ跳び、海底へ引き上げていく。

 

サンジェルマン「なに?」

 

カリオストロ「なんかネオ何とか砲が発射されるとか言ってたわよ」

 

プレラーティ「嫌な予感がするワケダ…」

 

急に引き上げていったマールたちのことを話していると地下にまで届く閃光が辺りを飲み込んだのだった。




永夢「次回をお楽しみに!!」

檀藜斗神「見なければゾンビにしてくれる!ハハハハハハハ!!」

ポッピー「もう!調子に乗らない!!」←ガシャコンバグヴァイザーを出す。

檀藜斗神「あー…」←ガシャコンバグヴァイザーに吸い込まれる。

ポッピー「改めて次回をお楽しみに~!」

檀藜斗神『ここから出せー!!』

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