戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

38 / 1217
よしこ「XD編をやる前にプロローグ的なになりますよー!」

ガウ「がうがう~♪」

よしこ「おぉ!私の美貌に連れられて可愛い子が来たぁ!」

ガウ「がう!?」←声は同じだが違うことに気付く

よしこ「可愛いよ~♪」←撫で回す

ガウ「がう~がうぅ~」←嫌がる

阿久津「嫌がってるだろ!!」←よしこに空手チョップ

よしこ「があぁっ!?」←気絶

阿久津「すまない、同じ声の主人公に謝っててくれ」←よしこ、連行

ガウ「がう~…」←唖然

響「ガウくーん、始まるよー」

ガウ「がうがう~!」


XD・史上最強のブレイブチーム篇
第27話 XD編…でもその前に…


ガウ「がうがう~♪」

 

その日のガウは潜水艦内を走り回っていた。

 

響「待ってよガウくーん!」

 

その後ろから響が追いかけていた。

 

響「お願いだから…服を着てぇぇぇぇぇぇーーーーー!!」

 

叫ぶ響の手には子供用の服が握られていた。

 

いくら背鰭や尻尾があるからと言って国連直轄のタスクフォースに全裸の子供がいたなどと言われれば有らぬ疑いや司令官である弦十郎の責任問題に繋がる可能性があるからだ。

 

……っと言うのは建前で実際は全裸のままいられると響たち女性陣が目の置き場に困ってしまうからだ。

 

ガウ「がうがう~♪」

 

だがガウはそんな事情を知ってか知らずか追いかけっこして遊んでくれていると思っていた。

 

クリス「おっとそこまでだ!」

 

調「もう逃げ場はない!」

 

切歌「覚悟するデース!」

 

ガウの前にクリス、調、切歌の3人が立ち塞がって襲いかかってきた。

 

ガウ「がーうー!!」

 

襲い来る3人を見てガウはなんと壁走りをして回避した。

 

「「「なにぃ!?/デェス!?」」」

 

まさかの行動に3人は床に倒れて驚いた。

 

クリス「野郎…うがっ!?」

 

立とうとしたクリスの背中を響が踏み台にして過ぎて行った。

 

クリス「響、テメェ!」

 

響「ごめん、クリスちゃーん!!」

 

クリス「あとで覚えてろーーーーーー!!」

 

 

 

響「はぁ…はぁ…はぁ…もう、どこに行っちゃったんだろう…」

 

ガウを見失ってしまい、辺りをキョロキョロしていた。

 

翼「ん?立花、何をしている?」

 

そこへ翼が歩いてきた。

 

響「あ、翼さん。実はガウくんに服を着せようとしたんですが…」

 

翼「逃げられた訳か」

 

響「はい…翼さんはなんでここに?」

 

翼「私はマリアと今後の仕事の話をな。そうだ、話が終わったら私とマリアも手伝おう」

 

響「良いんですか?」

 

翼「あぁ、構わない」

 

響「ありがとうございます!じゃあ、私は別の方を捜してきます」

 

そう言って響は走り去っていった。

 

翼「さて…私も行くか」

 

響を見送って翼はマリアのいる部屋に向かっていく。

 

 

 

ガウ「がう…がう…」

 

その頃、ガウはある部屋のベッドに寝ていた。

 

走って疲れてしまい近くにあったこの部屋に入ってベッドに乗るとそのまま寝てしまったのだ。

 

そんなガウに毛布を掛けている人物がいた―マリアだ。

 

マリアが部屋に来るとガウがベッドの上で眠っていた。

 

裸のまま寝て風邪を引いたら可哀想と思い毛布を掛けたのだ。

 

翼「マリア、いるか?」

 

そこへ翼が入ってきた。

 

マリア「いるわよ、翼」

 

翼「ん?なんだガウはここにいたのか」

 

マリア「えぇ。結構疲れてたみたいで私が来たときには寝てたわ」

 

翼「立花たちが捜していたが起こすのは流石に可哀想だな」

 

マリア「そうね」

 

気持ち良さそうに眠っているガウを見てそう話す二人だった。

 

 

 

サンジェルマン「時は来た。革命の準備を始める」

 

カリオストロ「ついに来たのね」

 

プレラーティ「邪魔をする奴らがいれば始末してしまえばいい訳だ」

 

とある場所にて男装の麗人―パヴァリア光明結社の幹部『サンジェルマン』、水色の髪をした女性―『カリオストロ』、眼鏡をかけてカエルの縫いぐるみを持った少女―『プレラーティ』の3人は言う。

 

カリオストロ「さて、最初はどんな世界かしらね」

 

プレラーティ「シンフォギアのような邪魔がいなければ都合という訳だ」

 

サンジェルマン「誰にも革命は止められない」

 

そう言った瞬間、3人の姿が消えた。

 

これがシンフォギアたちの新たな出会いと戦いの幕が上がることとなった。




おまけ

ガウ「がう~」

目を醒まして起き上がる。

マリア「あ、起きた?」

翼「かなり眠っていたな」

ガウに近付く二人。

ガウ「がうがう~」

まだ寝ぼけてるのかマリアの手を引っ張る。

マリア「え?きゃっ!?」

急に引っ張られて倒れるマリアは翼の手を咄嗟に掴んだ。

翼「な、引っ張るな!!」

急に掴まれて翼も倒れる。

響「翼さーん、マリアさーん、ガウくんいまし……」

そこへ響が来て唖然とした。

ガウの上に翼とマリアが乗っている形になっているが事情を知らない響から見れば翼とマリアがガウを無理矢理押し倒し変質な行為をしようとしているに見えた。

翼「た、立花…」

マリア「こ、これには事情が…」

響「し、失礼しました~」

無表情で引き下がる響、そして猛ダッシュした。

翼「いや立花、誤解だぁぁ!!」

マリア「勘違いしたまま行かないでぇぇ!!」

響を追い掛ける二人。

ガウ「がう…がう…がう…」

騒ぎの中心たるガウはまた眠ってしまった。

そして暫く翼とマリアはショタコンであるというのが流れたのだった。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。