戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「もう少しで終わる~」

クリス「長いよな、今回の話」

翼「まあ、たまには良いではないか」


第279話 ガウの怒り

ゴジラ「グルルルルル!!」

 

メールが遂に前へ出ると聞いてゴジラは怒りを露にする。

 

クリスドラゴン「落ち着けガウ!」

 

怒りを露にするゴジラをクリスドラゴンは落ち着かせるが今のゴジラの耳には入らなかった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

怒り任せの放射火炎を発射するゴジラ。

 

巨大メール「ふっ」

 

ゴジラが発射した放射火炎はメールの前にあると思われる見えない障壁に吸収されてしまった。

 

メール「これはお返しだよ!」

 

放射火炎を防いだメールの前に再び障壁が現れると吸収した放射火炎が跳ね返ってきた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

跳ね返ってきた放射火炎にゴジラは吹き飛ばされてしまう。

 

ツバサドラゴン「ガウ!?」

 

マリアドラゴン「ガウの放射火炎を跳ね返した!?」

 

放射火炎を吸収して跳ね返した障壁に驚く。

 

メール「これはまだほんの一部だけど…」

 

体を浮かび上がらせるメール。

 

メール「こんなのもあるよ!」

 

体を浮かび上がらせたメールは複数ボタンのあるボールを出してスイッチを押した。

 

スイッチを押したボールからレーザーのようなのが発射された。

 

サンジェルマン「まずい!2人とも!!」

 

レーザーを見てサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティは三重の障壁を展開する。

 

三重障壁でレーザーは四散させるが衝撃や威力がかなりあるのかサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティは吹き飛ばされそうになるのを堪える。

 

メール「何をしても無駄だ!!」

 

三重障壁で防ぐサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティにメールはそう言うのと同時にレーザーの威力を上げる。

 

「「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」

 

威力を上げたレーザーに三重障壁は破られ、3人は吹き飛ばされてしまった。

 

四散されたレーザーやサンジェルマンたちを吹き飛ばしたあとに地面に着弾したレーザーが辺りを溶かしていた。

 

キリカドラゴン「な、なんて威力デスか!?」

 

シラベドラゴン「あの小さなボールでこんな威力が!?」

 

辺りを溶かしたレーザーに驚く。

 

メール「これがメアボールの力さ!そして僕の力でもあるんだ!!」

 

『メアボール』のスイッチを押して新たなレーザーを発射する。

 

ミクドラゴン「また来た!」

 

ツバサドラゴン「全員散開だ!!」

 

一斉に散開するシンフォギアドラゴンたち。

 

だがレーザーは6本に別れてシンフォギアドラゴンたちそれぞれを追尾した。

 

クリスドラゴン「何!?」

 

マリアドラゴン「レーザーが追尾!?」

 

『きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

レーザーが別れて追尾してきたことに驚いていると全員命中してしまい墜落する。

 

メール「大したことないね、君たちって」

 

嘲笑うようにメールは言う。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

そこへ起き上がったゴジラが放射火炎を発射する。

 

メール「懲りないね、君の攻撃は障壁で防げるんだよ!」

 

障壁に守られながらメールは言う。

 

メール「さぁ、お返しだ!!」

 

障壁から放射火炎が跳ね返される瞬間だった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

障壁が放射火炎を跳ね返す瞬間、ゴジラは右手で障壁を殴った。

 

跳ね返るハズだった放射火炎のエネルギーは出口を塞がれてしまい暴発した。

 

メール「なに!?うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

暴発した放射火炎のエネルギーにメールとゴジラは巻き込まれ吹き飛ばされた。

 

セレナ「ガウくん!!」

 

奏「アイツ、なんて無茶してんだよ!?」

 

放射火炎を吸収して跳ね返すならその跳ね返るエネルギーの発射口を塞げば行きどころを失ったエネルギーは暴発させる。

 

分かっていてもやる者はそうはいない。

 

相手を倒すまではいかずとも大ダメージを与えられるが下手をすれば自身の命が危ない危険な賭けである。

 

だが響を洗脳しているメールへの怒りを露にするゴジラ…いや、ガウには自身の命がどれだけ危険になろうと構わないのだ。

 

ガウ「グウゥゥゥゥ…グルルルルル!!」

 

爆煙が収まると案の定、ゴジラはガウに戻り右手は腕丸ごと焦げて煙が上がっていた。

 

それでもガウの怒りの本能はまだ戦う眼をしていた。

 

メール「やってくれたな…ゴジラ!!」

 

体に傷を負ったメールは怒る。

 

メール「許さない…許さないぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

怒るメールは体を光らせると響の方へ飛び取り込んだ。

 

響を取り込んだメールの姿が変わる。

 

2頭身と小さな体はどんどん巨大化して100Mはあり、右腕はメアボールを取り込み巨大な4本爪となり、胸部の中央には響が磔られていた。

 

メール「お前たち全員、この世界から消してやる!!」

 

巨大化したメールは見下ろしながら言うのだった。




マリア「さあ、本当の最終決戦が始まるわよ!」

切歌「予定通りになればいいデスけど」

調「うん」

未来「では次回をお楽しみに」

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