クリス「あんまり響が主役のイベントって無かったな」
翼「良かったな。立花」
藤尭「で、デカ過ぎる…」
友里「地球のエネルギーでここまで成長したの!?」
地球のエネルギーを吸収して現代に甦った地球竜の巨体に驚く。
地球竜「ギャオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
甦った地球竜はその巨大な翼を広げ、飛翔しようとした。
しかし6本のアーチが引っ掛かり上手く飛翔出来なかった。
マール「いけない!地球竜を飛び立たせてはいけません!!」
響「どういうこと?」
マール「地球竜と地球を繋ぐあのアーチが全て千切れればエネルギーを失った地球は…生物が住めない氷の惑星になってしまいます」
弦十郎「何だと!?」
アーチが全て千切れて地球竜が飛翔するとエネルギーを失った地球が生物全てが住めない氷の惑星になると聞いて驚く。
ツバサドラゴン「地球が氷の惑星に!?」
マリアドラゴン「どうにか止める方法は無いの!?」
マール「アーチが1本でも残っていれば地球竜が吸収したエネルギーは全て地球へ戻るハズです」
クリスドラゴン「つまりはアイツを飛び立たせなきゃ良いんだな!!」
止め方を聞いてクリスドラゴンは飛翔する。
ミクドラゴン「クリス、何をする気!?」
クリスドラゴン「アイツの注意をアタシらに引き付けるんだ!」
そう言ってクリスドラゴンは地球竜へ向かっていく。
キリカドラゴン「アタシたちも続くデス!」
シラベドラゴン「うん!」
クリスドラゴンに続くようにキリカドラゴンとシラベドラゴンも飛翔する。
少し遅れてツバサドラゴンたちも飛翔して行く。
クリスドラゴン「持ってけ全部だぁ!!」
地球竜の顔近くまで飛ぶとミサイルポッドから数十本のミサイルを発射する。
ミサイルが地球竜の頬に命中するが気にも止める気配が無かった。
クリスドラゴン「効かないのかよ!?」
ツバサドラゴン「ならば全員の技を合わせるんだ!」
合流してきたツバサドラゴンたちは一斉に地球竜に攻撃を放った。
だがいずれも地球竜は全く気にも止めなかった。
キリカドラゴン「ドラゴンになってるのに効かないデスか!?」
シラベドラゴン「頑丈過ぎる…」
全く攻撃を通さない地球竜の頑丈さに驚く。
サンジェルマン「ドラゴンだけでは足りないのなら私たちの力も加えなさい!!」
声を聞いて振り向くとラピスを纏ったサンジェルマン、プレラーティ、カリオストロとサンジェルマンたちに抱えられているギアを纏った響、奏、セレナが来た。
地上ではゴジラとジュニアが凍り付いた海の上を歩いていた。
カリオストロ「しかし近くで見るとかなり大きいわね~」
プレラーティ「奴からしたら人間は蟻か微生物なワケダ」
サンジェルマン「そうね」
地球竜を見上げ、抱えられていた奏たちをツバサドラゴン、ミクドラゴン、マリアドラゴンに乗せながらサンジェルマンたちは言う。
奏「見上げ続けたら首が痛くなるなぁ…」
セレナ「でもこのドラゴンさんを止めないと地球が…」
響「何としても止めよう!」
地球竜を止めようと全員が一斉に攻撃を繰り出した。
サンジェルマン、プレラーティ、カリオストロはそれぞれ光弾、激流、光線を。
ツバサドラゴン、キリカドラゴンは刀と鎌から斬撃を。
シラベドラゴンはその斬撃を巨大丸ノコに纏わせて放つ。
クリスドラゴンはミサイルとガトリングガンを掃射。
ミクドラゴンとマリアドラゴンは口と腕から光線。
奏は投擲した槍を大量複製して、広範囲の相手を貫く『STARDUST∞FOTON』を。
セレナはマリアドラゴンの腕からの光線に合わせて二振りの短剣をファンネルのように自在にコントロールして敵を切り刻む『FAIRIAL†TRICK』を。
響はミクドラゴンの口からの光線にドリルナックルの竜巻を合わせて光線竜巻にして放った。
ゴジラとジュニアは同時に放射火炎を発射した。
だが地球竜は全員の攻撃を喰らいながらも全く気にも止める気配が無かった。
そうこうしている内に地球竜と地球とを繋ぐアーチが2本千切れた。
千切れた2本のアーチが凍り付いた海を砕く。
友里「アーチが2本、地球竜から千切れました!」
弦十郎「残り4本か…新・轟天号を浮上させろ!響くんたちを助けるぞ!!」
藤尭「分かりました!直ぐに発進させます!」
マール「皆さん…」
新・轟天号の発進の準備を開始するのだった。
未来「次回をお楽しみに!」
ガウ「がう~♪」