戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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奏「やっとこの話も終わりだー!」

セレナ「長かったですね」

サンジェルマン「ではどうぞ」


第285話 モン・サン=ミッシェルの決戦(後編)

クリスドラゴン「くそっ!アタシらの攻撃が全く効かないのかよ!」

 

ツバサドラゴン「奴の防御力は想像上だな…」

 

マリアドラゴン「だからって気にも止めないなんて…」

 

アレだけの攻撃にも気にしない地球竜に言葉を無くしていく。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ゴジラとジュニアは再び放射火炎を発射して地球竜を攻撃する。

 

放射火炎は地球竜の腹部に命中する。

 

地球竜「グルルルルル…ギャオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

流石に今のは気にしたのか地球竜は雄叫びを上げると怪光線を放ってきた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

ゴジラジュニア「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァン!?」

 

直撃ではないがゴジラとジュニアは余波だけで吹き飛ばされてしまった。

 

リトル「きゅうぅぅぅぅぅ………」

 

ジュニアはエネルギーが遂に切れたのかリトルに戻ってしまった

 

響「ガウくん、リルくん!!」

 

怪光線の余波だけで吹き飛ばされたゴジラとリトルに戻ったジュニアを見て言う。

 

クリスドラゴン「なんて破壊力してんだよ!?」

 

ツバサドラゴン「流石は地球竜っと言ったところか…」

 

マリアドラゴン「感心してる場合じゃないわ!来たわよ!!」

 

地球竜はシンフォギアドラゴンたちにも怪光線を発射してきた。

 

一斉に回避に移る。

 

シンフォギアドラゴンたちが回避している間に新たに2本のアーチが千切れた。

 

新たに2本が千切れて地球竜はシンフォギアドラゴンたちへの攻撃を止めて更に飛翔する。

 

サンジェルマン「まずい!」

 

カリオストロ「残り1本よ~!!」

 

キリカドラゴン「そんなこと分かってるデス!」

 

シラベドラゴン「でも注意が引けられないんじゃ…」

 

地球竜の耐久力の高さの前にシンフォギアドラゴンたちや響たちの技が通じず注意が引けられない。

 

響「この…バカ地球竜!!」

 

『!?』

 

響がらしくない声で叫んだのを見て驚く。

 

地球竜「………」

 

そして地球竜は響の声を聞いて動きを止めた。

 

響「どうしてそこまでするの!シオンちゃんはアナタと家族になろうとしていたんだよ!なのにアナタは地球を滅ぼそうとしてるんだよ!」

 

真剣な顔で響は地球竜に訴えるように叫ぶ。

 

地球竜「ギャオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響の言葉の叫びを聞いて地球竜は口から巨大な泡のようなモノを6つ放った。

 

放たれた6つの泡はシンフォギアドラゴンたちごと響たちを包み込んだ。

 

プレラーティ「な、なんだワケダ!?」

 

奏「くそっ、割れねぇ!!」

 

泡に包まれた面々は慌てる。

 

シンフォギアドラゴンたちと響たちを包んだ泡はどんどん上空へ上がっていく。

 

地球竜「グルルルルル……ギャオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響たちを泡で包んだ地球竜は雄叫びを上げながら体を発光しながら体が丸まって球体になりながら小さくなった。

 

地球竜が小さくなっていくのと同時に残ったアーチに太い光が地面に向かって降りてきた。

 

地面に光が来ると一気に地面を砕きながら辺りを光に包み込んでいく。

 

ゴジラ「グルルルルル!?」

 

太い光が地面を砕いているのを見てゴジラは急いでリトルを抱えるとその場を離脱する。

 

弦十郎「何がどうなっている!?」

 

藤尭「わ、分かりません!レーダーもセンサーをマヒしています!!」

 

まだ飛び立っていなかった新・轟天号のブリッジにて状況が掴めない弦十郎たちは焦る。

 

光は徐々に消えていき、僅か数分で光は完全に消えて代わりにモン・サン=ミッシェル、サン・マロ湾やその周辺は元の姿に戻り朝日が照らしていた。

 

弦十郎「元に戻った…」

 

友里「司令!世界各国で観測された異常寒波が全て消失!天候が元に戻ったそうです!!」

 

弦十郎「地球竜がエネルギーを元に戻したのか?」

 

シオン「では響さんたちは!?」

 

地球竜が消えてエネルギーが元に戻ったが響たちの姿が見えない。

 

消息が分からなくなってしまったと思ったその時だ。

 

『ぶは!死ぬかと思ったぁ!!』

 

地面から黒焦げで頭がアフロになった響たちと響たちと同じ状況で元の人間の姿になっている翼たちが出てきた。

 

マール「響さん!」

 

弦十郎「全員無事だったか!」

 

出てきた響たちを見て言う。

 

サンジェルマン「な、なぜアフロに…」

 

カリオストロ「あーん、せっかく整えた髪が台無し~!」

 

アフロになっていることにサンジェルマンは疑問に思い、カリオストロは髪が台無しになり騒ぐ。

 

響「あれ?み、未来!元に戻ったんだね!」

 

未来「え?あ!本当だ!!」

 

響に言われてドラゴン化していた体が元に戻っていることに気付く。

 

プレラーティ「恐らく地球竜が消えたことで元に戻ったワケダ」

 

未来たちが戻ったことを予測するプレラーティ。

 

ガウ「がうがう~!」

 

リル「かう~!」

 

声の方を見ると羊に乗ったガウとリルが向かって来ていた。

 

しかもガウの背中には何かがあった。

 

響「ガウくん!リルくん!」

 

ボロボロの体だが無事な姿を見せたガウとリルを見て喜ぶ。

 

すると新・轟天号からシオンとマール、そして意識を失って医務室で寝ていたが意識を取り戻したメールが降りてきた。

 

?「テララ~♪」

 

ガウ「がう!?」

 

シオンが来た瞬間、ガウの背中から何かが飛び出してきてシオンに抱きついた。

 

それは見た目はマールやメールに似ているが尻尾がある生き物だった。

 

翼「な、なんだ!?」

 

クリス「小さい…メールたちみたいだな」

 

生き物を見て呟く2人。

 

シオン「もしかして…地球竜…なのですか?」

 

ガウ「がう」

 

シオンの疑問にガウは頷いた。

 

切歌「デデデ!?」

 

マリア「あの巨大なドラゴンが…」

 

調「こんなに小さく!?」

 

ゴジラの100倍以上はあろう巨大なドラゴンであった地球竜が膝までしかない小さな生き物になったことに驚いて声を上げる。

 

マール「恐らく地球竜が地球へエネルギーを返還した際に余った余剰エネルギーから生まれた副産物かと」

 

ガウ「がう!」

 

マールの解説にガウは『それ!』っと言うように鳴いた。

 

響「じゃあ、この子は地球竜の思いやりが詰まった子なんだね」

 

シオン「そうです、そうなのです!この子は地球竜の思いやりが詰まった子なのです!」

 

セレナ「名前は決まってるんですか?」

 

シオン「はい、ずっと前から決めてたのです。この子の名前はテララ。テララなのです!」

 

テララ「テララ~♪」

 

地球竜の思いやりが詰まった小さな生き物『テララ』は嬉しそうにした。

 

テララ「シオン、テララ好き!テララ、シオン好き!」

 

シオン「はい、私もテララが大好きなのです!」

 

互いに抱き合って言うテララとシオン。

 

メール「………」

 

そんなテララとシオンを見てメールは浮かない顔をしていた。

 

ガウ「がう」

 

そんなメールにガウは近寄ると右手を差し出した。

 

メール「な、なんだよ…」

 

ガウ「がう!」

 

差し出した右手でメールの手を繋ぐ。

 

メールは何が何やら分からない状態だった。

 

響「たぶん、ガウくんは今までのことを水に流して仲良くなろうよって言ってるんだよ」

 

メール「なんで…」

 

響「それは…」

 

テララ「テラ~♪」

 

響が話しかけた時、テララがガウとメールに抱きついた。

 

テララ「テララ、ガウ、メール、友達!大の友達!」

 

ガウ「がう~♪」

 

テララがそう言うとガウは笑って頷いた。

 

メール「友達…」

 

響「うん、友達が居れば寂しくはないよ。遊びに来れば遊べるしね」

 

メール「友達…うん、僕たちは友達だ!」

 

テララ「テララ~♪」

 

ガウ「がう~♪」

 

メールの言葉に同意するテララとガウ。

 

その後、事件は新堂会長の根回しで各国は異常気象及びメールやマールとは別の宇宙人の侵略と言う情報操作で方がついた。

 

奏とセレナは自分たちの世界へ帰っていき、メールとマールはシオンとテララと一緒にドラグーン家で暮らすことになった。

 

たまにガウや響たちが遊びに来たりして楽しい日々を送っている。

 

かくして事件は誰1人として悲しき思いをすることなく幕を閉じたのだった。




お知らせ!

響「どうも、立花 響です!」

ガウ「がう!」

響「今回をもちまして『戦姫絶唱シンフォギアAXZ PROJECT G』をお休みします!」

ガウ「がう~」

響「理由は色々ありますが作者さんがリアルで忙しいためです!」

ガウ「がう」

響「今まで応援ありがとうございました。でもまたいつか帰ってくるから待っててね~!」

ガウ「がう~♪」

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