戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第314.5話 ガスドリンカーズVS装者・怪獣王

翼「はあぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

翼の斬撃がオートマシン数体を両断する。

 

ウインスキー「ヒャッハー!!」

 

翼がオートマシンを両断したところで大振りのナイフ―『ピラニアナイフ』を2本振り上げたウインスキーが攻めてきた。

 

翼「むっ!!」

 

攻めてきたウインスキーの二刀を翼はアームドギアとファンネル型のギアで防御した。

 

ウインスキー「キヒヒヒ!切り刻んでやるぜぇ!!」

 

防御されながらもウインスキーは言いながら翼から距離を取る。

 

翼「ガスドリンカーズの剣士か。ならば防人として真っ向から行かせてもらう!!」

 

二刀のピラニアナイフを刀と思った翼はウインスキーに言う。

 

ウインスキー「そっちがその気でも、俺はそうじゃないんだよ!」

 

真っ向から向かっていく翼に対してウインスキーは数体のオートマシンを突撃させた。

 

翼「どれだけ来ようと!」

 

突撃してくるオートマシンたちをファンネルのギアとアームドギアで両断して倒す。

 

ウインスキー「ヒャッハー!!」

 

翼が突撃してきた最後のオートマシンを両断した時、その陰からピラニアナイフを構えたウインスキーが振り下ろしてきた。

 

翼「くっ!!」

 

振り下ろされたピラニアナイフを翼はガードが間に合わないと踏んで、回避する。

 

ウインスキー「逃がすか!!」

 

回避する翼をウインスキーは追撃する。

 

翼「追撃など読めている!」

 

追撃してきたウインスキーを翼はファンネルのギアを飛ばして攻撃する。

 

ウインスキー「そんなの効くか!!」

 

ファンネルのギアを弾いてウインスキーを追撃を続ける。

 

翼「あれが本命と思うな」

 

ウインスキー「何!?」

 

ウインスキーがファンネルのギアを弾いている隙に翼が攻めかかってきた。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーッ!!」

 

隙ができたウインスキーに翼が一閃を喰らわせる。

 

ウインスキー「ぐあッ!!」

 

翼の一閃を喰らい、ウインスキーは着地してすぐに膝を付く。

 

ウインスキー「こ、小娘が!」

 

斬られたウインスキーは懐からカプセルを2つ出すと1つを捨てて残った1つを破壊すると中から自動車が出現した。

 

自動車が出現するとウインスキーは乗り込んで走り出すとUターンして翼に向かった。

 

翼「くっ!!」

 

向かってくるウインスキーの車を回避する。

 

ウインスキー「逃がすかよ!」

 

回避する翼を追撃するウインスキー。

 

翼「うわっ!!」

 

追撃するウインスキーを翼はまた回避する。

 

翼(何とかしなければ……ん?)

 

自動車で攻撃するウインスキーをどうにかしようと考えていると翼の目にあるものが映った。

 

ウインスキーが捨てたカプセルだ。

 

翼「一か八か!」

 

賭けに出る翼はカプセルを取って破壊した。

 

破壊したカプセルから出てきたのはバイクであった。

 

翼「これならば!」

 

バイクに乗り、エンジンを動かして翼はUターンして向かってくるウインスキーに走らせる。

 

ウインスキー「引き殺してやるぜ!!」

 

自動車の速度を上げるウインスキー。

 

翼もまた、速度を上げて向かう。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーッ!!」

 

最大速度になって翼はバイクに曲乗りするとアームドギアを構えて蒼ノ一閃を繰り出した。

 

ウインスキー「なにぃ!?ぐあああああああああああああああああ……………」

 

蒼ノ一閃により、自動車ごと両断されたウインスキーはそのまま自動車と共に爆発した。

 

翼「ふう…なかなかいい機械だ」

 

ウインスキーを倒した翼は乗りなおすと速度を落として止まるとバイクに向かって言う。

 

 

 

ブランデル「喰らえ!!」

 

リザードバズーカで砲撃するブランデル。

 

クリス「くそっ!」

 

砲撃を回避しながらクリスは銃撃するがブランデルはリザードバズーカを盾にして防いだ。

 

クリス「なんつー、強度してんだよ!そのバズーカは!!」

 

銃撃を防いでも全く爆発しないリザードバズーカを見て言う。

 

ブランデル「そんなヒョロ弾で爆発するほど、このリザードバズーカの強度は甘くないんだよ!」

 

クリス「流石は宇宙犯罪者だな」

 

ブランデル「誉めたところで何もないぜ!!」

 

クリス「誰が誉めるか!!」

 

ブランデルの砲撃とクリスの銃撃の閃光が瞬く。

 

クリス「コイツを喰らえ!!」

 

腰部アーマーを展開し、追尾式小型ミサイルを発射する『CUT IN CUT OUT』を繰り出した。

 

ブランデル「そんなもの!」

 

CUT IN CUT OUTをブランデルはリザードバズーカを連射して撃ち落とした。

 

撃ち落とされた影響で辺りは爆煙に包まれた。

 

ブランデル「小生意気な真似を…どこに行きやがった?」

 

爆煙に包まれて視界をゼロにされてブランデルは辺りを見回した。

 

するとブランデルの後ろからレーザーが発射されてきた。

 

ブランデル「おっと、そこか!」

 

レーザーを回避してブランデルはリザードバズーカを向ける。

 

ブランデル「死ね!!」

 

リザードバズーカのトリガーを引きかけた時だ。

 

クリス「お前がな!!」

 

ブランデルがリザードバズーカを向けている方角以外の二方向からもレーザーと弾丸が飛んできて強襲した。

 

ブランデル「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

強襲されたブランデルはリザードバズーカをダメージの弾みで落としてしまった。

 

ブランデル「ぐっ…な、なぜ…他の方向から…」

 

爆煙が晴れるとブランデルの疑問は解けた。

 

リザードバズーカを向けていた方向にはクリスではなく、クリスの纏うギアのファンネルだけで、他の二方向の1つにクリスがいた。

 

ブランデル「変化した…力を…やられ…た…ぜ…………」

 

クリスの戦法の種を理解したブランデルは仰向けに倒れ、時間差で爆発した。

 

クリス「射撃ならアタシが1番なんだよ」

 

 

 

ウインスキーとブランデルが倒された時、地上でも決着が着こうとしていた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラの尻尾攻撃が両腕をもぎ取られたキラータンクの腰辺りに命中し、転倒させる。

 

ジーン「くっ、何て強さだい!?本当に地球の生き物かい!?」

 

コックピットにてジーンはゴジラの強さに驚いていた。

 

戦いが始まって直ぐに格闘戦となり、両腕をもぎ取られ、さらに100Mはある巨体に似合わず俊敏な動きに翻弄されていたのだ。

 

ジーン「でも、ここまでやられっぱなしじゃ、ガスドリンカーズの名が泣くよ!!」

 

キラータンクの体勢を戻してジーンは言う。

 

ジーン「全エネルギー臨界!」

 

コックピットの端にあったパネルをいじるとキラータンクのエネルギー炉を暴走させる。

 

ジーン「キラータンク諸とも吹き飛んでもらうよ!!」

 

エネルギー炉を暴走させて、ジーンはキラータンクをゴジラに向けて走らせる。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

向かって来るキラータンクにゴジラは放射火炎を発射するが、全て避けられてしまう。

 

ジーン「死ね、怪獣!!」

 

キラータンクがゴジラの目と鼻の先に迫ったその時だ。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラが真下に向かって放射火炎を発射した。

 

真下に発射された放射火炎を推進剤の代わりにしてゴジラは空中に飛翔、体操選手のように体を捻り、体勢を整えてキラータンクの真後ろに着地した。

 

ジーン「なに!?」

 

飛翔して真後ろに着地したゴジラにジーンは驚く。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

方向転換する前にゴジラは放射火炎を発射、キラータンクの胸部を貫いた。

 

ジーン「あああああああああああああああああああああ……………………」

 

放射火炎に貫かれた胸部がコックピットだったのかジーンは悲鳴を上げながら呑まれた。

 

胸部を貫かれたキラータンクはバチバチと火花を散らすと爆発した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

雄叫びを上げて勝利を言うゴジラだった。


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