戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

431 / 1283
ガウといろいろな人(立花家編2)

ガウ「くわ~…」

 

欠伸をしながらガウは縁側にて日向ぼっこしていた。

 

立花家に泊まりに来て既に3日が経過していた。

 

初日は響と洸のポンコツコンビの提案で山にカブト狩りに行ったがハチミツを全身塗りたくったゴリラみたいなおじさん。

 

なぜか木にマヨネーズを塗りたくるV字で目付きが悪いタバコを吸ってるお兄さん。

 

巨大カブトムシに扮して木に張り付いているお兄さんがいたり。

 

途中から来た死んだ魚の目をした銀髪天パとチャイナ服を着た少女と人間を掛けたメガネ(?)とさっきの人たちが1匹のカブトムシを巡って戦闘になって山一つが赤く染まった。

 

因みにそのカブトムシはリルがえらく気に入ってらしく離れようとしないので元の飼い主『しょーちゃん』に直談判して譲ってもらった。

 

後々知ったがリルを気に入ったカブトムシは日の下だと黄金に輝いていてY◯u◯ub◯に投稿しようとした洸をガウが締め上げて近くの畑のカカシにした。

 

2日目は海に行くことになり、近くの浜に遊びに行った。

 

響にリルを任せてガウは洸が色目使わないようにと響の

 

母に言われて穴を掘り、洸を首から下を埋めて目隠しして放置した。

 

何か文句を言ってたが無視して響たちと遊んだ。

 

疲れきって眠ったリルを響が抱えて夕陽が赤く染める道を歩いて帰ったがその晩になって洸を置いてきたのに気付いた。

 

翌日、迎えに行ったら蚊や蟹にやられてあっちの迎えが来かけてたのでたまたま近くを通りかかったフランケンシュタインみたいに継ぎはぎの顔に、髪半分が白髪の無免許医師と群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが武器であるフリーランスの女医に治してもらった。

 

法外な請求書は流石に立花家には無理なのでガウが代わりに赤珊瑚と天然のブラック真珠で支払った。

 

3日目は近くの神社で行われた祭りに行った。

 

初めての祭りにリルは大興奮していて楽しそうにしていた。

 

ただあまりにも楽しすぎて迷子になってしまった……響が。

 

迷子になってしまった響を探していると奏にそっくりな声をしたメガネの少年と頭の髪が角みたいな女性が追い掛けていた3人組のひったくり犯にリルが人質にされたのにキレたガウがリルの首にナイフを当てていた犯人の首に持っていたヨーヨーで締め上げて意識を奪い、リルを解放したあともう1人の犯人を女性が空手で一撃KOした。

 

残った最後の犯人はメガネの少年が腰のベルトのバックルからサッカーボールを出して光っている右足で思いっきり蹴って顔面に当てて撃破した。

 

ガウとリルがとんだ騒動に巻き込まれている時に響は屋台という屋台を全制覇していた。

 

それを知った響の母とその他大勢の響の知り合いから響は大目玉を喰らってしまったのだった。

 

そして今日は響とリルはカブトムシの散歩に、祖母は何でも何かの同好会があり、母は買い物に行っている。

 

つまり、家にはガウと洸のみである。

 

今日くらい何もしないだろうとガウは日向ぼっこをしている。

 

そんなガウの横に洸がドスンと座ってきた。

 

ガウ「?」

 

横に座ってきた洸にガウは不思議に思っていた。

 

洸「君が…響を守ってくれていたんだな。俺はこんなんだから響や家族に迷惑をかけてきた。でもあの一件以来、俺がどうあるべきか決めた。父親として一家の主として、もう家族を見捨てない。どんな困難にも逃げ出したりしない。響の帰ってくる所は俺が守る。だから、響を…俺の娘を頼む」

 

ガウ「…………」

 

日向ぼっこで寝ていると思って独り言なのだろうがガウはちゃんと聞いていた。

 

ガウ「がう……」

 

何を今更と思っていたが改めて頼まれたのだからガウは小さく鳴いた。

 

同じ父親同士だから分かるのだ。

 

家族の大切さとそれを守る責任感を。

 

そんなことを思いながらガウは洸の言葉に少しだけ見直したのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。