第317話 大晦日の大反省会&新年の祝いの声
弦十郎「えー…それでは大晦日、響くんの大反省会を始める」
司会を勤める弦十郎が言うと翼とクリスが響を連行してきて、椅子に座らせた。
響「あ、あの~…なにがなんだかさっぱり分からないんないんですけど……」
理由が分からない響は聞く。
弦十郎「理由が分からないのか?」
響「はい、全く」
翼「よく思い出してみろ」
クリス「今年、お前がいったい何をしたか分かるか?」
響「え~っと…何かしたかな?」
マリア「忘れたなら教えてあげましょう」
調「今年、響さんがやったこと…それは」
切歌「器物損害デス!」
響「へ?」
クリス「お前、今の今まで色々な物を壊してただろ」
翼「それも、ガウに立花以外の女性がいるときに限ってだ」
宇宙化け猫 ミー→電柱・壁
破壊方法:砕く
ファーファ→S.O.N.G.本部の壁
破壊方法:殴り壊す
宇宙鳩 ローラン→カフェのテーブル・壁
破壊方法:粉砕
ダークエルフのウァラ、リモーレ、ジェラレ、マルバ→廃工場全壊、ウァラたちの私物全損
破壊方法:大暴れ
マッサージ店店長 レオーネ→創世を全治3ヶ月及び殺人未遂
我那覇 響→我那覇の家及び周辺に全&中壊&殺人未遂
クリス「もはや軽いテロリストだな」
響「いや~、ははは…」
マリア「誉めてないから照れない」
響「はい…」
切歌「っていうか、2件ほど殺人未遂が入ってるデス」
調「創世先輩…あの時、全身包帯だらけだったのって響さんが原因だったんだ」
響「いや~、あれはバッティングしてて…」
翼「安藤をバット代わりにしていたのだろ?」
響「ぎょッ!」
クリス「はあ…なにやってんだよ…」
弦十郎「その都度、政府から医療費が流れているんだ。少しは加減してくれ」
響「だって…ガウくんが他の女の子といると、その…凄く心がムカムカするんです……」
クリス「それは嫉妬だろ」
響「そうともいう」
翼「そうとしか言いようがないんだが…ともかく、立花のおかげで政府とS.O.N.G.の経済は火の車の状況なんだ」
響「わ、私にどうしろと?」
弦十郎「決まっている」
『反省して、来年は破壊行動を自粛しろ!!』
響「ひ~!」
響が反省会をしている時、ある意味で原因の一端であるガウは日本の世界遺産の山―『富士山』にリルと来ていた。
周囲には怪獣島の怪獣たちと世界各地にそれぞれ縄張りを有している怪獣たちが勢揃いしていた。
リル「かう、かうかう~!」
訳:パパ、もうすぐだよ~!
ガウ「がう。がう、がうがう?」
訳:うん。みんな、準備万端?
怪獣たち『ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
訳:準備万端です、我が王!!
ガウ「がう~!がう!」
訳:それじゃあ!3!
リル「かう!」
訳:2!
怪獣たち『ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!』
訳:1!
「「『ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』」」
訳:0!
ガウ・リル「「がう、がうがう/かう、かうかう!!」」
訳:新年、明けましておめでとう!!
怪獣たち『ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
訳:おめでとうございます!!
富士山の麓にてガウとリル、怪獣たちは新年を祝いの声を上げる。
その声は地球全体だけでなく、宇宙や並行世界にも届いていた。
宇宙のとある場所
ミー「あ!」
ローラン「ガウくんの声だね」
ミー「あ~ん、宇宙まで聞こえるなんて。流石は私のダーリン♪」
ローラン「私の王子様♪」
マッサージ店 百獣王
レオーネ「おっ、今のはあの子のこえかな?いい声だな、全く」
レオーネ(アカメたちも元気してるかな?)
レオーネ「さあて、今日も頑張りますか~!」
東京湾の埋め立て地 特車二課
野明「ねえ、今のって…」
遊馬「ゴジラの声だな」
熊耳「確か、富士山の麓で怪獣たちの新年の祝いをしてたわね」
太田「世界遺産で宴会とは、贅沢な身分だな」
進士「まあ、怪獣ですから」
山崎「そうですよ」
後藤(ここまで聞こえるってどんだこ大きな声だしたのかな)
ハイパーレスキュー 機動救急警察本部
ゴウ「今の声って」
ミコト「怪獣王の声だよね!」
ジン「もう新年だしね」
タイガ「もうか…さしずめ、怪獣たちの祝いの声だな」
765プロダクション事務所
我那覇「お、今のはガウ蔵の声!」
P「また、生き物増やしたのか?」
我那覇「あはははは…まあ、そんな感じだぞ」
P「ほどほどにしとけよ、全く」
フランス・パリ
シオン「今のは…」
テララ「ガウの声テラ~!」
マール「新年の祝いの声ですね」
メール「ああ、そうだね」
並行世界:史上最強のブレイブチーム獣電戦隊 キョウリュウジャーの世界
ダイゴ「おっ、ガウたちの声が聞こえたぜ!な、ガブティラ」
ガブティラ「ギャアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォン!!」
並行世界:ひだまりを失った響の世界
グレ響「あ…」
未来「どうしたの?」
グレ響「今、あの子の声が聞こえた…」
未来「あの子って、怪獣王の?」
グレ響「うん」
並行世界:セレナが生きている世界
セレナ「あ!」
ナスターシャ「あなたも聞こえましたか?」
セレナ「はい。ガウくんの声が」
ナスターシャ「そうですね」
並行世界:シャロンのいる世界
シャロン「あ、ガウくんの声!」
八紘「時空を越えて聞こえるとは…」
同世界のとある場所
ドギー「お、この世界まで聞こえるとは、さすが怪獣王だな」
並行世界:史上最弱のブレイブチーム2114年の獣電戦隊 キョウリュウジャーの世界
ダイ「あ、ガウくんの声だ!」
ミニティラ「ギャアァァァァァァァァァンギャアァァァァァァァァァン!」
並行世界:M78星雲ウルトラの星
セブン「む、怪獣王の声か」
マン「宇宙を越えて聞こえるとは…」
ジャック「流石は怪獣王だ」
エース「ええ、祝いの声ですね」
タロウ「もう、新年ですね」
ファイヤーヘッド「新年になったとは言え、まだまだ宇宙の悪はいる。我々も気を引き締めて、宇宙のバランスを守ろう…って『ファイヤーヘッド』は止めて!私はゾフィーだから!!」
並行世界:ヘヴィーオブジェクト 正統王国第37機動整備大隊
クエンサー「ん!?い、今の声って…」
ヘイヴィア「あ、ありえないだろ…ここ、アイツらからしたら異世界だろ?」
フローレイティア『なに現実逃避してるのよ、今のは完璧な怪獣王の声でしょ』
ミリンダ『うん、わたしにもきこえたよ』
クエンサー「マジか…」
ヘイヴィア「異世界にまで届く声って、生物の枠越えてるだろ…」
並行世界:ポプスト
ファーファ「あ、ガウの、こえ!がう~!」
先生※「どうした、ファーファ」
※先生はプレイヤーです。
ファーファ「せんせい、ファーファの、トモダチの、こえ、きこえた!」
先生「もしかして、異世界のか?」
ファーファ「うん!」
並行世界:ウルトラマンジード
リク「あ!」
ペガ「リク、聞こえた?」
リク「うん、聞こえた!」
レム『怪獣王 ゴジラの声ですね』
ライハ「時空を越えて聞こえるなんて…」
モア「生き物の枠越えてるね…」
レイト「怪獣王でしたからね」
異世界:とある村
ウァラ「あ、ガウの声だ」
リモーレ「え?聞こえた?」
ジェラレ「さあ?」
マルバ「ウァラちゃん、大丈夫?」
ウァラ「恋の力だよ」
「「「え?」」」
並行世界:女占い師が治める町、迷路町
『あ!』
千矢「今の聞こえた?」
紺「この声って…」
ノノ「ま、前に小梅ちゃんが呼び出した子の声だよね?」
小梅「元の世界に帰ったんじゃないの?」
千矢「でも聞こえたよ~!」
並行世界:最弱無敗の神装機竜 アティスマータ新王国
ルクス「あ、リーシャ様!今のって」
リーシャ「ルクスも聞こえたか。今のはアイツの声だな」
ルクス「近くにいるんですかね?」
リーシャ「いや、私たちにしか聞こえてないようだからかなり遠いとこからだろうな」
ルクス「そうですか。また会えますよね」
リーシャ「会えるだろうな、きっと」
並行世界:怪獣の魂を宿した少女たちの世界 怪獣娘
アキ「あ、今のって…」
レイカ「彼の声ですね」
ミク「怪獣王の声って別世界からでも聞こえるんだね…」
アキ「ある意味で凄いね」
並行世界:数多の食材がある世界
トリコ「お、今の声は!」
小松「ガウくんの声ですね、トリコさん」
トリコ「ああ、めでたい日に良いのが聞こえたな!」
小松「はい!」
並行世界:人理継続保障機関フィニス・カルデア
ぐだ子「お、今の声は」
マシュ「ガウくんの声ですね、先輩」
ぐだ子「そうだね、ここまで聞こえるなんて」
マシュ「はい、流石ですね」
並行世界:椚ヶ丘中学裏山 3年E組校舎
殺せんせー「にゅ?今のは…」
渚「怪獣王の声だ」
業「こんな別世界まで聞こえるなんて、規格外過ぎでしょ」
殺せんせー「ヌルフフフフフ、怪獣王の声はある意味で幸運かもしれませんね~」
並行世界:ウルトラマンザージス
零「お、今のは…」
六花「どうしたの、零」
零「なんでもねーよ、りつ姉」
並行世界:ミッドチルダ 八神家
リュイ「あ…いまの…」
シグナム「どうかしたか、リュイ?」
リュイ「えっと…しぐまま…おともだちの…こえ…した…」
シグナム「そうか、良かったな」
リュイ「うん♪」
様々な場所や並行世界の全ての世界にいる住人たちはガウたちの新年の祝いの声が聞こえたのだった。
新年、明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!
今年2019年も、ガウたちは大暴れしまくりますよー!
響「お楽しみに~!」
ガウ「がうがう~!」