戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第325話 自称大和制圧作戦 中編(突入)

お台場に自称大和が現れて4時間後、動きがあった。

 

自称大和がお台場内をさらに進行したのだ。

 

だがその先の湾を3隻のイージス艦が壁となり塞ぎ、後ろからあなごとS.O.N.G.の本部である潜水艦が自称大和の電波妨害の範囲外ギリギリの距離を取り航行する。

 

藤尭「本艦とイージス艦あなご、自称大和の電波妨害領域外ギリギリを航行中」

 

友里「これより、イージス艦あなごによる最終勧告が行われます」

 

弦十郎「自称大和が最終勧告を無視した場合、自称大和制圧作戦を開始する。みんな、準備はいいか?」

 

響『はい、いつでもいけます!』

 

画面に映る響、クリス、翼の3人を見ながら弦十郎は言う。

 

 

 

「艦長!自称大和、第2航路海底トンネル海上を抜けました!」

 

武藤「わかった…」

 

自称大和が海底トンネル海上を抜けて最終勧告を自称大和に行っていた武藤は言う。

 

武藤(最終勧告も無視か…仕方ねぇ…それが自称大和(オマエ)の答えでいいんだな…オレは日本国が自衛の最善策としたこの作戦任務を遂行するぞ…海上自衛官として!!)

 

最終勧告を無視する自称大和に武藤は自称大和を沈める覚悟を決める。

 

 

 

藤尭「自称大和、東京ゲートブリッジ200Mまで接近!」

 

友里「あなごによる垂直ミサイル発射許可、東京ゲートブリッジ30Mで発射します!!」

 

藤尭と友里の2人があなごのミサイル発射までの距離を伝える。

 

 

 

「自称大和、東京ゲートブリッジまで30M!!」

 

自称大和が東京ゲートブリッジにまで30Mまで接近することを報告する。

 

塚本「垂直ミサイル、発射ぁ!!」

 

報告を聞いて塚本は垂直ミサイルの発射スイッチを押した。

 

甲板のミサイル発射菅から4発の垂直ミサイルが発射された。

 

発射された垂直ミサイルは東京ゲートブリッジの左右に命中、落橋させて自称大和の艦首を破壊した。

 

東京ゲートブリッジの落橋により、動きを封じられた自称大和の周りからボートに乗った海自特別警備隊と海保特殊部隊が自称大和に向かう。

 

遅れてS.O.N.G.の潜水艦から短距離型のミサイルを発射、高度900Mでミサイルの先端が分裂して中からギアを纏った響たちが飛び出して自称大和に着地した。

 

響たちが着地して同時にボートから海自特別警備隊と海保特殊部隊が乗艦する。

 

響「これが自称大和…」

 

翼「流石は世界最大級の戦艦だ…デカいな…」

 

クリス「あぁ。だがアタシたちがいるからにはどんなに乗組員がいようと関係ないけどな」

 

乗艦した海自特別警備隊と海保特殊部隊が自称大和の砲に爆弾を仕掛けている中、響たちは自称大和の大きさに圧倒されていた。

 

滝藤「シンフォギアの皆さん!爆発物の設置が完了しました。これより、自称大和内部に突入します!」

 

翼「分かりました!行くぞ、2人とも」

 

響「はい!」

 

クリス「おう!」

 

海自特別警備隊と海保特殊部隊が自称大和の武装46cm主砲3基9門、15.5cm副砲2基6門、12.7cm高角砲12基24門の主な武装に爆発物を仕掛け終わったと前の自称大和調査潜入部隊にいた『滝藤』から聞いて響たちは突入準備に入る。

 

突入する班は3つ主砲塔、副砲塔、高角砲塔である。

 

響たちはそれぞれ1人ずつ入ることになる。

 

響「ねぇ、ずっと気になってたんだけど…」

 

クリス『んだよ、こんな時に』

 

響「これだけ大きい船なのに人の気配が全くしないんだけど…」

 

翼『立花もか、実は私もそれを気にしていた』

 

クリス『確かに言われてみれば人っ子一人の気配もしないな』

 

全長260Mはあろう超弩級戦艦である自称大和に人の気配がないことを感じて警戒する。

 

翼『前回は催眠ガスで眠らされたらしいが…今回はどうなるか…』

 

クリス『とにかく突入しないことにはまだ分からないだろ』

 

響「うん…そうだね」

 

滝藤「これより、艦橋内部に突入します!」

 

艦橋内部に突入する滝藤たちと響であった。


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