戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第34話 ガウの決意

ガウ「が…がう…」

 

ガウは目を覚ますとスピリットベースの一室に寝かされていることに気付く。

 

ガウ「がう…がう~」

 

同時に響たちがいないことに気付きスピリットベース中を捜し始めた。

 

?「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

ガウ「がう?」

 

聞こえてきた恐竜の鳴き声に反応するガウ。

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

鳴き声の主―獣電竜の中でも特に巨大な体格を持ち全獣電竜の要であるブラキオサウルスの獣電竜『ブラギガス』が何かを言うように鳴く。

 

ガウ「がう、がうがう!」

 

ブラギガスの言葉(鳴き声)を聞いてガウはお願いするように鳴いた。

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

首を横に振って鳴くブラギガス。

 

ガウ「がうがう、がうー!がうがうー!!」

 

ブラギガスに断られてガウは必死になってお願いするように鳴く。

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

再度首を横に振って鳴く。

 

ガブティラ「ギャアァァオォォォォォォォン!!」

 

そこへガブティラが鳴いて乱入してきた。

 

ガブティラ「ギャアァァオォォォォォォォン!!」

 

ブラギガスを説得しようとガブティラは鳴く。

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

ガブティラの説得にブラギガスは答えようとしなかった。

 

パラサガン「ブオォォォォォォォォォォォン!!」

 

ステゴッチ「ガアァァァァァオォォォォォン!!」

 

ザクトル「ギャオォォォォォォォォォォォ!!」

 

ドリケラ「グアァァァァァオォォォォン!!」

 

プテラゴードン「ギャアアァァァァァァァァァン!!」

 

そこへガブティラに加えてパラサガン、ステゴッチ、ザクトル、ドリケラ、プテラゴードンの5体も加わってブラギガスを説得しようとした。

 

ブラギガス「グルルル……ギャオォォォォォォォォォォォ!!」

 

渋々承諾するようになくブラギガス。

 

ガウ「がうがうー!!」

 

ガブティラたちや渋々とはいえ承諾したブラギガスにお礼を言うように鳴くガウ。

 

 

 

ヒョウガッキー「ヌウゥゥゥゥ、ブリザード!!」

 

両腕からヒョウガッキーは猛烈な突風を伴う吹雪を繰り出した。

 

ブラック「うおっ!?」

 

クリス「くっ!?」

 

吹雪を喰らってブラックとクリスの下半身が凍ってしまい身動きを封じられてしまった。

 

ヒョウガッキー「喰らえ、ツララミサイル!!」

 

爪部分から氷柱を造り出すとブラックとクリスに向かって発射した。

 

ブラック「喰らうかよ!パラサショット!!」

 

ブラックはパラサショットからビームを、クリスはボウガンをバスターライフルに変化させて氷柱を破壊する。

 

ヒョウガッキー「かかったな?」

 

ブラック「なんだと?」

 

ヒョウガッキー「アイスソーン!!」

 

ヒョウガッキーが言うと破壊した氷柱から鞭のようにしなやかなのが現れたかと思いきや茨のような刺が延びてきた。

 

ブラック「うおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

クリス「くあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

延びてきた刺に攻撃されてブラックとクリスは吹き飛ばされる。

 

 

 

ウイルスン「ポイズンレーザー!!」

 

三ツ又の槍から毒々しい紫色をしたレーザー―『ポイズンレーザー』を発射した。

 

ブルー「ステゴッチシールド!!」

 

ステゴッチシールドでポイズンレーザーを弾くブルー。

 

ピンク「ドリケランス!!」

 

ブルーがステゴッチシールドでポイズンレーザーを弾いている内にピンクがドリケランスで攻撃する。

 

ウイルスン「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉ……」

 

ドリケランスがウイルスンの体を貫いたかと思われたが瞬間、ウイルスンの体が溶けてしまった。

 

溶けて液体になったウイルスンは2つに別れて姿を現した。

 

ウイルスン「「ウイルスン・ノイズ、再び参上!!」」

 

2体になってブルーとピンクの前に現れた。

 

ピンク「嘘、増えた!?」

 

ブルー「そんなバカな!?」

 

増えたウイルスンに驚く。

 

ウイルスン「「喰らえ、ツインウイルスンビーム!!」」

 

ブルー「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ピンク「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

目から繰り出された『ツインウイルスンビーム』を喰らってブルーとピンクは吹き飛ばされる。

 

 

 

マッドトリン「魔剣!マッドネスブレイブ!!」

 

シルバー「トリニティーストレイザー!!」

 

マッドトリンの『マッドネスブレイブ』とシルバーのトリニティーストレイザーがぶつかり合う。

 

シルバー「ぐっ…」

 

ぶつかり合っていたがマッドネスブレイブが圧し始めていた。

 

グリーン「まずい、二人とも!トリンに加勢だ!!」

 

ゴールド「承知した!」

 

翼「分かりました!」

 

グリーン「斬撃無双剣・トリニティーストレイザー!!」

 

ゴールド「雷電斬光!!」

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

圧され始めたシルバーにグリーンの『斬撃無双剣・トリニティーストレイザー』とゴールドの最大必殺剣である『雷電斬光』と翼の大型化させたアームドギアを振るい、巨大な青いエネルギー刃を放ち標的を両断する『蒼ノ一閃』がトリニティーストレイザーに合わさりマッドネスブレイブを相殺させた。

 

マッドトリン「ふん、相変わらず強力な剣撃だな。なら、これならどうだ?」

 

トライアングル状の斬撃を飛ばしてきた。

 

マッドトリン「マッドネスストレイザー!!」

 

シルバー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

グリーン「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゴールド「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

翼「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マッドトリンの『マッドネスストレイザー』を喰らいその場に倒れるシルバー、グリーン、ゴールド、翼は吹き飛ばされる。

 

 

 

ナガレボーシ「ギランギランだー!!」

 

タイリョーン「光線じゃけん!!」

 

ナガレボーシは腰にあった球―隕石を1個取って上へ投げると隕石は複数に分裂、さらに巨大化して落下してきて、タイリョーンは銛型の武器から光線を発射した。

 

レッド「んなもん、全部砕いてやるぜ!」

 

跳躍して光線をかわしたレッドと響は隕石に向かっていくが…

 

ナガレボーシ「いままでの技と同じと思ったら大間違いだ!!」

 

ナガレボーシがそう言った瞬間、隕石と光線が曲がって二人の側面及び背中に命中した。

 

レッド「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

響「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

隕石攻撃を喰らってレッドと響は墜落してしまった。

 

そこへ吹き飛ばされてしまっていたブルーたちと翼たちが転がってきた。

 

同時にレッドたちの変身が解けてしまった。

 

残った隕石は辺りのビルなどに衝突すると赤い塵へと崩れ果て、分解する。

 

ナガレボーシ「素晴らしいぞ、アルカ・ノイズの力!そしてゼツメイジャーよ!!」

 

拍手しながら言うナガレボーシ。

 

その周りにマッドトリンたちが集まる。

 

ダイゴ「アルカ・ノイズとか言うやつらの力でパワーアップしてやがるのか!?」

 

マッドトリン「その通り」

 

ヒョウガッキー「なかなか素晴らしい力だぞ」

 

タイリョーン「自分、気に入ったじゃけん!」

 

ウイルスン「他世界のウイルスみてーなが癪だが、なかなか良いぜ」

 

口々に言う。

 

ナガレボーシ「そろそろ止めだ!」

 

ダイゴたちキョウリュウジャーと響たちシンフォギア装者に止めを刺そうと近付くナガレボーシたち。

 

その時…

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォ!!」

 

そこへブラギガスが現れて頭の冠を光らせてダイゴたちを回収し、代わりにガウがその場に現れた。

 

ガウ「がうがうー!」

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

ガウとブラギガスは互いに何かを言い合う。

 

ブラギガス「ギャアァァオォォォォォォォォ!!」

 

話終わったブラギガスは反転してその場を離れ始めた。

 

ガウ「がうがう…」

 

ブラギガスの背中を見ながらガウは微笑むとナガレボーシたちの方を向くと睨み付けた。

 

しかしその相手はナガレボーシたちではなくただ一人だった。

 

シュラガイン「来たか…待っていたぞぉ!ゴジラザウルスゥゥゥゥーーーーーーーー!!」

 

ガウ「がうがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

互いに因縁のある相手に一直線に向かっていった。


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