戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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クリス「やっと後編か」

響「まあ、しょうがないよ。イベントで忙しかったみたいだしさ」

翼「基本的に遊び人だろう、作者は」

ガウ「がう、がうがう!」
訳:それでは、どうぞ!


第326話 自称大和制圧作戦 後編

弦十郎「響くんたちはどうなっている?」

 

藤尭「現在は三方向から内部に突入、自称大和内部の乗員捜索が行われていますが…」

 

弦十郎「まだ発見できないか」

 

藤尭「そのようです…」

 

いまだに自称大和内部に突入した海自特別警備隊と海保特殊部隊と響たち3人からの自称大和乗組員が1人として発見されたという報告がないと察する。

 

すると発令室のドアが開いてマリア、切歌、調、ガウが入ってきた。

 

マリア「捜索は難航しているみたいね」

 

入ってくるなり、マリアは図星を言う。

 

弦十郎「あぁ。戦時中の戦艦大和の乗組員は3330名。運航に際して少なく見積もっても1000人前後は必須だ。しかし…」

 

切歌「誰も見つからないデスか?」

 

弦十郎「その通りだ。居た痕跡はあるのに誰も見つからないらしい」

 

調「そんな…」

 

少なくても1000人前後は運航に必要なのに誰一人として自称大和の乗組員が見つからないことに少し気味悪さを感じていた。

 

ガウ「がう…」

 

心配そうにガウは自称大和を見ていた。

 

マリア「大丈夫よ。翼たちならきっと」

 

そんなガウを察してマリアはそう言う。

 

 

 

その頃、自称大和内部に突入した滝藤たちと響の班は自称大和の第1艦橋に登ろうとしていた。

 

第1艦橋に向けて閃光弾を投げた。

 

投げられた閃光弾は第1艦橋の床に落ちると爆発と爆音を上げながら炸裂、爆煙を巻き上げる。

 

閃光弾の効果がある内に滝藤たちと響が梯子を上り、突入した。

 

「クリア!」

 

「クリア!誰もいません!!」

 

滝藤(クソッ!逃げられたか…)

 

結局、滝藤たちと響は誰一人として自称大和の乗組員を見つけ出すことができなかった。

 

響「あの、滝藤さん。これ、すぐそこで見つけたんですけど…」

 

滝藤「それは!?」

 

響が持ってきた1冊のノートを見て滝藤は驚いた。

 

響が持ってきた1冊のノートは自称大和の航海日誌であった。

 

すると第1艦橋の扉が開いた。

 

開いた扉に響は拳を構え、滝藤たちは銃を向ける。

 

クリス「撃つな!艦橋外周突入外周班だ」

 

扉から入ってきたのはクリスがいる艦橋外周突入外周班であった。

 

響「クリスちゃん。そっちはどうだった?」

 

クリス「ダメだ。外から行くこの上のエリアにもクルーは無しだ。全く、逃げ足の速ぇ連中だ」

 

響「そうか…」

 

クリス「そっちは…こっちと同じみたいだな」

 

報告をしたクリスは響たちの方はどうかと聞くが状況を見て察する。

 

響「いったいどこに行ったのかな?」

 

クリス「さぁな。でもこの海上にいる限りはこの艦から逃げられねぇよ」

 

滝藤「えぇ、我々も甲板突入班と合流しましょう」

 

2つの班とも自称大和の乗組員を誰も見つけられない状況では仕方なく翼がいる甲板突入班と合流することになった。

 

「滝藤班長!」

 

滝藤「どうした?」

 

「あの…コレって…艦橋各所でチョイチョイ見かけてたんですが…このレトロな艦橋にZONY製のモニターが付いているんですが…」

 

滝藤「ん?…あっ!!」

 

部下に言われて滝藤はモニターを見ると『00.5.60』とあったがすぐに『00.4.59』に変わると『00.4.58』『00.4.57』『00.4.56』と数字を減らしていく。

 

クリス「カウントダウン…」

 

響「もしかして、爆発!?」

 

数字を減らしていくモニターを見て言う。

 

滝藤「全員撤収!急げっ!」

 

「はい!撤収!!」

 

滝藤「お二人も早く撤収を!」

 

クリス「分かった!」

 

響「はい!」

 

爆発の危険性が出て急いで自称大和から退避する。

 

 

 

弦十郎「自称大和が爆発だと!?」

 

響たちから連絡を聞いた弦十郎は本部にて驚いていた。

 

弦十郎「それで状況は…状況はどうなっている!?」

 

翼『現在、自称大和より急ぎ退避中。ですが爆発を止めるのはガウでも間に合わないかと…』

 

翼が通信しながら弦十郎に現在の状況を伝える。

 

弦十郎「そうか…すぐに退避を急いでくれ」

 

翼『分かりました』

 

通信を一旦切る。

 

弦十郎「ガウはもしものために出動準備をしてくれ!マリアくんたちもだ」

 

『了解/デース!』

 

ガウ「がう!」

 

弦十郎の指示を聞いて4人は発令室を出ていく。

 

 

 

自称大和では海自特別警備隊と海保特殊部隊の人員が甲板から次々に海へ飛び込み、退避する。

 

翼「雪音、立花!急げ!」

 

最後に来たクリスと響を見ながら翼は叫ぶと海に飛び込む。

 

クリス「んなことは分かってるよ!」

 

響「とう!」

 

翼に続くようにクリスと響も海に飛び込む。

 

『ぷはっ!』

 

同時に海面に顔を出す。

 

翼「2人とも無事か?」

 

響「はい!」

 

クリス「あぁ、なんとかな」

 

3人はそれぞれが無事であることを確認する。

 

「あの!滝藤班長は見ていませんか!?」

 

確認していた3人に滝藤班の班員が聞いてきた。

 

響「いえ、見てませんけど…」

 

「なんてこった…」

 

クリス「どうしたんだよ?」

 

「それが、滝藤班長がどこにもいないんです!」

 

翼「なに!?」

 

響「じゃあ、まさか…」

 

クリス「まだ自称大和(あそこ)にいるのかよ!?」

 

滝藤がまだ自称大和にいることを察する。

 

 

 

一方、滝藤は1人自称大和艦内を走っていた。

 

滝藤(時間がねぇ…!自称大和(コイツ)原戦なんだっ!爆発させるわけにゃいかねぇ…!!)

 

何かを探しながら滝藤は走る。

 

滝藤(自爆なら起爆装置はここ艦体下層部の動力室…原子炉付近に設置するはずだ!)

 

どうやら起爆装置を探すために走り回っていたようだ。

 

滝藤(どこだ…原子炉マークの付いた扉…!どこだ…どこにあるんだ!!)

 

ハザードマークが付いた扉を急いで探す滝藤。

 

その時だ。

 

?「ジャマするな」

 

滝藤「!?」

 

声に反応して振り向くと銃を振り上げた人物が1人いた。

 

滝藤(あれは…特警徽章!?)

 

振り向いた滝藤は銃を振り上げている人物の腕に付いている徽章―全自衛隊初であり、海上自衛隊の特殊部隊あり、今回の自称大和内部制圧作戦に参加していた特別警備隊と全く同じ徽章であることに驚く。

 

そして滝藤が振り向いたのと同時に人物は振り上げていた銃を振り下ろして殴った。

 

殴られた滝藤は意識を失って倒れた。

 

 

 

ゴジラ「グルルルル!?」

 

外ではゴジラとなったガウがスタンバイしていると自称大和が動き出して艦首に落ちていた東京ゲートブリッジを振り落としていることに驚く。

 

切歌「自称大和が動き出したデス!」

 

調「爆発は!?」

 

マリア「何がどうなってるのよ…」

 

マリアの操縦するヘリにて爆発せずに動き出した自称大和に混乱する。

 

滝藤「痛っ!」

 

滝藤は目が覚めると痛みと共に起き上がった。

 

気絶させられたあと、突入時にしようして自称大和に止められていたゴムボートに乗せられてしまったのようだ。

 

ゴムボートには自身が使用していたヘルメットと暗視スコープ、それと救護セットと航海日誌があった。

 

滝藤「あ!」

 

後頭部を擦りながら周りを見ると自称大和が出帆していた。

 

滝藤「自称大和(あの)ヤロォ…出帆の合図かよ」

 

カウントダウンが爆発ではなく、ただの出帆の合図であると察して呟く滝藤。

 

しかし滝藤の脳内には自身を気絶させた特警徽章を付けたあの人物の言葉が過った。

 

?『ジャマするな』

 

確かにそう言っていた。

 

滝藤(その艦体でどこへ行くんだ…お前の本懐はどこにあるんだ…自称大和よ…!!)

 

艦首を破壊された状態で出帆した自称大和を見送りながら滝藤はそう思うのだった。




リズベット「言い忘れてたけど、新しい活動報告が上がってるから確認しなさいよ?」

シリカ「そして、私たちに出番を!」

クリス「うぉい!なんで出番無し2人が来てんだよ!?」

翼「それより雪音!いつから魔法少女になった!?」

クリス「中の人ネタ過ぎるから止めくれませんかね!!」
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