戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第327話 自称大和の目的

響「ガウく~ん、私を癒して~♪」

 

ガウ「がう~♪」

 

自称大和制圧作戦失敗から数時間後、S.O.N.G.本部の食堂にて響が癒しを求めてガウに抱き着いて、抱き着かれたガウは嬉しそうに鳴く。

 

クリス「そういうことは家でやれ!!」

 

抱き着いてる響とガウを見てクリスは言う。

 

翼「まぁ、良いではないか雪音」

 

マリア「そうよ。作戦の失敗がアレで無かったことにできるなら構わないわよ」

 

クリス「それはそうだが…」

 

切歌「響さんだけじゃなくてアタシも癒してほしいデス~♪」

 

調「私も」

 

響に加えて切歌と調もガウに癒しを求める。

 

クリス「お前らもか!!」

 

切歌と調まで加わってクリスはさらにツッコミを入れるのだった。

 

弦十郎『装者全員とガウは直ぐに発令室に集まってくれ』

 

クリス「なんだ?急に呼び出しとか」

 

翼「分からんが…もしかしたら自称大和に動きがあったやもしれん」

 

マリア「そうね、行きましょう」

 

クリス「その前に…」

 

呼び出されてクリスは振り向いた。

 

クリス「いつまでガウと遊んでんだ!!」

 

「「「へ?」」」

 

ガウ「がう?」

 

ガウを撫で回している響たちにクリスは叫ぶ。

 

 

 

響「遅くなりました!」

 

呼び出されてしばらくした後、響たちは発令室に到着した。

 

弦十郎「全員来たな。自称大和の目的が判明した」

 

翼「本当ですか!?」

 

自称大和の目的が分かったと聞いて驚く。

 

弦十郎「判明した理由は響くんが見つけた日誌だ」

 

響「あぁ、あれ!」

 

自称大和内部に入ったときに響が滝藤に渡した日誌を思い出した。

 

弦十郎「実は自称大和の航海日誌なのは間違いないが…ただの日誌ではなく、未来日誌だと判明した」

 

クリス「未来日誌って…」

 

マリア「じゃあ、翼たちが艦内に突入することも書かれていたの?」

 

弦十郎「あぁ。それだけでなく、竹島に現れたギャオスとガウのことも書かれていた」

 

調「でも…それだけじゃ未来日誌って言えないんじゃ…」

 

弦十郎「決め手はこれだ」

 

弦十郎が言うとモニターに日誌のコピーが映し出された。

 

そこに映し出されたコピーには今日の日付が書かれていた。

 

そしてその内容は…。

 

クリス「ちょっ、ちょっと待てよ!?これが本当だとしたら…」

 

翼「核爆発などの問題ではない!」

 

マリア「下手したら日本そのものが無くなるわ!」

 

切歌「う、うう、嘘デスよね!?」

 

弦十郎「残念ながら…信憑性は高い」

 

調「そんな…」

 

響「どうして…こんな…」

 

ガウ「がう…」

 

内容を見て動揺を隠しきれない響たち。

 

自称大和の次なる目的、それは…富士山の爆破であった。


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