響「ガウく~ん、私を癒して~♪」
ガウ「がう~♪」
自称大和制圧作戦失敗から数時間後、S.O.N.G.本部の食堂にて響が癒しを求めてガウに抱き着いて、抱き着かれたガウは嬉しそうに鳴く。
クリス「そういうことは家でやれ!!」
抱き着いてる響とガウを見てクリスは言う。
翼「まぁ、良いではないか雪音」
マリア「そうよ。作戦の失敗がアレで無かったことにできるなら構わないわよ」
クリス「それはそうだが…」
切歌「響さんだけじゃなくてアタシも癒してほしいデス~♪」
調「私も」
響に加えて切歌と調もガウに癒しを求める。
クリス「お前らもか!!」
切歌と調まで加わってクリスはさらにツッコミを入れるのだった。
弦十郎『装者全員とガウは直ぐに発令室に集まってくれ』
クリス「なんだ?急に呼び出しとか」
翼「分からんが…もしかしたら自称大和に動きがあったやもしれん」
マリア「そうね、行きましょう」
クリス「その前に…」
呼び出されてクリスは振り向いた。
クリス「いつまでガウと遊んでんだ!!」
「「「へ?」」」
ガウ「がう?」
ガウを撫で回している響たちにクリスは叫ぶ。
響「遅くなりました!」
呼び出されてしばらくした後、響たちは発令室に到着した。
弦十郎「全員来たな。自称大和の目的が判明した」
翼「本当ですか!?」
自称大和の目的が分かったと聞いて驚く。
弦十郎「判明した理由は響くんが見つけた日誌だ」
響「あぁ、あれ!」
自称大和内部に入ったときに響が滝藤に渡した日誌を思い出した。
弦十郎「実は自称大和の航海日誌なのは間違いないが…ただの日誌ではなく、未来日誌だと判明した」
クリス「未来日誌って…」
マリア「じゃあ、翼たちが艦内に突入することも書かれていたの?」
弦十郎「あぁ。それだけでなく、竹島に現れたギャオスとガウのことも書かれていた」
調「でも…それだけじゃ未来日誌って言えないんじゃ…」
弦十郎「決め手はこれだ」
弦十郎が言うとモニターに日誌のコピーが映し出された。
そこに映し出されたコピーには今日の日付が書かれていた。
そしてその内容は…。
クリス「ちょっ、ちょっと待てよ!?これが本当だとしたら…」
翼「核爆発などの問題ではない!」
マリア「下手したら日本そのものが無くなるわ!」
切歌「う、うう、嘘デスよね!?」
弦十郎「残念ながら…信憑性は高い」
調「そんな…」
響「どうして…こんな…」
ガウ「がう…」
内容を見て動揺を隠しきれない響たち。
自称大和の次なる目的、それは…富士山の爆破であった。