戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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作者「1ヶ月以上お待たせしてすいません!いやー、持病がまさかの悪化してぶっ倒れる…ついてない………」

響「大丈夫だよ、へいきへっちゃらで頑張ろう!」

ガウ「がうがう!」
訳:そうそう!

未来「それでは1ヶ月ぶりの戦姫絶唱シンフォギア PROJECT Gをどうぞ」


第328話 自称大和防衛戦、発令

藤尭「司令、海上自衛隊所属のイージス艦 あなご及び『とりがら』と『あんこう』到着を確認しました」

 

弦十郎「そうか。相手が戦艦 大和なら頼もしい戦力だが自称大和となるとなんとも心許ないな」

 

イージス艦 あなごに加えて新たに『とりがら』と『あんこう』が到着したのを聞いて弦十郎は言う。

 

撃たれる前に撃つのが現代の軍艦であり、さらに技術の進歩で小型化が進んでいるために装甲は薄くなっているから大和級の砲から放たれる砲弾からすれば紙当然である。

 

第二次世界大戦の軍艦は多少砲撃で被弾することを想定して設計されている、イージス艦の62口径5インチ単装砲で撃ち抜けるかいなかである。

 

航空機には弱いだろうが生憎と自称大和には強力なジャミングがあり、航空機による上空攻撃は期待できない。

 

ゴジラは自称大和と互角だろうが砲撃をまともに喰らえばゴジラでも一撃で倒されてしまう。

 

翼「それでも、富士山爆破などという暴挙を許すわけにはいきません」

 

声を聞いて見ると翼たちとガウが入ってきていた。

 

弦十郎「あぁ、そうだ。富士山は美しい姿とは裏腹に300年間の間に溜めに溜め込まれたマグマがある。そんなところを砲撃されれば…」

 

マリア「300年分のマグマが一斉に噴出、同時に爆煙が日本本土の空を覆い尽くす…」

 

翼「それだけでなく、太陽光が遮られて農作物に甚大な被害を受けるだけでなく経済が大打撃を受ける」

 

クリス「何とかして止めないとな」

 

自称大和が行おうとしている富士山爆破を何とかしようとする。

 

友里「司令、あなごの武藤艦長より入電です」

 

弦十郎「繋いでくれ」

 

武藤『風鳴司令、一大事だ!』

 

弦十郎「何があったんですか?」

 

武藤『何があったも何も日本本土との連絡が取れなくなったんだよ!』

 

弦十郎「何ですって!?」

 

武藤から聞かされて弦十郎だけでなく、響たちも驚いていた。

 

 

 

武藤「今調査に出た日本離県島からの詳細を待っているが…連絡が途切れる前に、中井大臣から緊急安全保障会議での指令が下されました」

 

弦十郎『指令…ですか?』

 

武藤「はい。中井大臣から富士山爆破を企てている自称大和をS.O.N.G.及び怪獣王 ゴジラと協力の元、撃沈せよと命令が下されました」

 

弦十郎『自称大和の撃沈ですと!?』

 

武藤から中井大臣の指令―『自称大和、撃沈命令』が下されたことを伝えられて弦十郎はまた驚いて声を上げた。

 

あれが戦艦 大和なら驚くことはなかった、しかし相手は原子力で動いている原子力戦艦である。

 

下手に動力に当たって撃沈すれば周囲の放射能汚染が問題となってしまう。

 

さらに、放射能により周辺の生き物に悪影響が出てしまう。

 

現にゴジラを始め『暴龍 アンギラス』、『翼竜 ラドン』などが多くの生物は核実験の放射能により怪獣化している。

 

武藤『しかし撃沈作戦の詳細が分からない今、自称大和撃沈は早急過ぎると自分は判断しています』

 

弦十郎「武藤艦長、それは…」

 

武藤『イージス艦 あなごは本部から撃沈作戦の詳細が分かるまで全力で自称大和への攻撃を阻止します!』

 

弦十郎「武藤艦長……」

 

武藤の覚悟に弦十郎は言葉を失う。

 

弦十郎(撃沈すれば、ガウたちのように怪獣となる生物が現れるだろう…しかし、撃沈しなければ富士山を爆破され、多くの人命が失われる…どうすれば……)

 

自称大和を撃沈するかどうか弦十郎は悩む。

 

すると弦十郎の服を引っ張った。

 

引っ張られるた方を見るとガウが引っ張っていた。

 

ガウ「がう、がうがう」

 

弦十郎「ガウ……」

 

何を言っているかは分からなかったがその目は覚悟を決めていた。

 

弦十郎「分かった…S.O.N.G.はこれより、イージス艦 あなごと共に自称大和への全ての攻撃を阻止を慣行する!装者は全員迎撃準備を開始するんだ!!」

 

『了解!』

 

弦十郎の指示が放たれてシンフォギア装者たちは発令室を一斉に出ていく。

 

装者たちが出て弦十郎はガウの方を見た。

 

弦十郎「ガウ、お前も出てくれるな?」

 

ガウ「がう!」

 

弦十郎に言われてガウは力強く頷いて発令室を出ていくのだった。

 

 

 

一方、イージス艦 とりがらではある動きがあった。

 

橋本「ミサイル発射!目標、自称大和艦首!撃えぇぇぇーーー!!」

 

とりがら艦長『橋本』の指示で垂直発射装置(VLS)が開き、16発のミサイルが発射された。

 

向かう先は自称大和の唯一損傷した箇所―東京ゲートブリッジの落下で損傷した艦首だった。

 

橋本(こんな独断…オレは艦長…いや海上自衛官失格だ…それでもいい!家族を守るためなら何だってやってやる!!)

 

とりがらは本来、第3管区に配備されているが今は避難地域になっている。

 

つまり、とりがらクルーは第3管区に家族がいるのだ。

 

富士山を爆破されれば第3管区にいるとりがらクルーの家族の生命が危険に晒されてしまう。

 

独断ではあることを承知の上で橋本たちは自称大和を撃沈することを決めたのだ。

 

発射された16本のミサイルが自称大和の破損した艦首に向かって降り注いだその時だ、新たなに16本のミサイルが飛んで来てとりがらが発射したミサイルを撃ち落とした。

 

橋本「なんだ!?」

 

発射したミサイルが全て撃ち落とされて橋本は驚く。

 

「か、艦長!自称大和の周りに!」

 

双眼鏡で自称大和を見ていた隊員が驚きながら指を指す。

 

橋本(な、なにぃ!?)

 

隊員に言われて見ると橋本は驚いて目を見開いた。

 

自称大和の周りにイージス艦 あなごとS.O.N.G.本部である潜水艦とゴジラ、上空にはロケットに乗った響たちシンフォギア装者たちがいた。

 

橋本(それがテメエらの答えか…だったらこっちも徹底交戦だ!!)

 

仲間(あなご)とS.O.N.G.、ゴジラと戦うことを直感して橋本は見開いていた目を鋭くして覚悟を決める。

 

 

 

藤尭「全ミサイル、あなごにより撃墜を確認!」

 

友里「とりがら、いまだに応答ありません!」

 

弦十郎「やはり、我々を倒してでも自称大和を沈めようということか。真意はさっするが…ここで自称大和を沈めさせるわけにはいかない…これよりS.O.N.G.はあなごと共に自称大和防衛戦を開始する!」

 

とりがらクルーの真意を察しながらも弦十郎はあなごと共に自称大和の防衛を開始すること言い放つのだった。




クリス「1ヶ月ぶりのついでにお知らせだ」

翼「作者が療養と仕事により毎日投稿が少し難しくなってしまった」

響「っと言うわけで!今日から毎日投稿から週一か二週間に1話投稿になります!」

未来「他の作品は気まぐれって言うより不定期更新になります」

ガウ「がうがう、がう~!」
訳:それでは、お楽しみに~!

リュウソウレッド「お楽しみに!」

クリス「ん?なんか多くないか?」

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