ガウ「がうがう~♪」
翼「ま、また…血まみれに…奏ぇ……」
クリス「また、グレたアタシがぁ……」
切歌「く、黒歴史ぃ………」
マリア「セレナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
未来「なんだかみんな大変だね」
調「み、未来さんが言いますか?」
リル「かうかう~♪」
訳:ではどうぞ~♪
クリス「くそっ、どうなってやがるんだよ今日は!」
発令室にてクリスの怒号が響く。
潜水艦 グローリア号の捜索を一時中断して帰ってくるなり今度は海底調査基地との連絡が取れずに調査に来たのだが基地があっと思わしき場所には完全に破壊され、見る影もなかった。
マリア「酷いわね」
切歌「あれじゃあ、誰も助からないデス…」
完全に破壊され、瓦礫の山となっている調査基地を見てマリアと切歌は言う。
響「いったい誰がこんなことを…」
完全に破壊された基地を見て響は言葉が余り出なかった。
弦十郎「なんにしろ今からは基地の調査だ。艦の耐圧シールドを展開、調査を開始する!」
友里「はい、耐圧シールド展開します!」
弦十郎の指示で耐圧シールドを起動させる。
しかし、彼らはまだ気づいていなかった。
背後からゆっくりとつけている小型船があることに。
S.O.N.G.の本部である潜水艦がいる海域から60海里(166.68km)離れた海域の海中を潜航する数十隻の軍艦の艦隊があった。
?「艦長、地上人の基地跡周辺の駆逐艦より入電。カルガモが擬似餌に食い付く。だそうです」
艦隊の中でも一際巨大な軍艦、前に三段になっている三連装砲、艦首に左右に3つ計6つの発射口があり、動力のある位置の上にブリッジがある戦艦のような船にて右目に眼帯をした年老いてはいるが体の衰えを感じさせない白肌の男性が言う。
?「そうか。艦隊、前へ!地上人の希望を粉砕する!」
同じく白肌で、ガタイのいい体型をした男性がそれを聞いて笑うと指示を出した。
?「ハッ。艦隊、前へ!」
復唱して言う。
男性の指示を聞いて艦隊の動力が動き、前進する。
?(さあ、戦争の花火を打ち上げようか)
艦隊が前進を開始して男性はそう思っていた。
艦隊が向かっているなど思いもしないS.O.N.G.は小型潜水艇4隻による調査が行われていた。
その内1隻をマリアが操る潜水艇に翼とクリスが同乗していた。
翼「まるで魚雷が何かで破壊されたような跡だな」
マリアが動かしている潜水艇のアームが持ち上げた瓦礫を見て翼は言う。
瓦礫は水圧で押し潰されたものの他に爆発で破裂したようなもの、焦げたものなどがあった。
事故ならばただの水圧で押し潰されただけだろうがここにある瓦礫は破壊の跡があった…何かがこの基地を破壊した、それが全員の一致だった。
マリア「そろそろ燃料が切れるわね。一旦引き上げるわよ」
燃料の残量を見てマリアは言うと潜水艇を本部に向けた。
他に2隻の潜水艇も引き上げるようでマリアたちの潜水艇の後ろをついていく形になった。
その時だ。
突然、潜水艇2隻が爆発した。
マリア「なに!?」
翼「何が起きた!?」
クリス「事故か!?」
潜水艇2隻が突然爆発して驚く。
すると暗闇の海中よりマリアたちの潜水艇に向かっていく3本の棒があった。
翼「魚雷!?」
マリア「くっ!」
迫ってきた3本の棒―魚雷を見てマリアは潜水艇を操り回避する。
外れた魚雷はまだ作業していた潜水艇1隻に命中、海の藻屑にした。
魚雷が来た方向にはさっきの艦隊が来ていた。
「命中、目標1には当たりませんでした」
レーダーを見ていた1人が言う。
デルハイン「なかなか上手い操縦をする奴が地上人にもいたもんですなぁ。ドルメ将軍」
ドルメ「だな、デルハイン。だが我がドルメ艦隊の前にいつまで持つか」
デルハイン「ですな。ガーッハッハッハッハッ!!」
艦隊の指揮する男性『クルエ・ドルメ』とその補佐官である『デルハイン・ベル』は話す。
ドルメ「だが少し本気を出すか。第7戦闘団に攻撃指令を出せ!火力を敵潜水母艦に集中させろ!第6戦闘団は敵の小型潜水艇を全滅させるんだ!」
ドルメの指示が飛ぶ。
ドルメ(どうする?地上人の指揮官)
モニターに映るS.O.N.G.本部を見てドルメは思っていたのだった。
え?似たようなキャラがいる?気のせいですっ!!
響「え?そうなの?」
グレ響「いや、そんな分けないから」
ファイズ響「そうだよ!」
ガウ「がうがう、がう!?」
訳:最後の響、誰だ!?