調「私たちもヒーローやりたかった」
クリス「いや、お前ら色々な所でヒーローになってるだろ?」
切歌「公式がいいんデスよ!」
調「それは同感」
クリス「そんなもんか?」
ウヴァ「ならその欲望、解放しろ!」
クリス「次のXD編の奴が出てくるな!!」
ゴジラのお陰で謎の艦隊から逃れることができたS.O.N.G.は横須賀の自衛隊基地にて本部の整備を受けていた。
響「ガウくん、ありがとう。助けてくれて」
ガウ「が、がう~…」
S.O.N.G.の休憩室にて響にお礼を言われていたガウだがどこか暗い感じがした。
翼「何かあったのか、ガウ」
ガウの暗い感じを感じ取った翼が聞いてきた。
ガウ「がう、がうがう」
翼に聞かれたガウは首を横に振って何でもないと答える。
翼「そうか…」
ガウのジェスチャーに翼は少し歯切れが悪いが納得する。
クリス「しかし、あの艦隊は何だったんだろうな」
いきなり攻撃してきた艦隊のことを思い出してクリスは言う。
マリア「そうね…戦艦級から駆逐艦級までいたからどこかの国の艦隊かしら?」
調「でも、だからって私たちを襲ったりするかな?」
切歌「そうデス!何の前触れ無く襲うなんて酷すぎるデス!」
クリス「あぁ、しかも武装していない調査潜水艇を警告や容赦無く撃沈していたな。現にアタシたちの乗ってる潜水艇も魚雷を撃たれた」
翼「だがマリアの操縦のお陰で助かったがな」
容赦無く魚雷を撃たれたことを話す。
すると全員の端末のコールが鳴った。
響「はい、響です!」
弦十郎『全員、発令室に集まってくれ』
通信に出ると弦十郎がそう一言言って切った。
クリス「なんだよ、今の?」
翼「分からないがとにかく行ってみよう」
理由が分からなかったがとにかく発令室に向かうことにした。
弦十郎に呼び出されて響たちは発令室に着いた。
弦十郎「集まったか。今回集まってもらったのには本日未明、宣戦布告がなされた」
マリア「宣戦布告!?」
クリス「いったいどこの国がそんなことを!」
宣戦布告がされたと聞いて驚く。
弦十郎「いや、国というより海底からだ」
翼「どういうことなのですか?」
弦十郎「これを見てくれ」
弦十郎が言うと友里がメインスクリーンにある映像を映した。
映像には白肌で、短髪の金髪、緑色の軍服を着た男性が映っていた。
?『我々は地上人に海底へと追いやられた先住民、ノンマルトである!我々の祖先は地上人により光届かぬ暗い海底へと追いやられた。だが、奴らは愚かにも、我々の最期の生存圏である海底にまでその魔の手を伸ばしてきた!これに対し、我々は正義の鉄槌を下した!しかし奴らは新たな刺客を送り込んできたが我々はこれを撃退した!地上人は我々を絶滅させるために新たな刺客をまた送り込んでこよう。ならば我々は戦うだけだ!これは聖戦だ、我々は侵略者である地上人から母なる星を、この地球を取り戻す戦いなのだ!本日、我々は自分たちを地球人だと自称する侵略者どもに対し、地球を賭けた戦いをここに宣言する!!』
拳を握った右腕を上げて男性は熱演する。
そして男性の熱演が終わるとメインスクリーンから映像が消える。
クリス「な…なんだよ、これ!!」
男性の演説を見てクリスが声を荒げた。
弦十郎「これが全世界の映像機器に強制的に流された。これに対して国連会議が開かれている。俺たちはS.O.N.G.は国連会議の決定によっては最前線に出される可能性がある」
翼「それはつまり、世界がこの宣戦布告を受けて戦争の準備を進めていると?」
弦十郎「そうだ」
『…………』
弦十郎の言葉に全員が言葉を失うのだったがガウはまた違う気持ちなのか下を向いていたのだが誰も気付きはしなかった。
この翌日、世界は海底人 ノンマルトの宣戦布告を受けて全ての軍が協力を結び国連軍となり、S.O.N.G.はその一部隊として編入されたが人類にとって大きな誤算が起きた。
それは怪獣王 ゴジラ率いる怪獣軍団が人類への協力を全面拒否したことであった。
グリッドマン「私はハイパーエージェント グリッドマン。君の力を貸してくれ」
切歌「了解デース!」
ボラー「軽っ!?」
マックス「順応が早いな」
ビット「早すぎじゃないかな?」
キャリバー「そ、それが、彼女の良いところだ」