戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「え!?二日連続!?」

クリス「何があったんだ!?」


第336話 開戦

『海底原人 ノンマルト』と事実上、開戦となった世界。

 

人々は勝てると思っていた。

 

自分たちには怪獣王 ゴジラ率いる怪獣軍団が付いていると…。

 

だが、S.O.N.G.経由で世界に報じられたのは誤算すぎていた。

 

―怪獣王 ゴジラ及び全怪獣軍団は地上人とノンマルトの戦争に一切感知せず、また怪獣は1体も参戦しないことにする―

 

つまりは怪獣軍団はゴジラを始め、全員が今回の戦争には参加しない、国連は怪獣たちの力無しでノンマルトと戦うことになるのだ。

 

これには人々は動揺、混乱していたが1番動揺、混乱しているのは響たちS.O.N.G.であった。

 

翼「まさかガウたちがこちらの要請を拒否するとは…」

 

クリス「真っ先に協力してくれると思ってたんだけどな」

 

ガウたち怪獣の参戦拒否を聞いて待機室にて待機していた響たちは暗い面持ちで話していた。

 

真っ先に協力してくれるハズだろうと思っていたのにそれとは真逆の返答が来てしまったからだ。

 

響「ガウくん…」

 

ガウの意外な決定に響はショックを受けてうつむいていた。

 

マリア「済んじゃったことはしょうがないわ。ガウたちの助けが借りられない以上、私たちが頑張るしかないんだから」

 

うつむいていている響にマリアは言う。

 

切歌「そうデス」

 

調「うん。ショックを受けてるのは響さんだけじゃない」

 

マリアに続くように切歌と調も言う。

 

響「そうだけど…」

 

クリス「うだうだ言うな。ガウは協力しないって言ったんだからよ」

 

響「…………」

 

みんなから言われたが響はいまだにショックを受け止めきれていなかった。

 

 

 

八紘『現状、国連軍の最大級の戦力はロシアと我が日本、そしてお前たちS.O.N.G.となるが…』

 

弦十郎「ここにきて怪獣たちからの要請拒否とはな」

 

発令室にて弦十郎と八紘は話していた。

 

現在、国連軍の戦力は各国の海軍を統合してはいるが最大級の戦力だったアメリカ海軍はマールとメールにより壊滅し、戦力としては期待できず、期待できる国連軍の戦力は日本とロシア、S.O.N.G.だけである。

 

八紘『頼みの綱であった怪獣軍団の要請拒否に際してお前たちにはかなり負担を強いることになるだろう』

 

弦十郎「だろうな。…っと言いたいがこちらも期待されるほどの活躍ができるかどうか」

 

現在の響たちのメンタル状態を思い出して言う。

 

八紘『しかし、ノンマルトか…我々を侵略者と言う彼らは何者か分かったか?』

 

弦十郎「今、緒川が各国の諜報機関と連携して調べてはいるが…めぼしい情報はまだない」

 

八紘『そうか。何にしても…』

 

と八紘が話していたその時だ。

 

発令室に警報が鳴り響く。

 

弦十郎「何があった!」

 

友里「国連本部より入電!アメリカ、イギリス、ドイツ海軍がノンマルト軍と思われる艦隊と開戦!戦闘が始まりました!」

 

藤尭「いきなり3ヵ国同時に!?」

 

弦十郎「とにかく救援要請があった所から出動する!準備を進めておくんだ!」

 

アメリカ、イギリス、ドイツ海軍がノンマルトと戦闘を開始…つまりは開戦して弦十郎は直ぐに指示を出す。

 

八紘『弦、どうやら相手は本気のようだな』

 

弦十郎「あぁ、だが相手が仕掛けるならこちらもやるだけのことはやるだけだ」

 

八紘『頼むぞ、弦!』

 

弦十郎「あぁ!」

 

八紘に言われて弦十郎は頷いた。




未来「それでは次回も、アクセス・フラッシュ!」

ガウ「がうがう!!」
訳:それ違う!!

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