戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第354話 地球の友

地球最大の戦争終結から数週間後、世界では様々なことが起きた。

 

戦争終結後に浮上したノンマルト本国では一般人のノンマルトが地下のシェルターに避難しているのが発見された。

 

避難させたのはノンマルト総統府で副総統をしていた『ヒドレ・フス』であった。

 

ヒドレは前々からデズラーの行動に不満を抱いており、それがギガバーサーク復活であったことを独自に突き止めて復活する寸前で一般人を避難させたのだ。

 

本国が浮上したのはどうやらギガバーサークが復活したことにより地盤が変化したものと推測された。

 

その後、ノンマルトはディンツにより『ノンマルト共和国』となって新たな一歩を踏み出していた。

 

最初、アメリカなどの列強国はノンマルトを国連の監視下に置くと言い張っていたがそれを聞いたゴジラがアメリカに住む怪獣たちに指示を出してホワイトハウスなどの国のトップがいる建物を包囲、撤回させた。

 

国連議会はノンマルトを国連の一員に認め、さらに怪獣たちと同盟関係であり、様々な約束事を含まれた『獣人類同盟条約』を結んだ。

 

ノンマルト共和国は新たに日本を含むアジアの国々と正式に国交を結び、日本との関係至にっては互いの国に大使を派遣するまでになった。

 

デズラーにより破られてしまったゴジラ率いる怪獣軍団との関係は再び友好的な関係を築いている。

 

怪獣軍団には新しくノンマルトの守護獣であったガイロスとザバンギが加わり、にぎわいを見せていた。

 

2体は本来なら代々ノンマルトの主導者により支える守護獣であったがデズラーの時、ヒドレにより甦り、ギガバーサークをデズラーが甦らせたと聞き、ゴジラたちの味方になったのだ。

 

そして、また時は流れて日本の某所。

 

響とガウは花束を持ってある場所に来ていた。

 

そこのは2~3Mはあろう柱があった。

 

響とガウはそれぞれが持っていた花束を下にある石碑に置いた。

 

柱の下には半円の石碑があり、こう書かれていた。

 

【我らが地球の友

 

地底の民『デロス』

 

ここに眠る】

 

地底の民『デロス』。

 

それはギガバーサークのもととなった『バーサークシステム』を作り出したノンマルトに続く第三の地球人である。

 

彼らはギガバーサークの暴走時に皆殺しにされたがその魂はギガバーサーク内に取り込まれていた。

 

だがゴジラが破壊した腕から魂となって蘇り、ガウに力を授けたのだ。

 

それがあの超巨大化したゴジラだったのだ。

 

しかし、デロスは戦いの後に全ての力を使い切ってしまい消滅、ゴジラも元の100Mまでに戻ったのだ。

 

その際、デロスはこう言っていた。

 

 

 

デロス『よく、憎しみを乗り越えて共にギガバーサークを倒してくれました。私たちは信じていました。いつかノンマルトと地上人が友となり、共存してくれると…我々デロスは見守っています。この母なる星、地球の人類の一つとして……』

 

 

 

デロスもまた地球の人類の一つであった。

 

それを忘れないためにも、またノンマルトのような忘れ去られてしまった者たちを生まないためにもと慰霊碑が建てられたのだ。

 

響「行こうか、ガウくん」

 

ガウ「がう」

 

響に言われてガウが言うと2人はその場を後にしたのだった。




次回、新たなるXD編・開幕!!

何もない平和な日々。

だがそれは突如として終わりを告げる…。

突然、意識を失い倒れてしまったガウとリル。

2人を心配して看病をする響であったがギャラルホルンが起動してしまう。

ギャラルホルンが起動したのと同時に2人は更に苦しみだす。

ギャラルホルンの先に何かがあると響、未来、クリスは並行世界へ向かう。

響たちが辿り着いたのはバルベルデであった。

そこで出会う、響たちとは違う装者!

そして、バルベルデの難民キャンプを襲う怪人たち。

怪人たちの能力に響たちは危機に!

その時、3枚のメダルの力を使い戦う戦士が現れた!

?「変身!」

タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!!!

戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G XD篇

Different songs spin, the future!
~異なる歌が紡ぐ、未来~

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