戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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前回までの3つの出来事!!

1つ! グリードと化したジーナにより響たちは圧倒的な力の前にピンチになる!

2つ! 駆けつけたオーズはジーナを助けようと漆黒のコアメダルを引き抜こうとしたが失敗する!

そして、3つ! 真木は新たな人物に狙いを定めたのだった!


第365話 事後とショックと夢

弦十郎「ジーナに漆黒のコアメダルが!?」

 

事態が終息して弦十郎は映司、未来、アンクから真木によりジーナが漆黒のコアメダルを体内に入れられ、グリードとなったことを聞いて驚く。

 

クリス「その真木って奴の狙いは何なんだよ?」

 

アンク「さぁな。だが、ロクでもねぇことは確かだろうな」

 

未来「コアメダルをどうにかして抜け出せないの?」

 

映司「無理っぽそうなんだ。あの時、俺が引き抜こうとしたけど引き抜けなかった」

 

引き抜こうとして引き抜けなかったことを話す。

 

アンク「あのコア自体が何らかの意思を持ってるかもしれないな」

 

映司が引き抜けなかった理由をアンクは推測する。

 

リト「あのまま…あのまま、ママからコアメダルが離れなかったらどうなるの?」

 

不安で仕方ないのかリトは震える声で聞く。

 

アンク「十中八九、俺たちと同じグリードになるな。しかも自我が全くないただの化け物にな」

 

リト「そ、そんな…」

 

アンクの言葉にリトはショックを受けてよろめく。

 

響「リトちゃん…」

 

よろめくリトを響は心配して支える。

 

母親が"自我が全くないただの化け物"になってしまう、そんなことを言われれば誰だってショックは受けてしまう。

 

リトは目の前で大切な人たちを多く喪っている。

 

それに加えて母親まで喪えば、立ち直れなくなってしまう。

 

リト「ひびママ…」

 

涙を流してリトは響に抱きついた。

 

響「大丈夫だよ。きっとジーナちゃんからコアメダルを引き抜く手立ては見つかるよ」

 

リト「でも…でも……」

 

響「リトちゃんが信じてないとジーナちゃんは頑張れないよ。だから信じよ、助け出せる方法があるって」

 

リト「うん……」

 

響に言われてリトは頷くがそれ顔はまだ不安が滲み出いた。

 

アンク「ふん、そんな安易な約そk…」

 

映司「アンク!!」

 

アンクがマイナスなことを言いそうになるのを映司は阻止する。

 

弦十郎「とにかく、ジーナがいる医療棟は警備を厳重にしよう」

 

警備を厳重にするように弦十郎が言った時だった、警報音が鳴り響いてきた。

 

『難民キャンプにネオノイズ出現!現地部隊が交戦中なるも苦戦中!すぐに応援を!!』

 

警報音より大きな声が弦十郎の通信機から聞こえてくる。

 

弦十郎「すまないが向かってくれるか?」

 

未来「はい!」

 

クリス「任せとけ!」

 

響「行きましょう!リトちゃん!」

 

リト「分かった…」

 

難民キャンプを襲うネオノイズを倒そうと響たちは向かう。

 

映司「あの、俺も行きます!」

 

弦十郎「シンフォギアでもないのに戦えるのか?」

 

映司「分かりませんけど、やれるだけやってみます!」

 

アンク「ふざけんな!もうこれ以上は戦う義理はねぇだろ!」

 

映司「いいから行くぞ!」

 

文句を言うアンクを映司は引きずって連行した。

 

途中でアンクが「またかよ~!!」っと叫んでいたのだった。

 

 

 

響たちが出撃した頃、医療棟の一室のベッドで眠っているジーナは夢を見ていた。

 

ジーナ(なんだ…これ…?)

 

ジーナは自身の背中と尾骨に背鰭と尻尾に戸惑っていた。

 

響『○○く~ん、私を癒して~!』

 

ジーナ(どわっ!?なんだ!?響!?なにしてんだ!!)

 

いきなり抱きついてきた響にジーナは驚く。

 

未来『もう、響ったら。○○くんが驚いてるじゃない』

 

響『だって○○くんに抱きついてると凄く癒されるだよ♪』

 

未来『それは響だけでしょ。ほらほら早くお風呂洗ってきて。○○くんは洗濯物取り込んで』

 

ジーナ(これって…もしかして…)

 

響と未来の何気ない会話と自身の姿を見てジーナは何かを察した。

 

ジーナ(これって…並行世界にいる…アタシの記憶…なのか?)

 

並行世界にいるジーナ―ガウの記憶を見ているとジーナは気付いた。

 

ジーナ(並行世界のアタシ…ガウって言ってたか…アイツはこんなに暖かい気持ちを持ってたのか…アタシとリトが喪った、あの気持ちを……)

 

響がいて、未来がいる、家族のようは暖かい家庭がガウの元にはある。

 

そんな記憶を見てジーナの心に何かが込み上げて来ていたのだった。




響「今日、XVが放送開始だよ~♪」

タイガ「俺の物語も始まったぜ!」

ゼロ「開始1発目で負けたよな」

タイガ「うぐっ…」

響「それでは…」

タイガ「次回を楽しみにしてくれよ!」

ジャガーマン「タイガーじゃない、ジャガーマンにゃ!ってジャガーマン、関係ないにゃーっ!!」

ゼロ「何なんだよ、コイツ?」

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