1つ! 突如現れ並行世界に異常をもたらす存在、カルマノイズにより暴走状態にさせられるジーナとリト!
2つ! カルマノイズと同化したジーナの体内にある漆黒のコアメダルとが共鳴してしまう!
そして、3つ! 響たちは最後の戦いに身を投じるのだった!
辺りの空を厚い雲が覆っていた。
ジーナ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
雄叫びを上げてジーナはオーズに向かって槍を構えて走り出した。
後ろにはリトがアームドギアを構えて走り出す。
アンク「来たぞ!」
クリス「最初はアタシだぁ!!」
向かって来る2人にクリスはアームドギアを4門の3連ガトリング砲に変形させてからの一斉掃射する『BILLION MAIDEN』を繰り出した。
ジーナ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
クリスのにジーナは槍を前で回転させて弾く。
リト「ウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ジーナの後ろからリトが飛び出してきてクリスを斬ろうと攻めかかる。
響「うおぉぉぉぉぉぉぉぉりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
リトの真横から響がブーストしてきて掴むと別の方へ連れていく。
オーズ「よし、これでジーナちゃんだけに集中できる!!」
響がリトを別の場所へ連れていくのを確認してクリス、オーズ、未来は構える。
ジーナ「グルルルルル…グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
構えた3人にジーナは雄叫びを上げて威嚇する。
クリス「行くぞ!!」
未来・オーズ「「うん!/あぁ!」」
ジーナの威嚇に動じないで3人は構える。
一方、ジーナからリトを引き離した響は難民キャンプと森の境界でリトと対峙していた。
リト「ウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
リトは長刀で主に響を攻撃しながら短刀はいつでも隙が突けるように構えられていた。
しかし、響はリトの攻撃を全て見切り、さらに隙を突いてくる短刀の攻撃も回避する。
響「セイヤッ!!」
リト「グガッ!?」
逆に響はリトの隙を突いて胸部を殴る。
響「やっぱり…ジーナちゃんと離れたからリトちゃんの力が弱くなってる。これなら、いける!!」
コアメダルと共鳴していたカルマノイズによる力がジーナと引き離されたことにより弱まったと感じて響は攻めに転じる。
響「ハアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
攻めに転じた響はリトの身体全身にくまなく打撃の雨を叩き込んだ。
リト「グガッ…ガッ…」
何とか反撃しようとするリトだが響の打撃の前に反撃を封じられてしまった。
響「リトちゃん!聞こえる!?私だよ、響だよ!」
打撃の雨をリトに喰らわせながら響は呼び掛け始めた。
響「私たち、出会って日は浅いから知らない部分もあるだろうけど…私はリトちゃんが優しい子って言うのは知ってるよ!」
響の叫びに従い、リトの動きが鈍り出した。
―違う…私は…優しくなんかない……―
響の声を聞いて深層意識にあるリトは響の言葉を否定する。
響「あの時、私たちがジーナちゃんに襲われた時にリトちゃん、真っ先に私たちを戦争の相手の国の人じゃないって言って庇ってくれた。それに私たちが話すことをちゃんと信じてくれた!」
―違う…私は…ただママに…ママにこれ以上…人を…命を奪ってほしくなかっただけ…貴女たちなんか…どうでも良かった……―
響「本当のところ、リトちゃんが何を考えてるか私には分からない…でも、私はこの拳で、掴める手があるなら掴むって決めた!話し合いが出来るなら話し合いたい!傷ついた心を癒せるなら、私は癒してあげたい!!」
―……ひび…ママ……―
今の響の言葉にリトはかつて自身が呼んでいた"本当の響"の面影が重なり、心が動いた。
響「だから…目を覚まして、リトちゃん!!」
―助けて…助けて、ひびママー!!―
響の声で否定し続けていたリトの本音が遂に露になった。
一気に沢山の大切な人たちを失い、母に心配かけさせたくなかったリトはずっと本当の気持ちを圧し殺していた。
だが本当は誰かに助けて欲しかった…悲しみという暗い牢獄から助けて欲しかったのだ。
響「!、どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そのリトの気持ちを感じ取ったのか、響はコンバーターユニット部分に想いを込めたパイルバンカーパンチを叩き込んだ。
リト「ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……………………」
響のパンチを喰らい、リトの中にいたカルマノイズが飛び出てきた。
飛び出てきたカルマノイズは黒い瘴気を発生させてどこかへ消えていった。
響「リトちゃん!」
カルマノイズが抜けて倒れそうになるリトを響は素早く駆け寄って支えた。
リト「ひびママ…ありがとう…」
支えられたリトは響を見て笑いながら言う。
響「聞こえたよ、リトちゃんの気持ち」
響も笑いながらリトに言う。
響「リトちゃん、まだ戦える?」
リト「うん…だって私、ひびママたちの娘だもん」
響に聞かれてリトは言うと1人で立ってコンバーターユニットを出した。
リト「Stabber flodie tron……」
起動詠唱を唄い、ギアを纏うリト。
響「よし、行くよ。リトちゃん!」
リト「うん!」
響がリトからカルマノイズを引き離した時、ジーナと戦っていたクリスたちは…。
ジーナ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
背中からジーナは光線を発射してそれを雨の如く降らせる。
クリス「やらせるかぁ!!」
降ってくる光線にクリスは大・中・小のさまざまな大きさをしたミサイルを一斉に発射して光線を相殺させる。
しかしジーナの方が数が多く、何本かの光線が飛来する。
未来「ヤアァァァァァァァァァッ!!」
飛来する光線を未来はアームドギア(折り畳み状態)から光線を連射して撃ち落とした。
オーズ「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
2人に援護されてオーズがジーナに殴りかかる。
ジーナ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ジーナはオーズのプトティラコンボを見て後ろへ跳ぶ。
オーズ「セイヤッ!!」
後ろへ跳ぶジーナにオーズはその場で回転したかと思いきや尾骨辺りから尻尾―ティラノサウルスの尾である『テイルディバイダー』を伸ばしてジーナを殴り飛ばした。
殴り飛ばしたのと同時にオーズは地面に手を突っ込むと中からティラノサウルスの顔を模したプトティラコンボ専用武器―『メダガブリュー』を出した。
ジーナ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
殴り飛ばされたジーナは両手を地面に叩きつけて地を掴むとブレーキにして止まった。
オーズ「ハアァァァァッ!!」
ジーナが止まったのを確認したオーズは頭部プテラノドンの翼―『エクスターナルフィン』を展開し低空飛行で高速で接近する。
ジーナ「グガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
接近するオーズにジーナは両手から稲妻状態の光線と背中からの光線を発射するがオーズは全て回避する。
オーズ「セイヤァァァァーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
回避して接近したオーズはすれ違い様にメダガブリュー(アックスモード)で標的を両断する必殺技―『グランド・オブ・レイジ』を叩き込んだ。
同時にジーナの体内のコアメダルが10枚中7枚が破壊され、残りの3枚は体外に排出された。
アンク「よっ!!」
体外に排出されたコアメダルをアンクは本来の姿である右腕だけを放って空中でキャッチした。
オーズ「今だよ、未来ちゃん!!」
合図を送るオーズ。
未来「はい!!」
オーズの合図を受けて未来はアームドギアを展開させて放つ光線―『閃光』を放った。
ジーナ「ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
閃光を喰らいジーナは悲鳴を上げるが同時に同化していたカルマノイズが飛び出てきた。
ジーナ「あ…あぁ……」
同化していたカルマノイズとコアメダルが抜けてジーナは倒れかけるがそれを支える者たちがいた。
響とリトであった。
ジーナ「うっ…アタシは……」
眼を開けて自分が置かれている状況を確認するジーナ。
リト「ママ!よかった…」
元に戻った母を見てリトはほっとしていた。
ジーナ「リト……」
ほっとしている娘を見てジーナは不思議な感覚を感じていた
クリス「感動しているとこわりぃが、どうやら生き残り同士が鉢合わせてるぞ」
クリスに言われてカルマノイズを見るとそこにはジーナと同化していたのとリトに同化していたカルマノイズが合流、合体してまた1体のカルマノイズとなった。
ジーナ「どうやら此奴にいいように扱われてたみてぇだな。利子のしつけで返してやらぁ!!」
カルマノイズに暴走させられていたことを思い出してジーナは言うとコンバーターユニットを出した。
ジーナ「Ferocious wolf triaiga tron……」
起動詠唱を唄い、ギアを纏うジーナ。
ジーナ「ひと暴れとしゃれこむか!!」
槍型のアームドギアを出してジーナはカルマノイズに向かっていく。
アンク「おい、映司!コイツを使ってみろ!」
オーズに向かってアンクは漆黒のコアメダルを投げ渡した。
オーズ「これって、なんで3枚も残ってるんだよ!?」
受け取った映司は驚いて聞いてきた。
アンク「知るか!いいから使ってみろ!」
オーズ「お前…どうなっても知らないからな!」
半ば投げやりになってオーズはオーズドライバーのバックルを元に戻すとプトティラコンボを形成するメダル『プテラメダル』、『トリケラメダル』、『ティラノメダル』は映司の中へ戻り、代わりに漆黒のコアメダルを装填、オースキャナーでスキャンした。
すると漆黒のコアメダルは輝いて別のコアメダルへと変化した。
タカ!
イマジン!!
ショッカー!!!
ターマーシー!タマシー!ターマッシー!!ライダァァァー魂!!
かつてオーズが一回だけ変身したことのある極めて特殊なコンボ『仮面ライダーオーズ タマシーコンボ』だ。
オーズ「うそぉぉ!?!?」
タマシーコンボになってオーズは驚く。
アンク「意外なコンボになりやがったな」
オーズ「意外すぎるだろ!まあ、いいや、とにかく今はあのノイズを倒す!!」
タマシーコンボになって少し戸惑っていたがオーズは直ぐに切り替えてカルマノイズへ向かっていく。
クリス「ほだえやがれ!!」
12機もの大型ミサイルを展開し発射する『MEGA DETH INFINITY』を発射する。
カルマノイズはMEGA DETH INFINITYを回避しようとするが…。
未来「行かせないんだから!!」
カルマノイズの真後ろから未来が閃光を発射してカルマノイズの動きを阻害する。
阻害されたカルマノイズは時差でMEGA DETH INFINITYを喰らう。
ジーナ「ウラアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
MEGA DETH INFINITYを喰らったカルマノイズにジーナは槍型のアームドギアで連続突きを喰らわせる。
リト「ハアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
続けざまにリトが長刀と短刀のアームドギアを合体させた一刀でカルマノイズを斬る。
響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
続けざまに響がブーストしてドリルナックルを放とうと接近する。
オーズ「ハッ!」
スキャニングチャージ!!
同時にオーズも必殺技を放とうとスキャニングチャージをする。
オーズ「セイヤァァァァーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
両手の間に作り出した砂の球―イマジンの砂球と鷲―ショッカーマークの形の炎をぶつける『魂ボンバー』を繰り出した。
響のドリルナックルがカルマノイズを貫いたのと同時に魂ボンバーが着弾した。
装者たちの攻撃とオーズの魂ボンバーにより、カルマノイズは再生することなく消滅した。
同時に厚い雲が晴れ、太陽の光が戦い抜いた戦士たちを照らしていたのだった。