本編は明日に!
では、どうぞ~♪
とある塚前にて、ゴジラは両腕を組んで下にいる怪獣を見ていた。
ゴジラ「……で、またやったのか?」
ドスの入った声でゴジラは聞く。
バサラ・バードン「「はい…やっちゃいました……」」
聞かれた怪獣―『蔦怪獣 バサラ』と『火山怪鳥 バードン』は正座した状態でゴジラに答える。
ゴジラ「お前らなぁ…いい加減に人を食うの止めろ!!」
ゴジラの怒りの声が響き渡った。
ゴジラの後ろでは自衛隊が遺体となった人たちを運んでいた。
この人々はバサラとバードンに被害にあった人間たちである。
バサラは吸血植物で生き物の血を吸うのだ。
バードンは肉食で動物から人間まで肉ならなんでも食べるのだ。
因みに2匹とも雌です。
バードン「しかし、私は身籠ってますし…」
バサラ「アタシは血がないと子孫が…それにアタシらが襲ったのはハンザイシャって奴らで……」
ゴジラ「言い訳不要!!」
バサラ・バードン「「ひいぃっ!?」」
言い訳を言っていたバサラとバードンにゴジラは一喝し、震え上がらせた。
ゴジラ「今の状況は獣人類同盟条約に違反するだろ!人間は確かに響たちを除いてクズばっかだし、
バサラ・バードン「「王よ……」」
王であるゴジラに言われて感激するが……。
ゴジラ「大体なぁ、子孫残したきゃ託卵しろ!!」
バサラ・バードン「「いや、それは王の生態でしょ…」」
"託卵しろ"と言われて突っ込んだ。
ゴジラ「こほっ…ま、まあ託卵は無理でも人間以外のなら襲え」
バサラ「例えば?」
ゴジラ「コイツだ」
バサラに聞かれてゴジラはパチンと指を鳴らした。
ゴモラ「おら、来い!」
ゴジラの指音で地面からゴモラが現れて網を引っ張って何かを連れてきた。
ハヌマーン「「ウギイィィィィィィィィ!ウギイィィィィィィィィィ!」」
網の中には『大悪猿獣 ハヌマーン』が入っていた。
ゴモラ「王よ、ハワイに潜んでいた奴らです」
ゴジラ「うむ。ご苦労様、帰って奥さんを安心させとけ」
ゴモラ「はい!」
ゴジラに言われてゴモラはハヌマーンの入った網を手渡して引き上げて行った。
ゴジラ「さて、話は戻すが…このハヌ…ハヌ…糞ザルどもはエルフナインの調べで人間に近い遺伝子、つまりはデカイ人間みたいなもんらしい。コイツらは無駄に多くいるし何より怪獣軍団に入らない、ギャオスやスカルクローラー並みの害獣だ。コイツらなら食って構わん」
バードン「ほ、本当に旨いの?」
ゴジラ「モノは試しだ。ここに置いとくから…」
ハヌマーン「ウギイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」
ハヌマーンの1体がゴジラの足に噛みついた。
ブチッ
ゴジラ「死ねっ!!」
キレたゴジラは尻尾で噛みついたハヌマーンを殴った。
その際、ゴキッと音がした。
ハヌマーン「う…ウギィィィィィィ………」
首がおかしなことになったハヌマーンは泡を吹いて死んだ。
ゴジラ「処分しとけ」
バサラ・バードン「「は、はい!!」」
ゴジラの怒りを見てバトラとバードンは返事をした。
引き上げるゴジラは後ろからハヌマーンの片割れの悲鳴が轟いたが気にしなかった。
ゴジラ「さて、帰って未来のごはん、ごはん~♪」
未来の美味しいごはんを楽しみにしながら帰るゴジラだったが……。
アンギラス「王よ!九州えびの高原・賽の河原地底にいたボルケラーが背中に人間のボーリング調査の機械が刺さって暴れています!!」
地面からアンギラスから現れてゴジラに報告した。
ゴジラ「あんのバカケラァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
『噴煙怪獣 ボルケラー』が暴れていると聞いてゴジラは楽しみを邪魔された私怨付きでブチギレて雄叫びを上げる。
そしてブチギレたゴジラにより賽の河原が滅茶苦茶になったがついでに温泉が出て、そこが"ゴジラ温泉"になったのは別の話…。