戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第378話 名古屋市攻防戦 後編

プリズム光線Aと放射火炎をぶつかり合い、互いを相殺する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

放射火炎を相殺されてゴジラはバトラに向かっていく。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

向かってくるゴジラにバトラも向かっていくとジャンプした。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ジャンプしてきたバトラをゴジラは尻尾で殴り飛ばした。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

殴り飛ばされたバトラゴジラが背を向いている一瞬の隙に再びジャンプして飛び付いた。

 

飛び付いたバトラはほぼゼロ距離でプリズム光線A・Bを発射する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

プリズム光線A・Bを喰らいゴジラは振り払おうとするがバトラはがっしりと掴んで離れないようにする。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

なかなか離れないバトラにゴジラは体内放射を使った。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!?」

 

体内放射のエネルギー波によりバトラはゴジラから引き離された。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

バトラが離れてゴジラは振り向いて放射火炎を発射した。

 

だがバトラの堅牢な皮膚には効かず四散する。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

最大級の火力である放射火炎が効かず、決定打に欠けてしまいゴジラは攻めあぐねる。

 

そんなゴジラを上空から響たちが見守っていた。

 

相手はゴジラと単身で互角に渡り合う実力者、下手に援護をすればかえってゴジラの邪魔になってしまうからだ。

 

響「ガウくんの火炎が本当に効いてない…」

 

放射火炎が効かない怪獣は数多く見てきた。

 

しかし、それは『超ドラゴン怪獣 キングギドラ』や『マザーレギオン』などの宇宙から飛来した地球外生命体である宇宙怪獣である。

 

それでもある程度のダメージを負わせることはできていたが地球出身の怪獣でゴジラの放射火炎を何発も喰らいながらノーダメージである怪獣など初めてであるのだ。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

攻めあぐねるゴジラにバトラはプリズム光線A・Bを両方発射する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

プリズム光線A・Bを喰らいゴジラは数歩後退する。

 

バトラ「!!」

 

連続でバトラはプリズム光線A・Bを発射してゴジラにダメージを与えていく。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だが、ただやられ続けるゴジラではない。

 

ゴジラはバトラが一瞬だけプリズム光線A・Bを撃つのを止めた瞬間に放射火炎を発射した。

 

バトラ「!!」

 

同時にバトラはプリズム光線A・Bを発射する。

 

火炎と光線がぶつかるとゴジラは放射火炎を放ちながらバトラへ向かって走りだした。

 

クリス「なにする気だ!?」

 

放射火炎を放ちながら走りだしたゴジラに驚く。

 

そしてバトラを掴むとほぼゼロ距離で光線と火炎がぶつかり合う。

 

光線と火炎がぶつかり合う中心がずれたためにゴジラとバトラの目の前で誘爆が起きた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!?」

 

誘爆の閃光と爆発がゴジラとバトラを包み込む。

 

ゴジラは放射火炎単体ではバトラに効かないならと相殺されるエネルギーでバトラを倒そうと捨て身中の捨て身で行動したのだ。

 

目論見通り、怪獣2体分のエネルギーを有した爆発が発生し、自身ごとバトラが飲み込まれた。

 

その衝撃は空中にいた響たちにまで届く。

 

閃光が収まると爆心地には巨大なクレーターがあり、周りの建物は瓦礫の山と化していた。

 

その場にゴジラとバトラの姿は無かった。

 

響「ガウくん…ガウくん!!」

 

翼「立花!」

 

マリア「まだ危険よ!」

 

ゴジラがいないことに少し焦っている響は翼とマリアの静止を無視して爆心地のクレーターへ向かっていく。

 

響「ガウくん!どこにいるの、ガウくん!!」

 

降り立った響は辺りの瓦礫を押し退けてガウを捜す。

 

そして岩のような瓦礫を殴って壊すとその下にガウがうつ伏せに倒れていた。

 

響「ガウくん!!」

 

ガウを見つけてすぐさま駆け寄る。

 

響「確りしてガウ…!?」

 

抱き上げようとガウの体に触れた瞬間、ヌルッとする感触と鉄の臭いが鼻を突いた。

 

まさかと急いで響はガウを仰向けにすると爆発のダメージなのか胸部に大きな傷があり、そこから血がドクドクと流れ出ていた。

 

ガウの傷を見て響は急いで傷口を押さえ、出血を止めようとする。

 

響「死なせない、何度もガウくんを死なせたりしないんだから!!」

 

そう言いながら響は患部を押さえる。

 

すると地面が激しく揺れだした。

 

響「まさか…」

 

激しく揺れる地面に響は嫌な予感がした。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

土柱が上がり、地下から右側の顔辺りから黄色い体液を流しているバトラが出現した。

 

響「バトラ!?」

 

現れたバトラに構えようとしたがガウの患部を押さえているために出来なかった。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

それなりにバトラもダメージを受けていたのか反転すると名古屋テレビ塔を折り倒して地底を潜り始め、その場から離脱するのだった。




クリス「明日は投稿時間が不明だ」

マシュ「なので明日はもしかしたら投稿しない恐れがありますから注意してください」

フォウ「フォウフォーウ♪」
訳:それでは次回をお楽しみに~♪

ガウ「がう?がうがうー?」
訳:あれ?なんかいなかった?

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