戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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沖田「遂に私が水着に…やったぁ!」

ぐだ子「クラスはアサシンだけどね…」

マシュ「それに沖田さんの水着はネタ化されてますよ」

沖田「そ、そんな…」

ガウ「がうがう…」
訳:ウチの響がすいません…


第403話 ノイズの能力

ういと買い物の帰りに突如として町に起きた爆発。

 

未来とガウが向かうとそこには『動物戦隊 ジュウオウジャー』に倒された『デスガリアン』の幹部『チームアザルドリーダー アザルド』とスーパー戦隊とは異なる戦士により倒された『クライシス帝国』の怪人『怪魔ロボット シュバリアン』がノイズ化して甦り、町を破壊していたのだった。

 

シュバリアン「喰らえ!!」

 

シュバリアンは鎌となっている右腕から光弾を発射した。

 

発射された光弾は着弾して爆発を起こし、未来たちを包む。

 

アザルド「なんだよ、おおみえきった割には大したこと…ん?」

 

未来「……」

 

爆発の中で未来の歌声が響くと神獣鏡を纏った未来が姿を現した。

 

シュバリアン「なに!?」

 

神獣鏡を纏って現れた未来を見てシュバリアンは驚く。

 

アザルド「コイツは面白くなってきたな。老いぼれを殺す前にいい遊び相手が出来たぜ!!」

 

楽しそうに言うアザルドは長い長方形の打撃型ブレード『アザルドナッター』を出して未来に向かって行く。

 

ガウ「ガウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アザルド「ぬおっ!!」

 

未来に向かって行くアザルドをガウが突進して転倒させる。

 

ガウ「ガルルルルル!!」

 

アザルドを転倒させてガウはすぐさま距離を取り、威嚇する。

 

アザルド「ガキだから眼中に無かったが、良いぜ。俺の相手はお前だ、ガキ!」

 

少し邪魔された怒りがあるようだが楽しそうな口調なのは変わらずアザルドは狙いを未来からガウに変えた。

 

ガウ「がう!!」

 

狙いを自身に変えてきたアザルドを見てガウは構える。

 

シュバリアン「ハッ!!」

 

シュバリアンは胸にあるアルカ・ノイズの発光器官からビームを発射した。

 

未来「ッ!」

 

シュバリアンのビームを未来は回避すると後ろにあったビルの壁に着弾、赤い物質に分解された。

 

未来「アルカ・ノイズの分解能力!?」

 

ビルの壁に着弾して壁を赤い物質に物質させたビームに驚く。

 

今までのノイズ化した怪人はかつてのパヴァリア光明結社が使用していたノイズ怪獣とは違い、位相差障壁のみが加えられている。

 

理由としてはノイズ化した怪人たちの生前の能力が非常に高いためと推測される。

 

だからノイズ化した怪人たちに今さらアルカ・ノイズの分解能力を含ませてもそう使う用途が無いのである。

 

シュバリアン「なかなかの力だな。有機無機を問わずに相手を消滅させられるアルカ・ノイズの力、このシュバリアンが存分に使わせてもらうぞ!」

 

アルカ・ノイズの分解能力をシュバリアンは褒めながら言う。

 

未来「そんな力、私が止めて見せる!」

 

シュバリアン「止められるなら止めてみろ!!」

 

未来の言葉にシュバリアンは言うと再びビームを発射する。

 

未来「やあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

シュバリアンのビームに対して未来は折り畳んだ状態のアームドギアからビームを発射する。

 

シュバリアンのビームと未来のビームがぶつかり合う。

 

均衡する両者のビーム。

 

シュバリアン「なかなかやるな、小娘。だが、これならどうだ!!」

 

ビームの出力を上げるシュバリアン。

 

未来「くっ!」

 

シュバリアンのビームに対抗しようと出力を上げる未来だが経験の違いなのか、押し戻されて直撃を喰らってしまった。

 

未来「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ビームの直撃を喰らってしまい未来は吹き飛ばされてしまった。

 

ガウ「がう!?がうがう!!」

 

未来が吹き飛ばされたのを見てガウは救援に駆け寄ろうとする。

 

アザルド「行かせるか!!」

 

未来の救援に向かおうとしたガウの前にアザルドが跳躍して先回りして行く手を阻んだ。

 

ガウ「ガルルルル!!」

 

行く手を阻まれてガウは威嚇する。

 

未来「うぅ…はあ…はあ…はあ…」

 

フラフラになっている未来は立ち上がる。

 

ギアのシールドで分解はされていないがダメージが大きく息が途切れ途切れになっていた。

 

シュバリアン「ほう、アルカ・ノイズの力を有したこのビームに耐えるとは…シンフォギアシステムとやらもなかなかだな。しかし、ここまでだ」

 

胸部にエネルギーを溜め込むシュバリアン。

 

シュバリアン「死ね!!」

 

チャージしたエネルギーで放たれるビームが未来に向かって行く。

 

?「そうはさせるか!!」

 

《カタソーウル》

 

《リュウ!ソウ!そう!そう!この感かんじ!剣・ボーン!》

 

《硬そう!》

 

ブラック「はっ!!」

 

《ガッチーン!》

 

バンバの声がしたかと思いきや、ブラックが未来のいるビルの上から降りてきてカタソウルの能力でシュバリアンのビームを弾き返した。

 

シュバリアン「なんだと、ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 

ビームを弾かれたことに驚いてシュバリアンは諸に弾き返されたビームを喰らい、倒れる。

 

ブラック「大丈夫か?」

 

ビームを弾き返したブラックは未来の方を見て聞く。

 

未来「はい、ありがとうございます」

 

ブラックに聞かれて未来は答える。

 

するとブラックと未来の右側から変身したコウたちが来た。

 

ブルー「また新たな敵か!?」

 

ピンク「今度は、ロボットと…ブロック?」

 

シュバリアンとアザルドを見て言う。

 

アザルド「誰がブロックだ!こいつはキューブだ!!」

 

ブロックと言われてアザルドはツッコム。

 

シュバリアン「それより!何者だ、貴様ら!?」

 

立ち上がったシュバリアンは聞いてきた。

 

レッド「俺たちは!」

 

『正義につかえる気高き魂!騎士竜戦隊 リュウソウジャー!!』

 

レッド「俺たちの騎士道、見せてやる!!」

 

シュバリアンに聞かれて名乗りを上げる。

 

アザルド「なんだ、戦隊の連中だったか。だったらテメェらの相手はコイツ…」

 

そう言ってアザルドはどこからか十数個のテレポートジェムを取り出して投げようとする。

 

?「そうは!」

 

?「させないわよ!」

 

アザルド「!?」

 

テレポートジェムをばら蒔こうとしたアザルドの真上からギアを纏った翼とマリアがそれぞれのアームドギアでアザルドを斬り付ける。

 

アザルド「ぬあっ!?」

 

斬り付けられたアザルドは大きく後退する。

 

アザルド「なんだ、また乱入者か!?」

 

後退したアザルドは呟く。

 

翼「我が名は風鳴 翼!この防人の刃、受けれるなら受けてみよ!」

 

アザルドに向けて翼は名乗る、そして…。

 

マリア「いや、なにリュウソウジャーに乗って決め台詞で張り合ってるのよ!?」

 

マリアの渾身のツッコミ1発が入るのだった。




カナロ「うん、上手く名乗れた翼はやっぱり美しい!教えたかいがあった!」

『あれ、お前の仕業かよ!?』

ガウ「がうがうがうー…」
訳:なにやってるの…

翼「XV編でも使ってみるか…」

響「翼さんがやるなら私も!」

未来「響は関係ないでしょ?」

沖田「はい、すいません…って、なんで私が!?」

ガウ「がうがう…」
訳:身代わりの術…

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