戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第406.5話 九頭竜山へ!

『封印の山の封印が弱まってる?』

 

ガウ「がう?」

 

戦いが終わって長老から聞かされた言葉に全員が首を傾げる。

 

長老の話によればこうだ。

 

今から約6400万年前の昔、ドルイドン族との戦いに勝利した先祖のリュウソウ族は地球で平和に暮らしていた。

 

だが皆既日食と共に天から邪悪なる神がある人間の村に降臨した。

 

名前は不明だが村人は"赤目様"と呼んでいた。

 

赤目様がドルイドン族以上の驚異になると判断して、リュウソウ族は赤目様を倒そうとした。

 

でも、赤目様を恐れた村人たちが戦士たちを捕らえ、戦士たちを生け贄にしていたらしい。

 

何十人ものリュウソウ族の戦士たちが捕らえられ生け贄にされ、リュウソウ族は手を引こうとした時だ。

 

風の噂で赤目様の噂を聞いた三つ子の巫女が村を訪れた。

 

三つ子の巫女は歌を力に変え、異形の者たちを打ち払う旅をしていた。

 

村人たちは巫女たちを赤目様の生け贄にしようとしたが巫女たちの美しい歌声で村人たちは我に返り、赤目様と勇気を持って戦うことにした。

 

リュウソウ族や騎士竜たちも協力し、赤目様と戦った。

 

巫女たちにより村人たちに歯向かわれたことに激怒した赤目様は邪悪な力で村人とリュウソウ族、騎士竜を襲った。

 

圧倒的な赤目様の前に苦戦を強いられた。

 

赤目様の前に巫女の長女、次女が最期の力を使いある恐竜を騎士竜に変化させた。

 

それがゴジラザウルスだった。

 

赤目様を危険視したのはリュウソウ族や村人たちだけでなく、ゴジラザウルスもまた巫女たちに協力していたのだ。

 

騎士竜となったゴジラザウルスは三女の巫女と共に赤目様をある山に封印したという。

 

それが封印されている山が今の"九頭竜山"という山だという。

 

それを調べに行っていたらアザルドとシュバリアンに襲われたという。

 

メルト「九頭竜山に封印された赤目様…まさか、ワイズルーがしようとしているのは!?」

 

翼「その赤目様の復活!?」

 

コウ「じゃあ、急いでその九頭竜山に行こう!!」

 

未来「はい!」

 

マリア「急ぐわよ!」

 

九頭竜山に行こうとした時だった…。

 

長老「ダメじゃ!」

 

九頭竜山に行こうとしたコウたちを長老が止めた。

 

アスナ「なんで止めるの?」

 

長老「赤目様は伝承では人を喰らうとされる。それを止めるには三つ子の巫女とゴジラザウルスが必要だ」

 

トワ「え、それならいるよ」

 

バンバ「あぁ、確かにな」

 

長老に言われて全員の視線が集まる。

 

歌を力に変える巫女とゴジラザウルス―つまりは翼、未来、マリアの3人とガウに集まる。

 

長老「彼女たちがなんだというのだ?」

 

カナロ「彼女たちは異世界から来た戦士で歌を力に変える巫女と似た力を持ち、あの少年はゴジラザウルスです」

 

長老「な、なんだとぉ!?」

 

翼、未来、マリアが歌を力に変える巫女に似た力を持ち、ガウがゴジラザウルスであると聞いて驚き声を上げる長老なのだった。


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