戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第411話 九頭竜山の決戦 怪獣王の幕

リュウソウジャーと翼たちが次々に幹部級の怪人たちとマイナソーを撃破している中、ゴジラは骸骨恐竜と戦っていた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

放射火炎を発射するゴジラ。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!!」

 

だが骸骨恐竜は巨体に似合わない俊敏な動きで放射火炎を回避する。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!!」

 

放射火炎を回避した骸骨恐竜は頭部を花弁のように開けると怨念エネルギーで作られたエネルギー火球を四方から発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

エネルギー火球は直撃はしなかったがゴジラを周囲に着弾した時に起きた衝撃波と爆発だけで後退させた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

後退しながらもゴジラは放射火炎を発射するが骸骨恐竜は俊敏な動きで回避、一瞬でゴジラの背後に回った。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラの背後に回った骸骨恐竜は放射火炎を回避すると頭部を閉じた状態(ティラノサウルス状態)で怨念エネルギーを集束させて巨大なエネルギー火球を発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

背中にエネルギー火球を喰らい、ゴジラは倒れる。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!!」

 

倒れたゴジラに骸骨恐竜は再び頭部を花弁のように開いて四方からエネルギー火球を発射する。

 

ゴジラに雨のごとくエネルギー火球が降り注ぐ。

 

周囲の爆発と爆風で巻き上がった煙にゴジラの姿が消えてしまった。

 

クレオン「よっしゃー!よくやったぞ、骸骨恐竜!!」

 

ゴジラを倒したと思い、クレオンは骸骨恐竜に言う。

 

クレオン「よーし、あとはリュウソウジャーとシンフォギアだけだ!行くぞ~!!」

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!!」

 

リュウソウジャーとシンフォギアを倒しにいこうとクレオンと骸骨恐竜が動き始めた時だった。

 

―グルルルルル……―

 

クレオン「へ?」

 

骸骨恐竜「?」

 

喉を鳴らす獣の声を聞いて振り向いた瞬間だった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

雄叫びと同時に煙を吹き飛ばしてゴジラが放射火炎を発射した。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!?」

 

不意討ちの放射火炎を喰らい、骸骨恐竜は吹き飛ばされる。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

吹き飛ばした骸骨恐竜を追い掛けるようにゴジラは走り出した。

 

骸骨恐竜に追い付きかけてゴジラは片足を踏み込んで大ジャンプした。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

空中で体を捻り、ゴジラは尻尾を鞭のように勢い良く立ち上がった骸骨恐竜の顔面に叩き込んだ。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!!」

 

顔面に尻尾を叩き込まれて骸骨恐竜は反撃しようと頭部を花弁のように開いて四方からエネルギー火球を発射しようとする。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがそれを許すほどゴジラは甘くない、着地して直ぐに放射火炎を発射した。

 

放射火炎は骸骨恐竜を空中へ押し上げていく。

 

骸骨恐竜「ガリャアァァァァーーーーーーーーーオォォォォォーーーーーーーーーン!?!?」

 

空中に押し上げられた骸骨恐竜は断末魔を上げて爆散した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

骸骨恐竜を倒してゴジラは勝利の雄叫びを上げた。

 

クレオン「ウソォン…に、逃げよう、うん……ん?」

 

骸骨恐竜を倒されてクレオンは言うとその場から逃げようとしたがある物に気付いた。

 

それは骸骨恐竜が倒されて爆散した煙から青い人魂が出て来て九頭竜山に入った。

 

瞬間、空が分厚い曇に覆われ暗くなったかと思いきや地震が起きて九頭竜山が崩れる。

 

クレオン「な、なんだぁ!?」

 

突然の揺れに驚いていると九頭竜山が真っ二つに割れた。

 

ゴジラ「グルルルルル!?!?」

 

揺れが収まり、九頭竜山が真っ二つに割れてそこから流れ出てくる異様な気配にゴジラは後退りした。

 

?「ウゥゥゥヒャハハハハハハーーーーーーーーー!!」

 

後退りした瞬間、人の啜り泣きにも薄ら笑いにも聞こえる不気味な鳴き声が真っ二つに割れた九頭竜山から聞こえたかと思いきや火球が飛んできてゴジラを吹き飛ばした。

 

ナイトファング「ウゥゥゥヒャハハハハハハーーーーーーーー!!」

 

真っ二つに割れた九頭竜山から頭部にある口や複数の眼、巨大な黒い翼は悪魔を連想させる巨大な怪物―九頭竜山に封印されていた悪魔『赤目様』こと『悪夢魔獣 ナイトファング』が現世に顕現したのだった。


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