戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

566 / 1217
特別番外編 響の誕生日 前日

響がいないリディアンの寮にて未来、ガウ、リルの3人はリビングのテーブルを囲んでいた。

 

未来「それでは…第1回、響の誕生日プレゼント会議を開催します!!」

 

ガウ「がうがうー!」

 

リル「かうかうー!」

 

未来の言葉に続くようにガウが太鼓を"ドンドンドン"鳴らし、リルがおもちゃのラッパで"パフパフー"っと鳴らした。

 

今日は9月12日…明日の13日は響の誕生日である。

 

今回はその響の誕生日についての会議である。

 

未来「毎年この日には他の人より盛大に祝わなければなりません…でも……」

 

一息ついて…。

 

未来「もう、響になにをプレゼントしたらいいかネタがありません!!!」

 

勢いよく未来はそういう。

 

ガウ「がうがう~……」

 

訳&紙:ほとんどやっちゃったからね~……

 

※ガウとリルは紙に書いて言ったことを未来に伝えています。

 

未来「私がプレゼントっていうのもやったしなぁ……」

 

したんかい!?

 

リル「かうかうーかうー?」

 

訳&紙:ママの大好きなご飯のタワーは?

 

ガウ「がうー、がうーがう……」

 

訳&紙:あー、あれねぇ……

 

未来「クリスで実験したけど、食べるの大変だったのよね~」

 

クリスの誕生日の時に用意した"あんパンタワー"を思いだしながら言う。

 

張り切って作った割には中身の餡が甘すぎでガウとリル以外は胃もたれが起きるわ、女性陣全員は体重が増加したために泣いたのだ。

 

リル「かう、かう~?」

 

訳&紙:じゃあ、どうするの?

 

未来「もういっそのこと、この世界をプレゼントして響にオーマヒビキになってもらうのはどうかな」

 

ガウ「がうがうがう~?」

 

訳&紙:未来は響を最低・最悪の魔王にでもしたいの?

 

未来「響なら最善・最高の魔王だよ?」

 

ガウ「がうがう、がう……」

 

訳&紙:いやまぁ、そうなんだけどさ……

 

未来「それか全宇宙をプレゼントするとか?」

 

リル「かうかう~?」

 

訳&紙:どうやって?

 

未来「うーん…フリ○ザを脅してやらせればいいよ。お巡りさんにだって負けたんだらさ」

 

ガウ「がうがう、がうがうがうーがうー、がう」

 

訳&紙:いやいや、本当にやりかねないから止めてね、本当に

 

フリ○ザを使って宇宙侵略を考えてる未来に言う。

 

未来「なかなか決まらないなぁ…」

 

ガウ「がうがうがう」

 

訳&紙:真面目に考えてないからでしょ

 

リル「かうかう」

 

訳&紙:うんうん

 

未来「むっ、そういう2人は何にするか決めてるの?」

 

リル「かう!」

 

訳&紙:うん!

 

ガウ「がうがう」

 

訳&紙:当然でだよ

 

未来に聞かれて言う2人。

 

未来「どんなの考えたのかな~?」

 

リル「かうかう…」

 

訳&紙:えっとね…

 

ガウ「がう、がうがう」

 

訳&紙:リル、言わない約束

 

リル「かう…かうかう」

 

訳&紙:あ…そうだった

 

危うく言いかけたリルだったがガウに止められて言わずに済んだ。

 

未来「チッ、遺憾であるな…」

 

ガウ「がうがうー」

 

訳&紙:まだXV篇してないからそれ無しねー

 

先の話で出る人が表に出た未来にすかさずガウはツッコミを入れるのだった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。