戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第441話 顕現せし、アヌンナキ

絶唱を開始して少しした時、神の力が動いた。

 

翼「シェム・ハの防衛反応が…」

 

マリア「チフォージュ・シャトーを動かす前に気取られるなんて…!」

 

絶唱で動けない翼たちに神の力は容赦なくビームを発射し吹き飛ばした。

 

 

 

藤尭「直撃は免れた模様!」

 

友里「ですがシェム・ハに第2射の兆候が!」

 

S.O.N.G.本部にて状況が伝わる。

 

 

 

第2射が放たれた瞬間、翼たちの真下が輝き、光が包み込んだ。

 

ビームは光により弾かれ、四散。

 

光が収まると上空に白いギアとなった翼たち―XDモードになったギアにより飛翔していた。

 

ちょうど真下でキャロルがヴァネッサたちのダイダロス・エンドを撃ち破るために70億人分のフォニックゲインを発動させ、その余波で翼たちのギアをXDにしたのだ。

 

切歌「チフォージュ・シャトーは動かせなかったデスけれど!」

 

調「形と掴んだこの輝きがあれば!」

 

XDモードとなったギアのアードギア(切歌・鎌、調・丸ノコからのロボ、マリア・聖剣、翼・剣、クリス・レーザー発射可能銃)で一気に攻めかかる。

 

神の力は対抗しようと触手を大量に出現させ、放った。

 

触手の攻撃を避けながら翼たちはアードギアで次々に破壊するが、再生されてしまう。

 

 

 

友里「それでも…きっと訪れる一瞬を!」

 

藤尭「俺達銃後は疑ってない!だから!」

 

再生されてしまいながらも攻撃し続ける翼たちを見て2人は言う。

 

同時に現場に1基のミサイルが飛んできた。

 

弦十郎「人類の切り札!神殺しだ!!」

 

ミサイルがバラバラになり、中からギアを纏った響がとびだして来た。

 

 

 

今から数時間前、響は目を覚まして弦十郎と会っていた。

 

響「このままだと親友が…未来が遠くに行っちゃうんです!それに、リルくんだって……」

 

弦十郎「無茶だ!負傷の癒えてない君では…」

 

完全に傷が癒えていないのに出撃しようとする響に弦十郎は言う。

 

響「平気です!へっちゃらです!友達を…家族みたいに大切な人たちを救えなくて…私は何のためにシンフォギアやってるんですか!?」

 

この響の言葉を聞いて弦十郎はおれたのだ。

 

 

 

戻って現在。

 

ゴジラ「グルルルルル!ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ミサイルから出てきた響が見えたゴジラは負傷して動けないが背鰭から自身のエネルギーを蒼白い光として響に向かって放った。

 

未来とリルを救って欲しい…その想いが蒼白い光のエネルギーとなって響に入っていく。

 

響「受け取ったよ、ガウくん…貴方の想い…うおおおぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

ゴジラの想いを込めたエネルギーを受け取った響の周囲に蒼白いオーラが放たれ、迎撃に向かって来た触手をぶん殴る。

 

ぶん殴られた触手は損傷するが、"無かったことになるダメージ"を発動させるが再生されず、損傷した状態のままだった。

 

マリア 「ガングニール!!」

 

響が現れて叫ぶマリア。

 

翼「立花の援護だ!命を盾とし希望を防人れ!」

 

翼の指示は言わすもがなと言う風に切歌、調、マリア、クリスは響に集中して放たれた触手を破壊する。

 

だが、すぐに"無かったことになるダメージ"により再生した触手に響は殴られそうになるが何とか身を捻り、直撃を回避するがギアの一部が破壊され、ヘッドギア部分が破壊されて『Condition Red』の表示が露になってしまう。

 

響「!」

 

クリス「行けよ馬鹿!」

 

苦戦して中々近づけない響にクリスが掴んでレーザーで触手を一気に粉砕、一時的にだが響の道を作りたあげた。

 

響「おおぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

クリスが道を切り開いたのと同時に響はアマルガムを発動させた。

 

 

 

藤尭「使用が禁止されているアマルガムを!?」

 

いまだに使用禁止の状態であるアマルガムを発動させた響を見て驚く。

 

弦十郎「この際だ!謹慎程度で済ませてやれ!」

 

緊急の事態であるから多目に見てやる感で弦十郎は言う。

 

 

 

響「はああぁぁぁーーーーーーーー!!」

 

アマルガムの力を全て攻撃に変換させ、そこから放たれる拳で響は神の力本体へ突き進む。

 

切歌・調「「最速で!」」

 

クリス・マリア「最短で!」」

 

翼「真っ直ぐに!」

 

響「一直線にぃぃぃーーーーーーーー!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

訳:貫けえぇぇぇーーーーーーーーーーーー!!

 

防御しようとする神の力の触手を次々に貫く響と全員の想いが1つとなっていく。

 

 

 

だが、状況はすでに最悪の状況へ進んでしまっていた。

 

エルフナイン「違う…依代となった未来さんに力を宿してるんじゃない…大きな力が未来さんを取り込むことで…!?」

 

キャロルから役割を託されたエルフナインは未来を助けようとしていたが、未来の体が輝いてリルと同じように光の粒となって消え、"シェム・ハの腕輪"もまた光の粒となって消えてしまった。

 

 

 

同時刻、神の力本体に響の拳が命中した。

 

響「未来ぅぅーーーーーーーー!!

 

響の咆哮と共に神の力の本体の体を貫き、中心に突入した。

 

そこで響を待っていたのは…………………………………未来であった。

 

響「なんで…そこに…?」

 

チフォージュ・シャトーに捕らわれているハズの未来がなぜこの神の力の中にいることに驚く響。

 

同時に神の力がガラスのように割れて消滅するがそれはもはや神の力に非ず。

 

交差する2人。

 

だが、未来は響に全く見向きもしなかった。

 

響「未k……うわっ!!」

 

未来がいたことに驚く響を到着したミレニアムゴジラが手で殴り、地面に叩きつけた。

 

クリス「ひびk…」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

クリス「うわあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

地面に叩き付けられた響を見てクリスが助けに行こうとするがミレニアムゴジラの赤い放射火炎により、ギアの一部を破壊されて墜落する。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

さらに続けてミレニアムゴジラは赤い放射火炎を翼たちに放った。

 

4人『きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!!』

 

ミレニアムゴジラの赤い放射火炎に反応できず、翼たちもギアの一部を破壊されて墜落してしまった。

 

シェム・ハ「遺憾である。我が名はシェム・ハ。人が仰ぎ見るこの星の神が我と覚えよ」

 

先史文明期の神・アヌンナキの一柱『シェム・ハ・メフォラス』は静かに名乗り、この現世に降臨・顕現したのだった。




シェム・ハ「オッス!我、シェム・ハ!クー、やっぱシャバは最高だー!とか思ってたら、おかしな連中に詰め寄られて大ピンチ!次回戦姫絶唱シンフォギアPROJECT G XV"へいき、へっちゃらよりも○○っちゃら!"、絶対見てくれよな!」

ガウ「がうがう!?がうがうがうーがう!!」
訳:ドラ○ンボール!?ってかキャラ違い過ぎない!?

銀時「おいおい、いくら有名マンガでもな。パクったらダメだろ。パクりはこの世界が許さないよ。つーか銀さんが許さないよ!」

メガネZZ「いや、銀さん…僕らもかなりパクってますよ。…って誰がメガネZZだ!?」

銀時「ゼットゼットじゃねーよ。ダ○ルゼータだ!」

メガネZZ「誰が可変型のMSだ!!」

シェム・ハ「遺憾である。我は神である、パクりなどありえぬ」

ガウ「がうがう…がうーがう」
訳:いや…それは作者次第だよ

シェム・ハ「ならば、我が作者に成り変わ……」

ガウ「がうーがう」
訳:ダメだからね

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