操られた翼と対峙したマリアは小型で、双剣にしたアードギアで翼と斬り合っていた。
マリア「風鳴 訃堂に与することがあなたの言う人を防人るということなの!?」
斬り合いしながらマリアは翼に問う。
翼「そうだ!神の力はそのためにこそ!」
操られている翼は訃堂の思想を肯定し、それに合ったことを言い、"千ノ落涙"を繰り出す。
マリア「くっ!!」
翼をよく知るマリアは"千ノ落涙"を下手に避ければ被害が多きるなると判断して、防御態勢で耐え抜くが両頬に傷が出来る。
マリア「全く、血の通わない言の葉ね!!」
"千ノ落涙"を耐えきったマリアは翼の言葉を否定するように言う。
翼「言うに事欠いて!」
否定された翼は斬りかかる。
マリア「思い出しなさい!あなたの居場所!あなたの仲間!あなたがあなたである理由!」
翼の斬撃を防ぎながらマリアは翼に呼び掛けをする。
翼「私が私で…」
マリアの言葉に翼の心が揺らぎ始めた。
マリア「そうよ!神の力じゃない!あなたがあなたの力で人の命を守る理由を!」
畳み掛けるようにマリアはさらに呼び掛ける。
翼「知れた事を!人は弱いからだ!」
マリアの呼び掛けを振り払うように翼は斬りかかる。
翼「弱き命だからこそ強き力で守らなければならない!」
マリア「"弱いから守る"だなんて傲慢ね!」
翼「なんだと…」
マリアの一言に翼の心の揺らぎが強くなり、翼の動きが止まった。
動きが止まった翼にマリアは近寄り、ビンタした。
マリアのビンタに翼に掛けられていたミラアルクの魔眼が砕け散った。
マリア「まるで誰かを守っていないと自分を保てないみたいじゃない!」
ビンタしてマリアは言う。
マリア「いつからあなたは誰かではなく自分を守るようになってしまったの!」
翼「弱きを守るは…理由足り得ない…」
魔眼の影響下にあったとは言え、防人としての教えを全て否定されたショックでギアが解けた。
翼「じゃあ、私は…何のために…いつまでも"防人防人"と馬鹿みたいに繰り返してきたのよ…」
全て否定された翼はその場に崩れるように座り込み、顔を覆う。
翼「わからない…わからないわ…」
もはや"防人"が何なのか、自分が何を守るべきなのか、それが分からなくなり翼は嘆く。
そんな翼にマリアは近寄り、同じ視線にまで目線を落とすと自身の方に抱き寄せた。
マリア「大丈夫よ。私が…私たちが付いてる。あなたが道に迷ったなら、私たちが導いてあげる」
翼「マ…マリア…う、うわあぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!」
マリアに言われて翼は泣いたのだった。
数分後、翼な泣き止んだ。
マリア「さ、行くわよ。指令やガウたちを援護に……」
立ち上がったマリアは翼に言ったその時だ…。
ゴジラ「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
翼・マリア「「!?」」
ゴジラの悲鳴を聞いて振り向くと風鳴宗家のある場所の隣の山林に胸の傷口が開き、出血して倒れているゴジラがいた。
そして、ゴジラの前には胸部や下腕部に蛇のような意匠があり、背中には左右に3つの計6つのシリンダーのようなのがあり、白が基調のカラーリングをした巨大ロボットが立っていたのだった。
次回はゴジラVS"FINAL"に出た敵ロボットになります
要はオリジナルです…
本当にすいません!!
では、次回をお楽しみに~♪