戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G XV   作:ダラケー

606 / 629
第450話 咲く、防人の花

翼を庇い、訃堂の凶弾が八紘の体を貫通する。

 

翼「お、お父様ぁ!!」

 

倒れた八紘に駆け寄る翼。

 

訃堂「フン…ここにもまた愚息がおったか」

 

身を挺して娘を守った八紘を見て訃堂は言い捨てる。

 

翼「どうして…お父様が…」

 

八紘「私以外の男にお前の父親面などされたく…なくてな…」

 

翼に聞かれ、八紘は言う。

 

八紘「翼…人は弱いから守るのではない…人には…守るべき価値があるからだ…それを…忘れるな…」

 

翼に"防人とは何なのか"を諭させるように八紘は言い残すと目を閉じた。

 

翼「ああー!!お父様ぁ!!」

 

目を閉じた八紘の体が段々と冷たくなり始めたを感じて翼は涙を流した。

 

訃堂「逝ったか!親に逆らうからだ!」

 

八紘を見て訃堂は笑いながら言う。

 

アザルド「あーあ、子にも容赦無しか。ヒデェな、オーナー」

 

笑いながら言う訃堂に身体中傷だらけのアザルドがやって来て言う。

 

訃堂「親不孝なアヤツらの自業自得だ。それより、貴様随分と苦戦したようだな」

 

傷だらけのアザルドを見て訃堂は言う。

 

アザルド「流石は風鳴家に仕えていた忍びだな。中々隙が出来なくて苦労したぜ」

 

胸にできた大きな傷を触りながら言うアザルド。

 

どうやら苦戦はしたが緒川を倒して来たようだ。

 

訃堂「そうか…」

 

それを聞いた訃堂は群蜘蛛を拾い上げるとアザルドに突き刺した。

 

アザルド「がはっ!?オ、オー…ナー…何で…だ…………」

 

群蜘蛛を突き刺されてアザルドは驚く。

 

訃堂「貴様は用済みなのだよ、我が右腕」

 

突き刺した群蜘蛛をアザルドから引き抜く訃堂。

 

訃堂に止めを刺されたアザルドは膝を着くと爆散した。

 

訃堂「親不孝者ばかりに、使えぬ奴らばかりよ…嘆かわしい」

 

弦十郎たちとアザルドのことを言っているのか訃堂は言う。

 

翼「それでも…私の歌を!聞いてください!」

 

涙を流しながら悲しみを怒りに変えて翼は立ち上がり、訃堂に言い放つ。

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron…」

 

起動詠唱を唄いギアを纏うとアードギアを出して斬りかかる。

 

斬りかかってきた翼に訃堂は群蜘蛛で受け止めると押し返す。

 

押し返された翼はを二刀のアードギアを連結させ、焔を纏ったアームドギアを回転させての一閃『風輪火斬』を繰り出す。

 

しかし、訃堂はアードギア相手に(名刀とはいえ)通常の刀である群蜘蛛でカウンターし、防いだ。

 

通称『なにするものぞ、風輪火斬』である。

 

訃堂「歌で世界は守れぬ!人が繋がりわかり合うなど片腹痛し!」

 

風輪火斬を防いだ訃堂は"臨兵闘者皆陣列前行"の九字をなぞると訃堂の後ろから不動明王が現れる。

 

訃堂「そのような世迷言、血を流し命を礎としてきた先達に顔向けできぬと何故わからぬ!」

 

訃堂の一撃が翼を襲いかかる。

 

訃堂「ふっ…む!?」

 

さっきの一撃で訃堂は翼を倒したと思いきや爆煙が収まるとそこには黄金のバリアで守られた翼がいた。

 

翼「お父様ぁー!!」

 

訃堂の一撃が命中する刹那、翼は"アマルガム"を発動させて身を守ったのだ。

 

"アマルガム"は禁止されているが八紘により禁止が解除されていた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

翼の"アマルガム"に呼応するようにゴジラが立ち上がり、パルパレーパ・プラスがアンギラスに向かって放った"ゴッドアンドデビル"を響が使っていたアマルガム時のアードギアと同じ黄金の腕で防いでいた。

 

翼「受けとれ、ガウ!!」

 

翼は"アマルガム"の刀型のアードギアを2本造り、片方を自身に、もう片方をゴジラに与えた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

"ゴッドアンドデビル"を押し返し、ゴジラは翼の渡してきたアードギアを受け取りパルパレーパ・プラスに構えたのだった。


 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。