戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第8話視聴して…

ゼロ「すげー…地球人にもあんなのがいるのか…」

ペガ「これだとリクやライハでもに勝てないよ」

ライハ「いやいや、まずアレは人間かどうか疑わしいわよ!?」

リク「ミサイルを掴んで投げ返すって凄すぎでしょ…」

ゼロ「親父が師匠にした特訓より厳しいな」

レム『ジープで追いかけ回されるよりマシかと思われますが?』

レイト「どっちもどっちかと…」


第47話 エスカロン空港戦(前編)

バルベルデ共和国の空港、エスカロン空港は炎の海と化していた。

 

あちらこちらに現れた通常のアルカ・ノイズに加えて巨大アルカ・ノイズが無差別に破壊の限りを尽くしていた。

 

「こいつら味方じゃないのか!?」

 

「そんな見た目じゃない…うわあぁぁぁぁぁ……」

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ……」

 

バルベルデの兵士たちが応戦していたが通常兵器がそこまで効くわけがないアルカ・ノイズに一方的に殺されていた。

 

それを物見遊山にカリオストロは見ていた。

 

プレラーティ「派手に暴れて装者とゴジラを引き摺り出すワケだ」

 

そこへプレラーティが現れてカリオストロの意図を言う。

 

カリオストロ「あーら?手伝ってくれるの?」

 

プレラーティ「私は楽しいこと優先…ティキの回収はサンジェルマンに押し付けたワケだ…ん?」

 

ヘリの音を聞いて見るとS.O.N.G.のヘリが来ていた。

 

カリオストロ「待ち人&待ち獣来たり」

 

乗っているマリアたちを見て言うカリオストロ。

 

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron…」

 

ヘリから飛び降りて起動詠唱を唄いギアを纏う3人。

 

降りながら調はヘッドギアの左右のホルダーから小型の丸ノコを連続で放つ『α式・百輪廻』を繰り出し、アルカ・ノイズの数を減らす。

 

ガウ「がうぅーーーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

最後にガウが飛び降りて雄叫びを上げながらゴジラになり滑走路を破壊して(砕きながら)着地し、放射火炎で巨大アルカ・ノイズを消滅させる。

 

プレラーティ「のっけからおっぴろげなワケだ、ならばさっそく!!」

 

ヨナルデパズトーリを出そうとした時、切歌がワイヤーでプレラーティを捕らえた。

 

切歌「さっそく捕まえたデース!!」

 

カリオストロ「もう、何をしているよの!?」

 

文句を言うカリオストロにマリアが攻撃を仕掛ける。

 

 

 

藤尭「アガートラーム、シュルシャガナ、イガリマ、ゴジラ敵と交戦!」

 

友里「適合係数安定しています!」

 

エルフナイン「みなさん…」

 

マリアたちのことを心配しながら見るエルフナイン。

 

 

 

カリオストロ「今度はこっちで無敵のヨナルデパズトーリを…」

 

マリア「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

カリオストロ「がっ!?」

 

マリアの右拳がカリオストロの頬を捉えた。

 

マリア「攻撃の無効化、鉄壁の防御…でも貴女は無敵じゃない!!」

 

カリオストロ「あうっ!?」

 

思いっきり殴り飛ばす。

 

プレラーティは体を光らせてイガリマのワイヤーを破壊して自由になるが同時に調と切歌の攻撃がくる。

 

マリア(繰り出す手数であの怪物の召喚を抑えてしまえば勝機はある!)

 

繰り出す手数を増やしてヨナルデパズトーリを出す隙を与えないようにするマリア。

 

対してカリオストロはシールドを張って隙を伺う。

 

マリア「ぐっ!!」

 

シールドを破壊した時、マリアに痛みが走った。

 

調「うっ!!」

 

切歌「くっ!!」

 

プレラーティと交戦していた調と切歌も同様だった。

 

 

 

友里「適合係数低下、まもなくリンカーの効果時間を超過します!」

 

藤尭「司令!シュルシャガナとイガリマの交戦地点に滑走中の…」

 

弦十郎「航空機だと!?」

 

 

 

副機長「人が!割りと可愛い子達が…」

 

切歌たちを見て言う。

 

機長「止まるな!止まったらこっちが死ぬんだぞ!!」

 

航空機の後ろからは大量のアルカ・ノイズが追いかけていた。

 

切歌「調!」

 

調「切ちゃんの思うところはお見通し!」

 

マリア「行きなさい!あとは私とガウに任せて!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

切歌「了解デース!!」

 

マリアとゴジラに言われて切歌はプレラーティを撥ね飛ばして調と共に向かう。

 

プレラーティ「あの二人でどうにかなると思っているワケだ」

 

切歌に撥ね飛ばされた衝撃で落ちたカエルのぬいぐるみを拾い上げながら言う。

 

カリオストロ「でもこの二人とこれらをどうにかできるしら?」

 

そう言ってカリオストロは懐からテレポートジェムを出して投げた。

 

魔法陣が現れてアルカ・ノイズが現れたかと思いきやアルカ・ノイズではないのが現れた。

 

セミのような姿に両腕がハサミになっている宇宙人―『宇宙忍者 バルタン星人』が現れたのだ。

 

マリア「これは!?」

 

カリオストロ「ある世界にいる宇宙人をアルカ・ノイズの力を埋め込んで作ったものよ。さらにゴジラにこの子がお相手よ!」

 

さらにカリオストロは新たなテレポートジェムを出してゴジラに向かって投げた。

 

?「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

巨大な魔法陣が現れて中から一匹の怪獣が雄叫びを上げながら現れた。

 

右手が鎌、左手が鉄球、五角形の模様のある腹、長い尻尾、背中の左右にはトゲが伸び、逞しい足に、デカイ耳と角を持ち、身体中にアルカ・ノイズの発光器官を持った怪獣―『分解暴君怪獣 ノイズタイラント』だ。

 

ゴジラ「グルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

咆哮を上げてノイズタイラントに構えるゴジラ。

 

カリオストロ「やっちゃいなさい、ノイズタイラント!」

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

カリオストロの指示を聞いてノイズタイラントはゴジラに向かっていく。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラもノイズタイラントに向かっていく。

 

 

 

マリア(頼んだわよ、ガウ)

 

ノイズタイラントと戦うゴジラを見てマリアはバルタン、カリオストロ、プレラーティに斬りかかるがカリオストロとプレラーティは後ろに跳んだり、シールドを張って防いできた。

 

バルタン「フォッフォーフォッフォッフォッフォッフォッフォー!!」

 

バルタンはゾンビのようにマリアに接近する。

 

そんなバルタンをマリアは短剣で斬り捨てる。

 

斬られたバルタンは地面に倒れる、だが…

 

バルタン「フォッフォーフォッフォッフォッフォッフォッフォー!!」

 

マリア「!?」

 

再び立ち上がって襲い掛かってきた。

 

これにはマリアは驚く。

 

マリア「このっ!!」

 

カリオストロとプレラーティの相手をしつつバルタンを再び斬り捨てる。

 

バルタン「フォッフォーフォッフォッフォッフォッフォッフォー!!」

 

だがまた立ち上がって襲い掛かってきた。

 

マリア「どうなっているの!?」

 

何度倒しても復活するバルタンに驚く。

 

バルタン「フォッフォーフォッフォッフォッフォッフォッフォー!!」

 

驚いているマリアにバルタンは片方のハサミを開け、赤く光らせた。

 

マリア「か、体が!?」

 

体が動かなくなって驚くマリア。

 

これがバルタンの特殊能力の一つ―『赤色冷凍光線』だ。

 

バルタン「フォッフォーフォッフォッフォッフォッフォッフォー!!」

 

空いているもう片方のハサミも開けると白い光弾―『白色破壊光弾』を発射した。

 

マリア「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

白色破壊光弾を喰らってしまいマリアの姿は爆煙に包まれた。

 

カリオストロ「ヨナルデパズトーリを出すまでもなかったわね」

 

爆煙に消えたマリアを見て言う。

 

マリア「それはどうかしら?」

 

「「「!?」」」

 

爆煙を突き破るように放たれる―アームドギアを収納した左腕アーマーを砲身に変形させて放つ砲撃『HORIZON†CANNON』が3人を直撃した。

 

 

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ノイズタイラントは両耳から針のような光線―『アロー光線』を発射する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

対するゴジラは放射火炎でアロー光線を相殺する。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

アロー光線が相殺されてノイズタイラントは尻尾攻撃を繰り出す。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラも尻尾攻撃で対抗してきた。

 

絡み合う2体の尻尾。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ノイズタイラントとゴジラの引っ張り合いが始まった。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

パワー勝負でゴジラはノイズタイラントに引っ張られてしまう。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

それでもゴジラは負けじと引っ張る。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

そんなゴジラにノイズタイラントは首を振り向いて口から『爆炎放射』を繰り出した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

爆炎放射はゴジラの後頭部に直撃し倒れてしまった。

 

同時に絡まりも解けてノイズタイラントは体をゴジラに向けた。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

五角形の腹から冷凍ガスを繰り出した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

冷凍ガスは倒れているゴジラの下半身から尻尾を地面に固定させた。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

動けないゴジラにノイズタイラントは口からの爆炎放射と腹からの冷凍ガスを合わせた『ハイブリッドヘルサイクロン』を喰らわせようとする。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ノイズタイラントがハイブリッドヘルサイクロンを放とうとした瞬間、ゴジラは地面に向かって放射火炎を放ちその衝撃で体を起こし、勢いで下半身と尻尾を地面に固定していた氷を破壊した。

 

そしてノイズタイラントに向き直って放射火炎を発射する。

 

ハイブリッドヘルサイクロンと放射火炎が激突する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

威力を上げてハイブリッドヘルサイクロンを押し返した。

 

ノイズタイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

放射火炎はハイブリッドヘルサイクロンを完全に押し返し、ノイズタイラントに命中し爆煙が姿を包んだ。




モア「はぁ~…なんで私、前の話の前書きで忘れられたのかな?」

ジャタール「はぁ…影薄いのかな~」

「「はぁ~…」」

ゼナ「おい、愛崎モア!そこの宇宙人を捕らえろ!ベリアルの部下だ!」

モア「やる気ないんで勝手にやってくださ~い…」

ジャタール「私も忘れられてるからやる気ないんで~…」

ゼナ「なんなんだ?この状況…」

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