戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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すいません、まさかのスマホが壊れてしまい……

新しくなったスマホで頑張りますよー!


第462話 我らは王の盾

友里「探査ロケット発射施設に新たに敵性反応検知!数2!!」

 

パルパレーパ・プラスとピア・デケム・ピークの出現を報告する。

 

弦十郎「不死身の巨大ロボットだと…」

 

ゴジラの攻撃の直撃を受けたのにもかかわらず再生し、無傷の状態となるパルパレーパ・プラスを見て驚く。

 

藤尭「空を航行可能で、変形までする…どこのロボットアニメだよ!」

 

ピア・デケム・ピットがピア・デケム・ピークに変形したを見て言う。

 

その発言で2人ほど精神ダメージを喰らったのは別の話。

 

 

 

パルパレーパ「悪魔の破壊神・ゴジラ、今度こそ貴様を地獄へ叩き落としてくれる!!」

 

風鳴宗家での戦いを覚えているのかパルパレーパが言うと機体であるパルパレーパ・プラスが地面を蹴ってゴジラに殴りかかる。

 

殴りかかってきたパルパレーパ・プラスにゴジラはシールドを構えて巨大化させ防御しようとする。

 

パルパレーパ「無駄だ!!」

 

防御するゴジラをパルパレーパ・プラスはシールドごと殴った。

 

ゴジラ「!?」

 

シールドごと殴ってきたパルパレーパ・プラスに驚いていたゴジラだが次の瞬間、シールドごと吹き飛ばされてしまった。

 

吹き飛ばされて倒れるゴジラ。

 

そこへ十数機のレシプロ機が飛んできてゴジラに突撃する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

レシプロ機自体が爆弾なのかゴジラに激突すると爆発し、ダメージを与えていく。

 

レシプロ機はピア・デケム・ピークの胸部の三段甲板と両腕から発艦していた。

 

響「ガウくん…うわっ!!」

 

ピア・デケム・ピークのレシプロ機―『機雷艦載機』の特攻攻撃に晒されるゴジラを助けに行こうとする響だったが自身の前に中が落下してきて吹き飛ばしてきた。

 

リル「グルルルル…」

 

響の前に現れたのはリルで、喉を鳴らして威嚇していた。

 

ガウ(獲物)をパルパレーパに奪われて仕方なく、ピア・デケム・ピークとなったピア・デケム・ピットから飛び降りて響とクリスに狙いを変えたのだ。

 

響が援護に来れず、ゴジラはピア・デケム・ピークから発艦する機雷艦載機の特攻攻撃に晒され続ける。

 

パルパレーパ「ぬあぁぁぁぁッ!!」

 

機雷艦載機の攻撃が止んだかと思いきやパルパレーパ・プラスが一気に距離を詰めて殴ってきた。

 

何とかシールドを向けてガードするもパルパレーパ・プラス自体の攻撃力が前より上がっているのか完全に防ぎきれずにダメージを負ってしまう。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

何とか反撃しようと鎌を振るうが…。

 

パルパレーパ「笑止!!」

 

振るわれた鎌をパルパレーパ・プラスは刃部分を掴んで止め、ゴジラの手から奪い取ると顔面を殴り、腹部を蹴り、吹き飛ばした。

 

パルパレーパ「神により復活したこの身は前とは比べ物にならんほど強化されている。このようにな!!!!」

 

ゴジラから奪った鎌を捨てるとパルパレーパ・プラスはシリンダー状の多目的モジュール『カーベータ』を背中から分離すると自身に向けて刺した。

 

刺さったカーベータから何かが注入されていく。

 

パルパレーパ「見せてやろう、私の真の力を!ヌオォォォォォアァァァァァァァ―ーーーーーーーーッ!!!!!」

 

カーベータから何かが注入されてパルパレーパが吠えるとパルパレーパ・プラスの姿が変わっていった。

 

曲線的なボディラインだった姿がかなり鋭角的な形態となった。

 

パルパレーパ「パルパレーパ・プラジュナァァァァァッ!!!!」

 

パルパレーパ・プラスが自らカーベータことドーピングシリンダーにあるケミカルナノマシンを注入し強化した姿―ジャイアントメカノイド『パルパレーパ・プラジュナ―』となった。

 

ゴジラ「グルルルル!?」

 

パルパレーパ・プラスがプラジュナーとなって驚くゴジラ。

 

パルパレーパ「ここからは全力で貴様を倒させてもらうぞ、悪魔の破壊神よ」

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

強化したパルパレーパに、爆弾である機雷艦載機を有するピア・デケム・ピークの2体にゴジラは危機に陥った、その時だ。

 

?「ギャウォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

ゴジラの鳴き声ではない声が轟いたかと思いきやピア・デケム・ピークに赤い火球が命中した。

 

パルパレーパ「なに!?」

 

突然の火球に対応できず、ピア・デケム・ピークはバランスを崩してプラジュナ―を巻き込んで倒れた。

 

ゴジラ「グルルルルル?」

 

いったい何が起きたのか分からずあっけにとられるゴジラ。

 

すると見覚えのある影がゴジラの前に舞い降りた。

 

※ここから日本語で話しますが周囲からは鳴き声にしか聞こえません。

 

ラドン「王よ!ご無事ですか!!」

 

ゴジラの前に舞い降りてきたのは怪獣軍団三大将軍の一角・空将『翼竜 ラドン』であった。

 

ラドンの他にも側近である『火山怪鳥 バードン』と『超古代竜 メルバ』。

 

そして両腕が翼である翼腕、額には角が生え、目は眠たいように常に半開きでどこかユーモラスがあり、頭の耳で顔がどこか蝙蝠にも似た怪獣『有翼怪獣 チャンドラ―』が飛来し、ゴジラの前に着地した。

 

ラドン「王よ、ここは我らにお任せを!王は急ぎ王子をお救いください!!」

 

ゴジラに進言するラドンにバードン、メルバ、チャンドラーは頷き、賛同する。

 

ゴジラ「だがお前らだけでは…」

 

ラドンの進言にゴジラは悩んだ。

 

確かにリルを助けたい、だが相手は自身を追い込むほどの実力を有したロボット、いくら三大将軍の一角であるラドンとその直属のバードンたちでも厳しいからだ。

 

ラドン「例え敵わずとも、時間だけは稼いでみせます!どうかここは我ら、王の盾としてお使いください!!」

 

ゴジラ「お前ら……よし、分かった。お前らのその誠意、しかと受け取った!」

 

ラドンたちの誠意を感じたゴジラは言うとラドンたちは「おぉ!」と歓喜する。

 

ゴジラ「ただし!生きて…必ず生きて島で会おうぞ」

 

ラドン「ハッ!必ずや!!」

 

ゴジラに言われて返事をするラドン。

 

ラドンの返事を聞いてゴジラはリルを捜し、周りを見るとクリスに発砲されてエルザのところにいたヴァネッサとミラアルクの元へ合流。

 

その周囲を響たち装者が取り囲む形となっていた。

 

そしてヴァネッサが何かを取り出したかと思いきや翼が斬りかかって落としまったのか翼とヴァネッサたちの足元に転移用の魔法陣が展開された。

 

※ここから元の鳴き声に戻ります。

 

響「翼さんを1人にするな!!」

 

響の言葉を聞いてマリアたちが一斉に駆ける。

 

ゴジラもそれを聞いて向かっていく。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ガウ「がう!!」

 

身体を光らせてガウに戻るとそのまま駆けていく。

 

全員が展開された魔法陣に乗った瞬間、全員の姿が消えてしまった。

 

ラドン「クルルルルル……」

 

訳:王、王妃、そしてお仲間殿…どうかご無事で…

 

消えたガウたちを見てラドンは言う。

 

パルパレーパ「おのれ…またしても…またしても邪魔だてしてくれたな、怪獣共ォォォォォォォ!!」

 

怒り狂ったようにパルパレーパは叫び、ピア・デケム・ピークを退かして機体を起こした。

 

ラドン「ギャウォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」

 

訳:行くぞ、お前ら!!

 

起き上がったプラジュナ―を見て叫ぶとバードンたちは一斉に構えた。

 

ラドン「ギャウォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」

 

訳:我ら、王の盾としてこの力振るわせてもらうぞ!!!

 

バードン「グルギュワアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

チャンドラー「ガルガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

メルバ「ピリュアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

訳:おう!!(×3体分)

 

一斉に飛翔し、プラジュナーとピア・デケム・ピークに向かっていくのだった。




次回は響たち目線になりまーす!

お楽しみに~

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