戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第468話 オペレーションシステム

翼「マリア!」

 

ガウ「ガルルルルル!!」

 

リル「グルルルルル!!」

 

現れたエンキに翼とガウ、リルが警戒する。

 

マリア「待って!彼は夢に見た」

 

警戒する3人を止めるようにマリアは言う。

 

翼「夢!?」

 

ガウ「がう?」

 

リル「かう?」

 

マリアに言われて警戒しながらも構えを解く。

 

エンキ「ーーーーーーー」

 

4人を見たエンキは何かを伝えようとしているのか口が動いてはいるがなんと言っているのか分からなかった。

 

翼「何を伝えようとしているのか…?」

 

エンキの発する言葉が分からず、戸惑う4人。

 

するとエンキの体が一瞬だけノイズが入った時だ。

 

エンキ『施設内で観測されたパターンを基に言語をチューニングしてみた。これで通じるであろうか?』

 

4人『!?』

 

ノイズが入った時、エンキの発する言葉が日本語になって聞こえたことに驚く。

 

マリア「あなたは?」

 

いち早く冷静になったマリアがエンキに聞く。

 

エンキ『俺はオリジナルエンキの意志をトレスしたオペレーティングシステムだ』

 

マリアの問いにエンキこと、オリジナルのエンキの意思をトレースしたオペレーションシステムは名乗る。

 

※オペレーションシステムなんですけど、姿がエンキなのでセリフの前にある表記はエンキのまま続けさせていただきます。

 

マリア「エンキ…シェム・ハも口にしていた…」

 

風鳴宗家の屋敷にてシェム・ハが口にしていたことを思い出すマリア。

 

翼「それでここはいったい月遺跡のどこなんだ?」

 

次に翼がこの場所のことをオペレーションシステムに聞いてきた。

 

エンキ『ここは観測ベース・マルドゥーク。ネットワークジャマー・バラルの中枢だ』

 

翼の問いに答えるオペレーションシステム。

 

4人『!?』

 

だが、4人はオペレーションシステムの言った言葉ー『バラルの中枢』、つまりはフィーネやサンジェルマンたちが解こうとした神が人類に掛けた呪い、『バラルの呪詛』の制御室であることに驚かされたのだった。

 

 

 

ミラアルク「反響定位にて動体反応を4つ捕捉。こいつのどれかがヴァネッサとエルザだとありがたいぜ!」

 

別の場所にてミラアルクはおり、コウモリなどが有する能力ー『エコーロケーション』である場所の位置とその場所にいる人数を感じとり、羽を拡げて飛翔するとその場所へ急行する。

 

ミラアルク(もし、4人あるいは敵がいたらウチが、ゴジラがいたらウチら3人とシェム・ハの力を合わせてが作ったこの最大・最強のノイズ怪獣でぶっ倒してやるぜ)

 

急行しながらミラアルクは自身の懐にあったジェムを出しながら自身にとって最悪のことを考えていたのだった。


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