戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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XV編最終章1(第479話) 激闘の序幕

弦十郎「間に合ったのか!」

 

エクスドライブのギアとなった響たちを見て叫ぶ。

 

大統領《間に合わせたのだ。我々が!人類の生命が!神の野放図に抗って!生命の力で!》

 

状況を知っている大統領が通信に入り言う。

 

同時に世界各国のエンジニアたちの努力でコンピューターからのシェム・ハのネットワーク攻撃を防ぎ、さらにコスモスたちの結界によりシェム・ハに生体端末化されていた怪獣たちが次々に開放されていた。

 

 

 

シェム・ハ「呪われた力、神殺したち。我の依代たる友の体を前に何とする?」

 

響とゴジラ(神殺し)を見てシェム・ハは問う。

 

問われた響の中に観覧車で未来が言っていた言葉を思い出していた。

 

 

 

未来『じゃあ、私かリルくんのどっちかが誰かを困らせてたら響はどうするの?』

 

響『え…』

 

 

 

響「誰かを困らせる誰かがいるのなら私は止める!この拳で!」

 

あの時は冗談だと言われて答えられなかったが、今は答えられる。

 

この呪われた拳であっても未来を…大切な家族を救えるなら神でも相手にする覚悟が響の中でできていた。

 

キャロル「俺達7人とゴジラが揃った今なら神の摂理を覆せる!共に行くぞ!」

 

響たちの帰還を感じて立ち上がったキャロルは言う。

 

 

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

戦う前にゴジラは片膝を地に付けて手を地面に置くとゆっくりと開いた。

 

ゴジラが開いた手からエルザとリルが倒れていた。

 

あの寸での所に絶唱のエネルギーを受けてゴジラとなり2人を大気圏の摩擦熱から守っていたのだ。

 

パルパレーパ「行かせるものか。貴様らの相手は我々で十分だ」

 

構えた響たちの前にブラジュナーとピア・デケム・ピークが前に出てきた。

 

ゴジラ「グルルルル!!」

 

ブラジュナーとピア・デケム・ピークが前に出たのを見てゴジラが響たちの前に出る。

 

どうやらたった1人でこのジャイアンメカノイド2体を相手取る気のようだ。

 

響「ガウくん…絶対勝ってきてね!」

 

ガウの意志を察した響は無茶と言いかけたがすぐに思いとどまってそういった。

 

ゴジラ「グルッ!!」

 

響に言われてゴジラは強く頷いた。

 

キャロル「行くぞ!!」

 

キャロルの号令で響たちは飛翔し、シェム・ハの方へ向かっていく。

 

パルパレーパ「行かせるかと言ったはずだ!!」

 

シェム・ハの方へ向かう響たちをブラジュナーとピア・デケム・ピークは攻撃しようとした時だった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響たちの行く手を阻もうとする2体にゴジラは放射火炎を放って牽制した。

 

パルパレーパ「おのれ…よかろう、まずは貴様から消してやる!!」

 

牽制したゴジラに狙いを変えるブラジュナーとピア・デケム・ピーク。

 

パルパレーパ「三度戦うことになるとはな、破壊神。ここで決着を着けてくれる!!」

 

ブラジュナーのコックピットにてゴジラを確認したパルパレーパは言う。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラも決着を着ける気でいるのか雄たけびを上げて臨戦すると先制とばかりにブラジュナーに向かっていく。

 

パルパレーパ「ポイズンソリッド!!」

 

胸部から打ち出される毒の塊―ポイズンソリッドでゴジラを攻撃するブラジュナーと機雷艦載機を複数発艦させてゴジラへ特攻攻撃させるピア・デケム・ピーク。

 

パルパレーパ(避けようとしてもピア・デケム・ピークの機雷艦載機は追尾式、貴様を追い立て我がポイズンソリッドの射線に追い込んでくれる)

 

そうパルパレーパが考えていた時だ。

 

ゴジラの左腕が輝いたかと思いきや首長の龍のような手甲となるとそこから放射火炎に似た蒼白い炎を繰り出した。

 

ゴジラの放った炎がブラジュナーのポイズンソリッドとピア・デケム・ピークの機雷艦載機を飲み込み消滅させた。

 

パルパレーパ「なに!?」

 

ゴジラの予想外の攻撃にパルパレーパは驚く。

 

驚いているパルパレーパにゴジラは手甲を消すと今度は黄金の両腕を展開、そのまま両腕でブラジュナーを殴り飛ばした。

 

ブラジュナーが殴り飛ばされたのを見たピア・デケム・ピークは機雷艦載機を両腕と胸部から発艦させる。

 

ゴジラ「グルルルル…」

 

ピア・デケム・ピークが機雷艦載機を発艦させるのを見てゴジラは黄金の両腕を消すと右手を光らせると巨大な弓矢を出現させると構える。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

弓の弦を引いていた手を放して矢を放つゴジラ。

 

放たれた矢は蒼白く光りながらピア・デケム・ピークに向かっていく。

 

ピア・デケム・ピークの胸部に矢が刺さる。

 

仰向けに倒れて爆発するピア・デケム・ピーク。

 

パルパレーパ「無駄だ!我々は神の力を受けている!何度倒されようとすぐに蘇…!?」

 

爆発したピア・デケム・ピークを見てパルパレーパはそういうがピア・デケム・ピークが再生し、蘇る様子が無かった。

 

パルパレーパ「神の力が発現しない!?」

 

蘇らないピア・デケム・ピークを見て驚くパルパレーパ。

 

パルパレーパ「まさか、神々の不条理を覆す力を得ているのか!?ありえん、そんな滅茶苦茶があってなるものかぁ!!」

 

焦るパルパレーパはブラジュナーを操縦し、ゴジラへ向かっていく。

 

パルパレーパ「ゴッドアンドデビ…」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

必殺技である"ゴッドアンドデビル"を繰り出そうとしたパルパレーパだったがゴジラは弓を消して両手を光らせると右手に鎌、左手に円月輪を出すとそれぞれでブラジュナーの腕を切断し、技を封じ込めた。

 

パルパレーパ「ぬぅ!まだまだぁ!!」

 

両腕を失いながらもブラジュナーは背中のブースターを吹かしてポイズンソリッドを放ちながら突進してくる。

 

鎌と円月輪を消すと今度は自身サイズの日本刀を出して、刀身にエネルギーを溜め込む。

 

ゴジラ「グルルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

訳:エクス…カリバー!!

 

溜まったエネルギーは金色に輝きながら奔流のように放たれ、ポイズンソリッドごとブラジュナーを飲み込んだ。

 

パルパレーパ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

放たれた金色の奔流の一撃に飲み込まれたブラジュナーは輝きの中へ消し飛ばされた。

 

("どこのセイバーで、腹ペコ騎士王の宝具だよ!?"ってのは無しで)

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ブラジュナーを倒してゴジラは雄たけびを上げるとシェム・ハと戦っている響たちを見て救援へ向かうのだった。

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