翼「XV編が最終回で、大団円で終わってたが、再開してよかった」
クリス「だな。結構苦労するだろうが…」
響「まあ、ゆっくりしながら書いてくれればいいしね。さて、カンヌでパルムドールを取った今回のお話は…」
クリス「違うだろぉ!!」
翼「万引きをしているぞ」
クリス「ダメだろぉ!!」
響「戦姫絶唱シンフォギア~登場!万引きギア!~」
クリス「そんなタイトルじゃないだろ!?」
翼「ならば、名探偵シンフォギア!真実はいつも1つ!」
クリス「人様の人気にあやかろうとするなぁ!戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G ACT 2だ!」
響「アカデミー賞くださぁい!」
クリス「いい加減にしろぉ!!」
第483話 異変
ある日の昼下がり、リルは未来と響の2人と家にいた。
ガウはエルザと新婚旅行で世界一周の旅行に行っているため日本自体を不在にしている。
響「今頃、ガウくんとエルザちゃん、どのあたりかなぁ…」
未来「そうだね、今はオーストラリアの方じゃないかな?」
リル「かうかう!」
訳:コアラのとこだ!
新婚旅行に行っているガウとエルザがどのあたりを旅行しているのかと話す。
すると響のスマホにメールを受信した時に流れる着信音がした。
起動してメールを開くとガウとエルザが一番有名なオーストラリアのオペラハウスをバックに頬をくっ付けて幸せそうにしているガウとエルザの写真が添付されていた。
それを見た響の手に力が入り、スマホにヒビが入る。
響「ガウくんが幸せそうなのは良いけど…なんでその隣が私じゃないの……」
ジェラシー剥き出しで響は言う。
未来「響…」
そんな響の肩に未来は手を置いて一言。
未来「今日の晩御飯は抜きね」
満面の笑みで死刑宣告(響にとって)を告げた。
響「ひいぃぃぃっ!ご、ごめんなさぁーーーーーーーーーーい!!」
未来「……今日は謝ったから許すけど、2人が幸せならそれでいいでしょ?それにエルザちゃんは私たちの家族になったんだからジェラシーは禁止って言ったよね?」
笑顔で黒いオーラを出しながら未来は聞く。
響「はい…確かに約束…しました…」
正座して響は言う。
リルは未来が怖くなりベッドに逃げ込んでいる。
未来「もう、これに懲りたら…」
話しかけた時、地揺れが起きた。
未来「じ、地震!?」
響「な、なんで急に!?」
突然の地揺れに驚く2人。
リル「かう!」
2人が驚いている中、リルはすぐさまベランダに出た。
外では寮から少し離れた地面が崩落し、中から1体の怪獣が姿を現した。
ティグリス?「ガルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
地面から出現したのは大柄の体躯で、額に伸びた2本の角、口には鋭い牙が並び中でも上顎の犬歯2本が長く伸びている虎にも似た四足歩行の怪獣―『地殻怪地底獣 アルブームティグリス』こと『ティグリス』であったが、体全身から黒いオーラが溢れ出ていた。
さらに体のあちこちの血管が浮かび上がって、毒々しい模様となり、目は真っ赤になっていた。
ティグリス?「ガルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ティグリスは目の前にあったマンションに突進して破壊した。
続けて長い尻尾を振り回して周囲の建物を凪ぎ払って破壊する。
暴れるティグリスに町は混乱し、破壊された建物から火の手が上がり、サイレンや爆発、怒号や悲鳴が聞こえてきた。
そんな状況にリルは言葉を失ってしまっていた。
響「か、怪獣が…」
未来「なんで暴れてるの?」
落ち着いた響と未来も暴れてるティグリスの姿を見て驚いていた。
すると3人の通信端末の着信音が鳴った。
響「はい、響です!」
弦十郎『突然ですまない!世界各国で一部の怪獣たちが出現、町を破壊している!!』
通信に出ると弦十郎が慌てた口調で言ってきた。
響「ここだけじゃないんですか!?」
弦十郎『“ここだけじゃない”?まさか!!』
未来「はい!こっちにも怪獣が出てきて暴れてるんです!」
自分たちの目の前で起きている現状を伝える。
弦十郎『やはりか!すでにクリスくんたちは対外将軍怪獣たちと協力して怪獣たちと戦闘している!響くんたちは現地の怪獣を抑えてくれ!』
響・未来「「了解!」」
リル「かう!」
響「急ごう、2人とも!」
未来「うん!」
リル「かう!」
弦十郎の指示を聞いて3人はティグリスを止めるために外へ向かって行くのだった。
マリア「って、前書きが新年早々に破滅してるわよ!」
切歌「完全に銀○デス…」
調「しかも実写版…」
マリア「今年もぐだぐだになりそうね…」