ミレニアムゴジラ「グルルルル…」
ティグリスを吹き飛ばしたミレニアムゴジラはその場を漂う爆煙を睨んでいると爆煙からティグリスの尻尾が襲い掛かってきた。
ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
迫る尻尾を右腕で弾き防ぐと放射火炎を放とうとしたその時だ。
ティグリス?「ガルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
爆煙からティグリスが飛び出してきた。
ミレニアムゴジラ「!?」
飛び出してきてティグリスに驚いて慌てて放射火炎を放ったが外れてしまい、そのまま押し倒されてしまった。
ミレニアムゴジラの後ろ側の近くのビルにガングニールのギアを纏った響と神獣鏡のファウストローブを纏った未来が降り立った。
響「リルくん!」
未来「王様のリルくんを攻撃するなんて…やっぱり何か変だよ響」
現怪獣王であるミレニアムゴジラに何の戸惑いなく攻撃するティグリスを見て驚く。
響「とにかく、あの怪獣を止めないと!」
ミレニアムゴジラにのし掛かるティグリスに響と未来は向かって行く。
響「どりゃあー!!」
ドリルナックルをティグリスに叩き込むが大地の力に守られたティグリスの皮膚に弾かれてしまう。
未来「やあぁー!!」
響が弾かれて未来が周囲に鏡型のファンネルを展開、そこから一斉に光線を発射する。
光線が全てティグリスに命中し、周囲を爆煙が覆い尽くした。
未来「効いた?」
爆煙を見て未来は呟く。
すると爆煙からティグリスの尻尾が未来に向かっていく。
未来「!?」
油断していた未来は迫る尻尾に反応出来なかった。
響「未来!!」
未来を助けようと響は向かうが間に合いそうになかった。
ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
だが、そこティグリスに押し倒されてしまっていたミレニアムゴジラが真下から放射火炎を発射した。
ティグリス?「ガルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!?」
爆煙からティグリスが悲鳴を上げながら放射火炎に押されて、地面に叩きつけられた。
響「リルくん!ナイス!」
未来「ありがとう、リルくん!」
助けてくれたミレニアムゴジラに言う2人。
ミレニアムゴジラ「グルルルル…」
未来が無事なのを確認したミレニアムゴジラはすぐにティグリスの方を向いて睨んだ。
ティグリス?「ガルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
起き上がったティグリスは怒ったのか、ミレニアムゴジラに向かって突進する。
ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
突進してくるティグリスにミレニアムゴジラは放射火炎を発射した。
ミレニアムゴジラ「!!」
ティグリスに放射火炎を放ったミレニアムゴジラはティグリスの目から涙が流れていることに気付いた。
ティグリスはまるで自ら放射火炎に当たるように突っ込んだ。
ティグリス?「ガルギャアオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
放射火炎に突っ込んだティグリスは悲鳴を上げる。
ティグリス?「ガルギャアオォォォォォォォォォォ………………」
放射火炎を喰らい続けてついにティグリスの命の炎が尽きた。
大地の力により、ティグリスの肉体は爆散はしなかったが眠るように目を閉じて横たわった。
その表情はどこか安堵の表情をしていた。
ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ティグリスの涙を見てミレニアムゴジラはその意味を悟り、怪獣王として敬意を払う雄叫びを上げる。
ミレニアムゴジラがティグリスを放射火炎で倒した時、少し離れた場所に上空に黒いフードで顔を覆い、紫のオーラを体から放っている人物が浮遊していた。
?「ほう…この時代のゴジラか…だが姿が違うが…あぁ、長男の方か」
ミレニアムゴジラを見て人物は呟く。
?「少々遊んでやるか」
そう人物は言うと左手を黒い光で輝かせた。
ティグリスを倒したミレニアムゴジラ、その時だ。
後方から大量の砂が吹き上がった。
響「な、なになに!?」
未来「砂が吹き上がった!?」
吹き上がった大量の砂に驚く。
ミレニアムゴジラ「グルルルル!?」
砂の中でミレニアムゴジラは何かの気配に気付いた。
アントラー?「キャアァァァァァァァァァァゴオォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
吹き上がった大量の砂の中からアリジゴクのような姿をした怪獣―『磁力怪獣 アントラー』だった。
だが、アントラーもまたティグリスと同じで体のあちこちの血管が浮かび上がって、毒々しい模様となり、目は真っ赤になり、体全身から黒いオーラが溢れ出ていた。
テレスドン?「ガアァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
いや、アントラーだけではない。
砂の中から現れたのは眼から口先にかけスマートな直線的な顔をした怪獣―『地底怪獣 テレスドン』であったがアントラーと同様に体のあちこちの血管が浮かび上がって、毒々しい模様となり、目は真っ赤になり、体全身から黒いオーラが溢れ出ていた。
?「さあ、狩りの始まりだ」
アントラーとテレスドンの2体が出現したのを見て人物はフードの奥で笑っているようにそう呟いたのだった。