戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第494話 新たなる異変

止めを刺そうとして接近したカイライゴルザを発熱した両腕で貫いたビースト。

 

カイライナツノメリュウ「グルルルルル…」

 

発熱した両腕で相方であるカイライゴルザを倒されたのを見てカイライナツノメリュウは警戒して距離をとる。

 

ビースト「警戒してんのか?悪いが今の俺には距離なんか関係ないぜ!!」

 

警戒するカイライナツノメリュウを見てビーストは言うとビーストスパークのレバーを引くと甲部分にテレスドンの顔が現れると両手に炎が現れた。

 

スキル・テレスドン!!

 

ビースト「テレスマグマァッ!!」

 

炎が現れた両手を左を上へ、右を下へ回しながら胸前まで持ってくると前へ突き出して放つ火炎―『テレスマグマ』なる技を繰り出した。

 

カイライナツノメリュウ「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ビーストの放ったテレスマグマを見てカイライナツノメリュウは青い火炎を放って対抗する。

 

ビーストのテレスマグマとカイライナツノメリュウの青い火炎がぶつかり合う。

 

2つの火炎はやがてお互いの力を相殺する。

 

カイライナツノメリュウ「グルルルルル!ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

炎同士が相殺してカイライナツノメリュウは翼を広げて飛翔、上空から攻めようとする。

 

だが…。

 

スキル・アントラー!!

 

カイライナツノメリュウ「!?」

 

聞こえてきた音にカイライナツノメリュウは驚く。

 

ビースト「マグネットシザー!!」

 

上空にいるカイライナツノメリュウに向かってビーストの腕から伸びていた7色の鋏の刃のような部分―『マグネットシザー』が放たれた。

 

カイライナツノメリュウ「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

向かって来るマグネットシザーを回避しようとするカイライナツノメリュウだが、マグネットシザーはカイライナツノメリュウを追尾してきた。

 

追尾してきたマグネットシザーに対応できず、翼を切り落とされた。

 

カイライナツノメリュウ「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

翼を切り落とされてカイライナツノメリュウは地面に落ち、叩き付けられた。

 

ビースト「シェアッ!!」

 

カイライナツノメリュウが落ちたのを確認したビーストは両腕を蒼白く光らせた。

 

ビースト「ディーノミック光線!!」

 

蒼白く光らせた両腕を右腕を縦、左腕を横にしてL字にクロスさせて必殺技の『ディーノミック光線』を発射した。

 

その先に起き上がったカイライナツノメリュウがいた。

 

カイライナツノメリュウ「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

起き上がったばかりのカイライナツノメリュウにディーノミック光線が命中、悲鳴と共に爆発した。

 

爆発したカイライナツノメリュウのいた場所からビー玉サイズの光が飛んできてビーストのカラータイマーに吸収された。

 

ビースト「安らかに眠ってくれ…さて、リルの兄貴たちを助けに……」

 

カイライナツノメリュウを倒したビーストはカイライメルバとカイライガルラに苦戦するミレニアムゴジラと響たちを助けに行こうとした。

 

その矢先だった急に空が曇り、雨が降り始めた。

 

ビースト「雨?なんで急に…!?」

 

雨が降り始めたことに首を傾げていると激しい地揺れが起きた。

 

レッドキング「ピギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴモラ「ギイィィィイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

グドン「グウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

地面から苦しんだ声を上げながらレッドキング、ゴモラ、グドンの3体が飛び出してきたのだった。


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