戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第495話 状況

未来「このっ!!」

 

光線を発射する未来だがカイライメルバはマッハ6の高速で未来の光線を回避する。

 

カイライメルバ「ピリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

未来の光線を回避したカイライメルバは目から怪光線を発射する。

 

未来「くっ!」

 

怪光線を回避する未来だが、少し掠ったのか右腕に血が滲み出て、バランスを崩してしまい落下してしまう。

 

響「未来!」

 

落下する未来を響はキャッチする。

 

未来「ありがとう、響」

 

響「私の手が届く範囲で誰も失わせないよ」

 

イチャイチャムードを出すひびみく。

 

すると通信が2人のギアとファウストローブに入る。

 

弦十郎『響くん、未来くん!現場はどうなっている!?』

 

響「師匠!それが傀儡怪獣が4体と雑魚猿が数十体町に現れて、今戦ってるんですけど…苦戦してて…」

 

通信してきた弦十郎に響は現状を説明する。

 

弦十郎『傀儡怪獣が数十体!?』

 

響の説明を聞いて弦十郎は驚く。

 

未来「翼さんたちはまだ来ないんですか?」

 

驚いている弦十郎に未来は聞く。

 

かなり長い間戦っているのに翼たちが救援に駆けつけないことが変であったからだ。

 

弦十郎『……すまないが落ち着いて聞いてくれ。今、その町は謎の結界に包まれて中に入れない状況だ』

 

響「えぇっ!?」

 

弦十郎の言葉に耳を疑い、驚きの声を上げてしまった。

 

すると、空が曇りだして雨が降り始めた。

 

レッドキング「ピギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴモラ「ギイィィィイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

グドン「グウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

雨が降り始めたのと同時に地揺れが起きて、地下からレッドキング、ゴモラ、グドンの3体が出現した。

 

 

 

ビースト「な、なんだぁ!?」

 

突然振りだした雨、それと同時に現れたレッドキング、ゴモラ、グドンの3体にビーストは驚く。

 

レッドキング「ピギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

出現したレッドキングはビーストに気付くと襲い掛かってきた。

 

ビースト「うおっ!?」

 

襲い掛かってきたレッドキングにビーストは後ろへ飛んで回避する。

 

ビースト(なんだコイツら!?ただ苦しんでる!?傀儡化とは違う…何にがどうなってんだ!?)

 

襲い掛かってきたレッドキングにビーストは違和感を感じていた。

 

ビースト「ちっ、傀儡化した怪獣とは正直戦いたくねーし、残り時間とエネルギーもねーが…」

 

レッドキングの体に手を回した。

 

ビースト「やるしかねーよなぁ!!」

 

掴んだビーストは体を後ろへのけ反り、レッドキングを頭から地面に叩きつけた。

 

頭を叩きつけられてレッドキングは気を失ったかのかそのまま倒れてしまった。

 

ビースト「!?」

 

起き上がったビーストだが体がふらついてしまった。

 

ビースト「チッ、もうそろそろヤバイか…!?」

 

ゴモラ「ギイィィィイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

グドン「グウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ふらつきながらも何とかバランスを保ったビーストにゴモラとグドンの2体も襲い掛かってきた。

 

ビースト「くっそが!!」

 

襲い掛かってきたゴモラとグドンの2体にビーストは向かって行く。

 

 

 

2体の怪獣とビーストが戦っている時、少し離れた場所に人影があった。

 

ファントムだ。

 

ファントム「良くやってくれた、ビースト。これは俺の勝利を祝福する雨だ…ククク…ハハハハハハハハ!!」

 

ビーストと降りだした雨を見てファントムの高笑いが響き渡るのだった。


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