戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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短くてすいません!

って、シンカリオンの映画にゴジラ出てるじゃん…

ユキノゴジラって…

ミクと戦ってるし…

何者!?


第509話 謎の怪物

静寂を打ち壊す警報音、警報音鳴り響く通路を慌ただしく走る響たちは発令室に入る。

 

弦十郎「来たか」

 

発令室に入ってきた響たちを見て弦十郎は言う。

 

響「師匠、何があったんですか?」

 

弦十郎「先ほど静岡県熱海駅付近に巨大怪物が出現した」

 

未来「怪物?怪獣じゃないんですか?」

 

弦十郎「あぁ。口で言うより映像を見てもらった方がいいかもしれんな」

 

弦十郎がそう言うと藤尭が中央のスクリーンに静岡県熱海駅付近の映像を映し出した。

 

そこには背に七色の蝶のような羽、蛇の体のような骨の尻尾、太い帯状の腕、イカにも似た平べったい体、雫を逆さまにしたような顔面、頭の上には青い正八面体の物体が浮いている怪物だった。

 

切歌「な、何なんデスか、あのトンデモは!?」

 

映し出された怪物を見て驚く。

 

弦十郎「分からん。なんの前触れもなく現場に出現した」

 

翼「なんの前触れもなく…ですか?」

 

弦十郎「あぁ。すでに現場一帯の地下を根城にしている超古代怪獣 ゴルザと古代怪獣 グドンが攻撃を仕掛けたが怪物のレーザー攻撃に一撃で倒された」

 

マリア「怪獣が一撃で倒されるなんて…」

 

弦十郎「その後、特生自衛隊のメーサー部隊が攻撃を仕掛けたが怪物のシールドに攻撃を阻まれ、返り討ちにあった」

 

調「自衛隊も…」

 

怪獣と自衛隊を退かせた怪物の話を聞いて言葉を失くす。

 

弦十郎「俺たちはこれから日本政府の要請でこいつと戦うことになる。自衛隊の援護もあるがあまり期待は出来ない。ここで最大の戦力は君たちシンフォギアとリルだけだ」

 

響たちを見ながら弦十郎は言う。

 

クリス「ま、そうなるだろーな」

 

翼「これも防人としての宿命。ならば全力でやるまでです」

 

リル「かうかう!」

 

すでに分かっていたのか口々に言う。

 

弦十郎「よし。1時間後に現場に到着する!それまで全員万全の態勢でいるように!!」

 

『了解!』

 

リル「かう!」

 

 

 

S.O.N.G.が静岡県熱海付近に向かっているころ同場所の上空に1人の人物がいた。

 

富士山麓にて『自然コントロールマシン ゴウウ』と響たちの戦いを見ていた人物だった。

 

?(サア、来ルガイイ人間ヨ。ソシテ見セテクレ、進化ノ先二アル可能性ヲ)

 

何かを待っているのか人物はそう思っていた。

 

 

 

リル「かう?」

 

待機室で響たちと待機していたリルは響の膝を枕にして眠っているとピクッと何かに反応し、起き上がった。

 

響「どうしたの?」

 

起き上がったリルを見て響は聞いて来た。

 

リル「かうかう」

 

響に聞かれてリルは首を横に振って何でもないと言い、また響の膝を枕にして眠り始めた。

 

未来「緊張でもしてるんじゃないかな?ほら、リルくん私と一緒で実戦経験あんまりないから」

 

響「あ、そっか。それもそうだね」

 

前の怪獣王であったガウと違い、リルはまだまだ実戦経験が少なく、少し緊張しているのではと言われて響は納得する。

 

響「リルくんだってガウくんと同じで戦いは怖いよね…」

 

眠っているリルの頭を撫でながら響は言うのだった。


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