戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第520話 石川シュバルツ五右衛門、散る

ハヤト「響さん、リル、スザク!来てくれたんだ!!」

 

救援に駆けつけた響、ミレニアムゴジラ、スザクを見てハヤトは言う。

 

響「助けに来たよ、ハヤトくん!」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

訳:ここからが反撃開始だよ!!

 

ハヤト「うん!」

 

響とミレニアムゴジラに励まされてボロボロの状態にも関わらずE5 はやぶさMkⅡは起き上がり、戦闘態勢を取る。

 

石川シュバルツ五右衛門「バカな、シンフォギアとゴジラだと!?どうやってこの闇に閉ざされたはずのこの場所へ侵入した!?」

 

闇に閉ざされて誰も侵入できないはずの捕縛フィールドに入ってきた響とミレニアムゴジラを見て石川シュバルツ五右衛門は言う。

 

スザク「闇だか何だか知らないけど、アタシたちキトラルザスからすればそんなの関係ないのよ」

 

石川シュバルツ五右衛門の問いに答えるようにスザクが捕縛フィールド内にある線路の上から見下ろしながら言う。

 

石川シュバルツ五右衛門「く、そのような能力を持つ者がいたか」

 

機体を起こしながら石川シュバルツ五右衛門は状況を確認する。

 

石川シュバルツ五右衛門(こちらでまともに戦えるのは拙者とキングシトエルのみ。もう1機のクライナーはシンカリオンに右脚を切断されている…だが、向こうはシンフォギア1人と経験の浅い怪獣が1体だけ。あの女は戦力にならんだろうし、シンカリオンもだいぶガタが来ている。今勝機を逃すなど、有りえん!!)

 

石川シュバルツ五右衛門「行くぞ!!」

 

状況を瞬時に確認した石川シュバルツ五右衛門は一気に間合いを詰めに掛かる。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

向かってくるシュバルツ専用クライナーロボにミレニアムゴジラは赤い火炎―放射火炎を発射したがキングシトエルが正八面体からレーザーを発射して相殺して防いできた。

 

響「近づけさせない!!」

 

ミレニアムゴジラの放射火炎がキングシトエルのレーザーで相殺されてしまい、響が迎撃しようと跳躍した。

 

石川シュバルツ五右衛門「愚かな、シンフォギアとは言え、生身の人間!このクライナーロボのパワーに勝てるものか!!」

 

迎撃に来た響に石川シュバルツ五右衛門は言うと杭を響に向けて発射した。

 

響「どりゃあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

発射された杭を響は自慢のドリルナックルで殴ると粉々に粉砕した。

 

石川シュバルツ五右衛門「な、なんだとぉ!?」

 

人間よりも巨大な杭をいとも簡単に破壊した響を見て石川シュバルツ五右衛門は驚いて声を上げる。

 

響「私のアームドギアはこの拳!今更杭だろうと黄金だろうとこの拳で、うち砕く!!」

 

ブーストして加速しながら響はシュバルツ専用クライナーロボに接近する。

 

石川シュバルツ五右衛門「この!!」

 

接近する響にシュバルツ専用クライナーロボは両腕の杭を全弾発射する。

 

だが響は全ての杭をその拳で破壊する。

 

響「デヤアァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

全ての杭を破壊した響は一気に最大までブーストして両腕を合わせたドリルナックルを繰り出してシュバルツ専用クライナーロボを胸部から貫いた。

 

響「今だよ、ハヤトくん!!」

 

ハヤト「はい!行くよ、シャショット!!」

 

シャショット『おう!!』

 

響に言われてハヤトはシンカギアのレバーを最大前方へと傾けた。

 

するとE5 はやぶさMkⅡの胸部が左右に開いて2連装の砲身が露になり、エネルギーがチャージされる。

 

石川シュバルツ五右衛門「不味い、クライナー!!」

 

エネルギーをチャージするE5 はやぶさMkⅡを見て石川シュバルツ五右衛門はクライナーを呼ぶ。

 

右脚を切断されて動けなかったクライナーロボが妨害しようと銃口を向けるがそこへスザクが頭部に蹴りを入れてきた。

 

頭部のメインコンピューターを破壊されたのかクライナーロボは動かなくなる。

 

スザク「少し野暮よ。それは」

 

動かなくなったクライナーロボを見ながらスザクは言う。

 

ハヤト「デュアルグランクロス!!」

 

最大前方へと傾けたシンカギアのレバーを一気に引いた。

 

《デュアルグランクロス!!》

 

胸部から露になった2連装の砲身から放たれるビーム『デュアルグランクロス』が放たれた。

 

放たれたデュラングランクロスはシュバルツ専用クライナーロボを飲み込んだ。

 

石川シュバルツ五右衛門「くっ、我が命運も…ここまでか…絶景かなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

デュアルグランクロスに飲み込まれたシュバルツ専用クライナーロボは爆発、中にいた石川シュバルツ五右衛門も断末魔を上げながら愛機と運命を共にした。

 

同時に捕縛フィールドを覆っていた闇が消失した。

 

石川シュバルツ五右衛門とシュバルツ専用クライナーロボが破壊されたのを見てキングシトエルは周囲に溶け込むように姿を消そうとする。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

姿を消そうとするキングシトエルにミレニアムゴジラは放射火炎を発射するがすでに遅く、着弾した時にはキングシトエルの姿はどこにもなかった。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

逃げられたミレニアムゴジラは今度こそ決着を着けるつもりでいたのだが雄たけびを上げて悔しがるのだった。




シュバルツ専用クライナーロボと石川シュバルツ五右衛門が倒される少し前、捕縛フィールドの外でゲンブとメノウの2人は戦っていた。

メノウ「ハッ!!!」

ゲンブに向けて光弾を放つメノウ。

そんなメノウの攻撃をゲンブは木から木へと跳んで回避する。

メノウ「逃ゲテバカリデハ勝テナイゾ!!」

回避し続けるゲンブにメノウは言う。

ゲンブ「ナゼダ。ナゼ俺タチガ争ワネバナラナイ?」

メノウ「オ前ハ…イヤ、オ前ダケデハナイ。"スザク"モ"セイリュウ"モ、種族ヲ裏切リ、人間二肩入レシタ。ソレダケデ十分ダ!!」

ゲンブの問いに答えながらメノウは光弾を発射する。

木から木へと回避するゲンブ。

ゲンブ「オ前ハ復讐デモスルツモリナノカ?」

メノウ「最初ハソノツモリダッタ。ダガ、ソレハ無意味ト悟ッタ」

ゲンブ「デハ何ガ目的ナンダ?」

メノウ「前ニモ言ッタハズダ。裏切リ者二語ル事ナドナイト…………!!」

光弾を放とうとしたメノウだったが何かを感じて光弾を放たず、捕縛フィールドの方を見た。

同時に捕縛フィールドを包んでいた闇が消失していた。

メノウ「ヤハリ、人間ノ進化ハ興味深イ」

闇が捕縛フィールドから消失したのを見てメノウは言うと掻き消えるように姿を眩ました。

ゲンブ(メノウ…イッタイ、オ前ハ何ヲ企ンデイルンダ……)

姿を消したメノウのことを考えながらゲンブはそう思っていた。
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