ガイスターの強襲に遭い出撃が困難になったシンカリオンたち、だがそこへガイスターと戦う正義の味方『宇宙警察 カイザーズ』のメンバー『ブルーレイカー』と『グリーンレイカー』の『レイカーブラザーズ』の助けで何とかミレニアムゴジラの元へ合流したE5 はやぶさMkⅡとブラックシンカリオン紅、そして響。
ブラックシンカリオン紅のスペックでキングシトエルのATフィールドを破壊しながら追い詰めたがキングシトエルから『第3使徒 サキエル』が出現し、E5 はやぶさMkⅡ、ブラックシンカリオン紅、響、ミレニアムゴジラを倒してしまうのだった。
ハヤト「き、巨大怪物体からまた別のが現れるなんて……」
吐血した痕を拭いながらハヤトは立ち上がり、キングシトエルとサキエルを見る。
E5 はやぶさMkⅡはカメラは無事でも他の機能はまだ動かないらしく指すら動かなかった。
目標を全て倒したと判断したのかキングシトエルとサキエルは都市の方へ移動を開始した。
ハヤト「不味い!シャショット!聞こえる、シャショット!!」
シャショット『うっ…くっ…ハヤト…?いったい何が……』
ハヤトの叫びでシャショットも起きてハヤトに状況を聞く。
ハヤト「キングシトエルから別の巨大怪物体が出たんだよ。俺たち、そいつの攻撃で…早くしないと2体が都市の方に!!」
シャショット『分かった。だが再起動までしばらくかかるぞ!』
ハヤト「でも急がないと!!」
E5 はやぶさMkⅡの再起動に時間がかかると聞いてハヤトは言う。
そうこうしている内にキングシトエルとサキエルの2体が都市に入りかけた時だった。
キングシトエルとサキエルに向かっていく2両の新幹線があった。
1両は色は紫色をした500系新幹線。
もう1両は『世界初の高速鉄道車両』と名高い『新幹線0系』で、色は黒色をしていた。
ハヤト「あの新幹線は!?」
紫色の500系新幹線を見てハヤトはあるシンカリオンを思い出した。
【BGM:残酷な天使のテーゼ】
500系新幹線は一気に加速し、E5 はやぶさMkⅡを含む全てのシンカリオンと同じ超進化速度へ突入した。
《超進化速度、突入しまーす!》
?「チェンジ、シンカリオン!!」
紫色の500系に乗るシンカリオン運転士はシンカギアのレバーを降ろした。
《500_TYPE_EVA!シンカリオンに変型しまーす!!》
超進化速度へ突入して、シンカリオン運転士がシンカギアのレバーを下げたことで500系―いや、シンカリオン 500_TYPE_EVAは変形した。
続けて今度は0系が加速し、超進化速度へ突入する。
《超進化速度、突入しまーす!》
超進化速度へ0系が入るとシンカリオン運転士はシンカギアのレバーを降ろした。
《
超進化速度へ突入して、シンカリオン運転士がシンカギアのレバーを下げたことで0系は変型していき、最終的には背鰭と尻尾があり、胸部の部分がゴジラとなっている獣人型のシンカリオン―『0_TYPE_GODZILLA』となった。
《シンカリオン 500_TYPE_EVA!!!》
《シンカリオン 0_TYPE_GODZILLA!!!》
変型を追えて500_TYPE_EVAと0_TYPE_GODZILLAがキングシトエルとサキエルをライダーダブルキックの要領で蹴り飛ばした。
蹴り飛ばされたキングシトエルとサキエルは不意打ちに近い攻撃であったためにATフィールドは展開できず、海側へ落とされた。
ハヤト「シンカリオン…500_TYPE_EVA…来てくれたんだ、シンジ!!!」
500_TYPE_EVAを見てハヤトは夢に中で共にキングシトエルを倒してくれた仲間―『碇 シンジ』の名を叫ぶ。
シンジ「お待たせ、ハヤトくん」
500_TYPE_EVA運転士のシンジはE5 はやぶさMkⅡの方を見て言う。
ハヤト「なんでシンジがここに!?もしかして夢でも見てる!?」
シンジ「大丈夫だよ、ハヤトくん。これは現実だから」
混乱しているハヤトにシンジはそう言いながら0_TYPE_GODZILLAの方を見た。
シンジが見ていることに気付いた0_TYPE_GODZILLAは頷くと跳躍した。
一気にハヤトたちがいる埋め立て地を一望できる距離まで行くと胸部の口を開いた。
そこからキラキラと蒼白い光が降り注がれた。
ミレニアムゴジラ「グ…グルルルル…!!」
蒼白い光を浴びてサキエルの掌から放たれる光の槍『光のパイル』で頭に穴を開けられて倒れていたミレニアムゴジラの穴が塞がり、起き上がると雄たけびを上げる。
響「うおっしゃあぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!!!」
さらに埋もれていた瓦礫を全部吹き飛ばして響が出てきた。
セイリュウ「うぐっ…」
さらにさらに機能を停止していたブラックシンカリオン紅もサキエルの両目から放つ不可視の光線『破壊光線』による損傷と倒れていたセイリュウも起き上がった。
そしてそれはE5 はやぶさMkⅡも同様だった。
シャショット『凄いぞ、すべての機能が復活した!これな行けるぞ!!』
ハヤト「凄い…ありがとう、ゴジラ!!」
傷を癒し、シンカリオンの機能を全て復活させた0_TYPE_GODZILLAにお礼を言う。
0_TYPE_GODZILLAはミレニアムゴジラの前に着地すると返事をするように頷いた。
ミレニアムゴジラ「グルルルル……」
自身の前に着地した0_TYPE_GODZILLAから何かを感じたのか顔を摺り寄せてきた。
摺り寄せられた0_TYPE_GODZILLAは優しく撫でて応えた。
響「あのシンカリオン…もしかして……」
ミレニアムゴジラが警戒することなく摺り寄る姿を見て響は0_TYPE_GODZILLAを見てある子の姿と重なった。
すると海に追い落とされたキングシトエルとサキエルが浮上、陸へ向けて進みだした。
響「くっ!」
身構える響。
その時だ。
?『お前1人でまだ何とかなると思ってんのか?』
?『安心しろ、立花!私たちが来たからには奴らの好きなようにはさせん!!』
聞き覚えのある2人の女性の声、それと同時に空から大型ミサイル、青い斬撃、紫色の光線、白銀の光線、緑色の鎌、ピンク色の鋸がキングシトエルとサキエルへ向かっていき2体の上陸を阻んだ。
響「あれって!!」
見覚えのある技の数々に響は喜びと興奮で空の方を振り向くとこれまた見覚えのあるロケットに乗った6人の女性たち―『風鳴 翼』、『雪音 クリス』、『暁 切歌』、『月読 調』、『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』、『小日向 未来』の6人、響とリルの本来いる世界の仲間でシンフォギア装者たちだった。