戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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いやぁ、シンフォギアXDとAXZ楽しみで書いた新作です

急がしい中、新作増やすって……

たまに更新しますんで長い目でお楽しみください

ではどうぞ!


邂逅の戦姫と王
プロローグ


なんで…なんでみんなきらうの?

 

ぼくが…ぼくがなにをしたの?

 

なんで…なんでいたいことするの?

 

おしえてよ…ぼくは…なんでうまれたの?

 

 

 

―森林―

 

大戸島の森林にて猟銃を持った男二人がいた。

 

「おい、本当にいるんだろうな?」

 

「間違いねぇって、この奥の泉にオオサンショウオがいるんだよ」

 

そう話ながら二人は足場の悪い山道を歩いていく。

 

険しい山道を歩くこと2時間後、二人は森林の拓けた場所に出た。

 

そこは三方を山で囲まれて透き通るように綺麗な水である泉があった。

 

「間違いねぇ、ここだ!地元の連中も滅多に来られない秘境の泉だ!!」

 

地図を見ながら叫ぶ。

 

「よし、さっそく罠を仕掛けようぜ!」

 

「あぁ、キンイロパンダトカゲを捕まえれば…」

 

「俺たちは億万長者だ!」

 

互いの顔を見てニヤけながら言う二人は網を出して泉に入った。

 

「ん?」

 

「どうした?」

 

「今なんか聞こえなかったか?」

 

「はぁ?耳鳴りだろ?」

 

「そうだ…」

 

なにか聞こえて聞くが耳鳴りだろうと言われて納得しかけた時だった…

 

?「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

「「!?」」

 

辺り一帯に響き渡る巨声。

 

同時に聞こえる巨大な足音。

 

「ま、まさか…あの言い伝えはマジだったのか?」

 

「言い伝え?」

 

「大昔、ここに山ぐらいにデカい化け物がいるんだ…名前は確か『呉爾羅』…!!」

 

一人がそう言った瞬間、一方の山から黒く巨大な何かが顔を覗かせていた。

 

「「で、出たぁーっ!!」」

 

?「グルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

二人の声が聞こえて気づいた黒い何かは咆哮を上げる。

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「あ、待ってくれよぉー!!」

 

咆哮を聞いて二人は慌てて逃げて行った。

 

?「グルルルル……」

 

何かは二人の姿が森林の中に消えたのを確認するなり、体を光らせて小さくなっていった。

 

?「………」

 

何かの姿が完全に消えると何かがいた方向の森林から一人の少年が現れた。

 

黒い髪に、日焼けした黒い肌、紅い目をして、背中から尾骨辺りから生えた尻尾の先まで段々と小さくなっているステゴサウルスに似た背鰭を持った全裸の少年だった。

 

少年は二人の男性がいないことを確かめて何ごとも無かったように泉に入って泳ぎ始めた。

 

たまに潜っては泉にいる魚を捕まえては肉食動物のように骨ごと魚を噛み砕いて食べていた。

 

1、2時間ほど泳ぎながら魚を食べ終えた少年は泉から上がるなり、体に付いた水滴を払うように体を揺らしたあと森林の中に消えて行った。




見ながらなんちゅー始まりかただよ…

ではまた次回にてお会いしましょう!

いつになるやらか不明ですが…

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