戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第534話 変わる風向き

出水「ガ、ガイスターロボだと!?」

 

ガイスターが用いるエネルギーボックスによりロボ化したモノ『ガイスターロボ』を見て出水は驚く。

 

本庄「出水司令長!各支部のシンカリオン、ガイスターが出現させたロボと交戦!苦戦しています!!」

 

全国に現れたガイスター四将もどうやらエネルギーボックスをどこかに設置してシンカリオンに備えていたようで、報告を聞いた本庄は出水に伝える。

 

出水「くっ、全国にシンカリオンがいることを感づいていたのか!」

 

ダイノガイストの勘の鋭さに出水は言う。

 

 

 

イバラカーン「フワハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 

埼玉県・浦和市に現れたガイスターロボ イバラカ―ンがE5 はやぶさMkⅡ、ブラックシンカリオン紅、500_TYPE_EVA、0_TYPE_GODZILLAを相手していた。

 

シンジ「この!!」

 

ガウ「がう!!」

 

500_TYPE_EVAと0_TYPE_GODZILLAがシンゴウスピアとカイサツゴジラブレードでイバラカ―ンの触手を斬りおとす。

 

しかし斬りおとされた触手はすぐに傷口から再生してきた。

 

シンジ「うわっ!!」

 

ガウ「ぐわうっ!!」

 

傷口からすぐに再生してきた触手に反応できず2機は殴られるように弾き飛ばされた。

 

イバラカ―ン「フワハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 

弾き飛ばした500_TYPE_EVAと0_TYPE_GODZILLAに向かってヒマワリの種に似た巨大な種を口から出した。

 

イバラカ―ンの出した種は2機の近くに突き刺さるように地面に落ちると割れて中から細い触手が伸びて絡みついてきた。

 

絡みついた触手に2機とも動きを封じられてしまう。

 

イバラカ―ン「フワハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 

種から出た触手で動きを封じられた2機に向かって動くイバラカ―ン。

 

ハヤト「シンジ、ガウ!!」

 

セイリュウ「今、助けるぞ!!」

 

2機のピンチにE5 はやぶさMkⅡとブラックシンカリオン紅が助けに向かう。

 

イバラカ―ン「フワハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 

E5 はやぶさMkⅡとブラックシンカリオン紅の接近に気づいたイバラカ―ンは今出ている触手とは別に新たな触手を出して2機を絡め取った。

 

ハヤト「この!!」

 

セイリュウ「くっ!!」

 

絡め取られてしまって何とか振りほどこうとするも元から巨大なガイスターロボのパワーにシンカリオンでは抜け出せなかった。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

E5 はやぶさMkⅡたちの危機にミレニアムゴジラがイバラカ―ンを掴んで抑え込んだ。

 

クリス「持ってけダブルだ!!」

 

イバラカ―ンがミレニアムゴジラに抑えられている隙にクリスが腰部アーマーから小型ミサイルを一斉に発射する『MEGA DETH PARTY』を繰り出して種から伸びてきた触手を破壊、絡まれていた500_TYPE_EVAと0_TYPE_GODZILLAを助け出した。

 

翼「セイヤッ!!!」

 

マリア「はあぁーーーーーッ!!!」

 

続けて翼とマリアがそれぞれのアームドギアで触手を両断、絡まれていたE5 はやぶさMkⅡとブラックシンカリオン紅を救出する。

 

しかしすぐに傷口から再生して今度は翼とマリアを絡め取ろうとする。

 

切歌「デース!!!」

 

調「やあぁぁーーーーー!!!」

 

そこへ切歌と調が鎌と丸鋸で再び両断した。

 

連続の再生は出来ないのかイバラカ―ンは最初にあった触手を伸ばして切歌と調に襲い掛かる。

 

未来「させない!!」

 

その触手に未来が折りたたんだ状態のアームドギアで射撃して撃ち抜いた。

 

響「どりゃあぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

未来が触手を撃ち抜いて響がパイルバンカーパンチをイバラカ―ンの胸部に叩き込んだ。

 

響がイバラカ―ンにパイルバンカーパンチを叩き込んだのと同時にミレニアムゴジラが手を放したために数メートル後退させられた。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

イバラカ―ンが後退したのと同時にミレニアムゴジラが放射火炎を発射してさらに後退させた。

 

イバラカ―ン「フワハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!」

 

しかしイバラカ―ンはほとんどノーダメージ何か威勢のいい雄たけびを上げる。

 

クリス「クソ、リルの攻撃も効かないのかよ!!」

 

恐らく今闘っているメンツの中で一番の威力と破壊力を有するミレニアムゴジラの放射火炎が効かないことにクリスは言う。

 

翼「それだけあのロボの耐久力が高いということ。いつものことだ」

 

マリア「そうね、でもこの状況は正直まずいわよ」

 

最大火力であるミレニアムゴジラの攻撃も効かないとなるとほとんどの攻撃が効かないことにマリアは言う。

 

響「それでもやるしか…」

 

キングエクスカイザー「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!」

 

ウルトラレイカー・ゴッドマックス「「うわあぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーー!!!」」

 

響「!?」

 

イバラカ―ンに苦戦を強いられている時、ダイノガイストと戦っていたキングエクスカイザー、ウルトラレイカー、ゴッドマックスのカイザーズが吹き飛ばされてきた。

 

ハヤト「エクスカイザー!?」

 

吹き飛ばされてきたカイザーズに驚く。

 

ダイノガイスト「フフフ、これでトドメだ!サンダーストームッ!!!!」

 

カイザーズの前にいたダイノガイストはダークサンダーストームを繰り出した。

 

繰り出された黒い雷がカイザーズに向かっていき命中、大爆発が3人を包み込んだ。

 

ダイノガイスト「フフフ、カイザーズ敗れたり…ん?」

 

爆発の爆炎を見てダイノガイストはそう言ったが中で動く黒い影を見たかと思いきや300系新幹線 のぞみが飛び出してきた。

 

ダイノガイス「ぬおっ!?」

 

飛び出してきた300系新幹線 のぞみに驚きながらもダイノガイスは体を捻り直撃を回避した。

 

ハヤト「あの新幹線は!?」

 

300系新幹線 のぞみを見てハヤトは言う。

 

?「チェーンジ!!!」

 

掛け声とともに300系新幹線 のぞみはシンカリオンとは違うが人型ロボットへチェンジした。

 

ハヤト「やっぱりガイン!」

 

300系新幹線 のぞみが変形したロボット―『ガイン』を見てハヤトは言う。

 

ガイン「久しぶりだな。ハヤト、セイリュウ」

 

ガインもハヤトとセイリュウを知っているのか懐かしそうに言う。

 

響「あのロボット、ハヤトくんたちの知り合い?」

 

ハヤト「はい。前にカイザーズのみんなと一緒に飛ばされた異世界の新幹線ロボです!」

 

聞かれてハヤトはそう答える。

 

するとSLの汽笛の音が響いてきた。

 

その方向を見ると巨大な蒸気機関車と空を飛ぶ400系新幹線 つばさ、先端にドリルが装備された牽引車両がこちらへ向かってきていた。

 

切歌「デデデ!?何デスか、あのSLの化け物は!?」

 

調「し、新幹線も空を飛んでる…」

 

超巨大な蒸気機関車と空を飛ぶ400系新幹線 つばさを見て驚く。

 

ガイン「来たか、ロコモライザー、マイトウイング!舞人!!とう!」

 

先端にドリルが装備された牽引車両、400系新幹線 つばさと巨大蒸気機関車を見てガインは言うと跳躍すると向かってきていた400系新幹線 つばさ―『マイトウイング』と巨大蒸気機関車―『ロコモライザー』と空中で合流した。

 

ガイン「チェンジ・マイトガイン!!!」

 

ガインの掛け声と共に自身は300系新幹線 のぞみに変形して左腕、マイトウイングも翼を折りたたみ400系新幹線 つばさに変形して右腕となり、巨大蒸気機関車は後ろ部分が変形して足となると下半身部分が1回転して胴体となり左腕と右腕に変形していたガインとマイトウイングが合体、本来なら煙突がある場所から人の顔が現れ、最終的に巨大なロボットとなりダイノガイストとカイザーズの前に降り立った。

 

舞人「チェンジ・マイトカイザー!!!」

 

検印車両を運転しているであろう青年の掛け声とともに貨物が外れて、残された貨物の1から小型偵察機、2から地底戦車、3からクレーン車、4から海底探査機、5からブルドーザーが飛び出した。

 

飛び出した機械たちは地底戦車が右腕、クレーン車が左腕、海底探査機が右足、ブルドーザーが左足に変型し、先頭車両だった牽引車両が変形した胴体と腰部にそれぞれ合体。

 

最後に小型偵察機が胸部に合体すると頭部が現れて首部分に合体した。

 

ダイノガイスト「き、貴様らは!?」

 

マイトガイン「銀の翼に、希望を乗せて、灯せ平和の青信号!!勇者特急 マイトガイン!!!定刻通りに只今到着!!!!」

 

舞人「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!!勇者特急マイトカイザー!!!ご期待通りに只今到着!!!!」

 

現れた巨大ロボット―とある世界にてヌーベルトキオの平和を守る勇者たち『勇者特急隊』のリーダーで、かつてハヤトとセイリュウと共にガイスターと戦ったことがある戦士『マイトガイン』とそのマイトガインをはじめ多くの勇者特急ロボを作った企業『旋風寺コンツェルン』若き社長にして勇者特急隊隊長『旋風寺 舞人』が操る『マイトカイザー』が高々と名乗りを上げた。

 

ハヤト「待ってました、嵐のヒーロー!!」

 

マイトガインとマイトカイザーの登場に興奮気味のハヤト。

 

舞人「久しぶりだね。ハヤトくん、セイリュウくん、カイザーズのみんな!」

 

かつて一緒に戦った仲間たちに舞人は言う。

 

セイリュウ「なんでアンタたちが…」

 

?「おっと、私もいるぞ!!」

 

舞人とマイトガインが現れたことに驚いているとマイトガインと同じ声が聞こえてきて出入口の方を見ると奥から300系新幹線のぞみと400系新幹線つばさに似た新幹線とマイトガインと合体した巨大蒸気機関車型サポートメカ―『ロコモライザー』に似たのが走って来ていた。

 

?「チェンジ・ブラックマイトガイン!!!」

 

掛け声と共に300系新幹線のぞみが変形して左腕、400系新幹線つばさが変形して右腕となり、ロコモライザーに似た巨大蒸気機関車は後ろ部分が変形して足となると下半身部分が1回転して胴体となり左腕と右腕に変形していた300系新幹線のぞみと400系新幹線つばさが合体、煙突が無くなり、代わりに人の顔が現れ、最終的にマイトガインを全体的に鋭角化した黒いマイトガインとなり降り立った。

 

ブラックマイトガイン「黒い力を正義に変えて、灯せ悪への赤信号!勇者特急 ブラックマイトガイン!!声援受けて只今推参!!!」

 

黒いマイトガイン―かつてとあるアジアンマフィアが打倒マイトガインの為に制作したロボットであったが正義の心を失わずに勇者特急隊の仲間となった勇者、マイトガインの弟『ブラックマイトガイン』が口上を名乗りここに推参した。

 

セイリュウ「ブラック!」

 

ブラックマイトガイン「久しぶりだな。セイリュウ」

 

同じ"ブラック"の文字があるセイリュウの乗るブラックシンカリオン紅にブラックマイトガインは言う。

 

舞人「ガイスターの黒幕、ダイノガイスト!」

 

マイトガイン「我々、勇者特急隊が来たからにはこれ以上の悪事は許さないぞ!!」

 

ダイノガイストを指さしながら舞人とマイトガインは言う。

 

ダイノガイスト「ヌウ、なぜ貴様らがここに!?」

 

現れたマイトガインとブラックマイトガインに流石のダイノガイストも驚きを隠せなかった。

 

マイトガイン「貴様のような悪がいる限り、私たちはどこへでも駆けつける!行くぞ、ブラック!」

 

ブラックマイトガイン「あぁ、ガイン!」

 

「「とう!!」」

 

同時に跳躍するマイトガインとブラックマイトガイン。

 

「「シグナルビーム!!」」

 

跳躍したマイトガインとブラックマイトガインは額の信号から放つ光線―『シグナルビーム』をダイノガイストに向けて発射した。

 

舞人「カイザースパイク!!」

 

右肩から地底戦車ことカイザー2のドリルを同時に発射する。

 

ダイノガイスト「ぬおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

マイトガインとブラックマイトガインのダブルシグナルビームとカイザースパイクを喰らい怯む。

 

マイトガイン「今だ、キングエクスカイザー!!!」

 

キングエクスカイザー「すまない!」

 

マイトガインに言われてキングエクスカイザーは立ち上がった。

 

キングエクスカイザー「ドラゴンジェットォ!!!」

 

立ち上がったキングエクスカイザーは異次元空間を開き、新たなメカを召喚した。

 

異次元から召喚されたのは巨大ジェット戦闘機―『ドラゴンジェット』であった。

 

キングエクスカイザー「とう!フォームアップ!!!!」

 

ドラゴンジェットが現れてキングエクスカイザーが言うとドラゴンジェットが分離した。

 

分離したドラゴンジェットはキングエクスカイザーを包み込むようにで合体した。

 

グレートエクスカイザー「超巨大合体!!グレートエクスカイザァァァァァァァァァッ!!!!!!」

 

ドラゴンジェットとキングエクスカイザーが超巨大合体した最強のエクスカイザー―『グレートエクスカイザー』が轟誕した。

 

ダイノガイスト「出たな、グレートエクスカイザー…だが、今更出てきたところで全国にいる部下どもの相手をしているシンカリオンは終いだ!!」

 

勝ち誇ったかのように言うダイノガイスト。

 

舞人「それはどうかな?」

 

ダイノガイスト「なんだと?」

 

マイトガイン「来たのは我々だけではない!!」

 

ダイノガイスト「ま、まさか!?すでに他のところにも!!」

 

舞人とマイトガインの言葉を聞いてダイノガイストは言う。

 

ブラックマイトガイン「そうだ!すでに他の勇者特急隊が救援に向かっている!」

 

マイトガイン「ここで終わるのお前だ!ダイノガイスト!!!」

 

グレートエクスカイザー「覚悟するんだな!!!」

 

風向きが一気に変わり、ダイノガイストにそういう勇者たちだった。


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