戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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※今回は超長いです!

みんな出したら長くなりました!

では、どうぞ!


第534.5話 勇者旋風!!

福岡・北九州 スペースワールドではホーンガイストがガイスターロボを生み出そうとしていた。

 

ホーンガイスト「やっちまえ!!」

 

800 つばめが現れてホーンガイストはエネルギーボックスを取り付けたギャラクシーレーサーヴィーナスGPに向かって音波を放った。

 

ホーンガイストの音波を受けてギャラクシーレーサーヴィーナスGPはエネルギーボックスにその姿を変えた。

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

エネルギーボックスにより変形したギャラクシーレーサーヴィーナスGPはジェットコースターの車両が前足だけあり、尻尾はレールになっているガイスターロボ『ジェットコースターロボ』になった。

 

レイ「な、なんっすかぁ!?」

 

ジェットコースターロボに姿を変えたギャラクシーレーサーヴィーナスGPを見てレイは驚く。

 

ホーンガイスト「やれ!!!」

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

ホーンガイストの指示を聞いてジェットコースターロボは800 つばめに襲い掛かった。

 

レイ「この800 つばめを他のシンカリオンと同じに思ってるなら間違いっす!!」

 

襲い掛かってきたジェットコースターロボの攻撃を800 つばめは両翼を広げて空へ飛び、回避した。

 

ホーンガイスト「そ、空を飛べるのか!?…なーんて言うと思ったか!!!」

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

飛翔した800 つばめを見てホーンガイストは驚いたフリをして言うとジェットコースターロボは長い尻尾を伸ばして800 つばめの右足に絡みついた。

 

レイ「なっ!?」

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

800 つばめの左足に尻尾が絡みついたのを感じたジェットコースターロボはそのまま地面に叩きつけた。

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

800 つばめを地面に叩きつけたジェットコースターロボは馬乗りになると両腕のハサミで腕を挟んだ。

 

ホーンガイスト「よし、そのままその華奢な腕を切っちまえ!!」

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

ホーンガイストの指示を受けてジェットコースターロボはハサミに力を入れて800 つばめの両腕を破壊しようとする。

 

レイ(ま、まずい…このままじゃ……)

 

破壊されようとして悲鳴を上げる800 つばめにレイは朦朧とする意識の中で危機感を感じる。

 

その時だ。

 

?「待ちやがれ!!」

 

ホーンガイスト「なに!?」

 

声に反応して振り向くとロコモライザーとは形が違う蒸気機関車が接近していた。

 

?「チェンジ!!」

 

蒸気機関車はそう掛け声を上げると人型へと変形した。

 

?「うおらっ!!!」

 

人型へと変形し終わるとロボットは空中で1回転して跳び蹴りをジェットコースターロボに叩き込んだ。

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

蹴りを叩き込まれたジェットコースターロボは堪らず800 つばめから離れた。

 

ホーンガイスト「な、なんだぁ!?」

 

人型へと変形し、ジェットコースターロボを蹴り飛ばしたのを見て驚く。

 

ホーンガイスト「ま、まさかテメェ!?」

 

マイトガンナー「決して悪を許さない!正義の早撃ちガンファイター、マイトガンナーとは、俺のことだッ!!」

 

勇者特急隊の1人で弾丸特急こと『マイトガンナー』が高らかと名乗りを上げた。

 

ホーンガイスト「ゆ、勇者特急隊!?」

 

現れたマイトガンナーを見てホーンガイストは怖気づく。

 

マイトガンナー「大丈夫か、シンカリオン!」

 

ジェットコースターロボを蹴り飛ばしたマイトガンナーは振り向いて言う。

 

レイ「ろ、ロボットが喋ったぁ!?どうなってるんスか!?」

 

喋ってマイトガンナーを見てレイは驚く。

 

マイトガンナー「そう驚くなよ。それより、今は奴を倒すぞ!」

 

レイ「でもあんなのどうやって…」

 

800 つばめの強みである空を飛ぼうにもジェットコースターロボの素早い尻尾に足を取られてしまうため、飛べなかった。

 

マイトガンナー「任せとけ!チェェェェェンジ!!!」

 

自信満々のマイトガンナーはそう言うとトレインモードとなったかと思いきや下部からグリップが現れた。

 

レイ「これって…」

 

マイトガンナー「この俺を超電導砲として使えば、奴を倒せるハズだ!」

 

レイ「了解っす!!!」

 

言われて800 つばめはマイトガンナーの出したグリップを握った。

 

ホーンガイスト「や、やべぇ!おい、さっさと奴らを倒せ!!!」

 

マイトガンナーを持った800 つばめを見て危機感を感じたホーンガイストはジェットコースターロボにそう指示を出す。

 

ジェットコースターロボ「!!!!」

 

指示を聞いてジェットコースターロボは長い体を活かした鞭攻撃を繰り出す。

 

だが…。

 

マイトガンナー「今だ!!」

 

レイ「いっけぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!」

 

ジェットコースターロボが繰り出した攻撃より先にマイトガンナーの超電導砲が発射された。

 

ジェットコースターロボ「シャガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

超電導砲を喰らってジェットコースターロボは断末魔を上げて爆発した。

 

ホーンガイスト「まずい!!!」

 

ジェットコースターロボを倒されてホーンガイストはダイノモードになると地面を掘って逃げようとした矢先だった。

 

ホーンガイスト「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

逃げようとしたホーンガイストに突如空から青・黒・白の三色の光線が命中。

 

ホーンガイストを包んでどこかへ連れ去った。

 

レイ「い、今のは…」

 

マイトガンナー「おい、嫌な予感がする!アイツを追いかけるぞ!!」

 

レイ「はいっす!!!」

 

連れていかれるホーンガイストを見てそう言うマイトガンナーに800 つばめは頷いた。

 

 

 

奈良・東大寺ではアーマーガイストがガイスターロボを生み出そうとしていた。

 

アーマーガイスト「行け!!!」

 

アーマーガイストがそう言うと東大寺が激しく揺れて中から大仏が東大寺の屋根を突き破って立ち上がった。

 

リュウジ「なに!?」

 

タツミ「リュウ兄!後ろからも!!」

 

リュウジ「!?」

 

動きだした大仏―エネルギーボックスによりロボ化した『ナンマンダー』に驚いているとタツミに呼ばれて振り向くと門の左右の柱から新たに2体のガイスターロボにされた像―金剛力士像がエネルギーボックスでロボ化した『仁王ロボ』が出現した。

 

仁王ロボ(阿形)「ウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

仁王ロボ(吽形)「ウオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

出現した仁王ロボはそれぞれ雄たけびを上げるとドクターイエローとN700A のぞみに襲い掛かった。

 

さらに前方からナンマンダーが襲いかかる。

 

リュウジ「行くぞ、タツミ!」

 

タツミ「おう!」

 

襲い掛かってきたナンマンダーをドクターイエローが、2体の仁王ロボはN700A のぞみがそれぞれ迎撃する。

 

リュウジ「喰らえ!!」

 

ドクターイエローはナンマンダーの腹部向かって左ストレートを繰り出したがナンマンダーはシンカリオンより巨大な手で受け止めた。

 

ドクターイエローの攻撃を受け止めたナンマンダーはそのまま持ち上げたかと思いきや勢いをつけて地面に叩きつけた。

 

何度か叩きつけると今度は両手でドクターイエローを掴むと力を入れて握りつぶそうとする。

 

リュウジ「うわあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

タツミ「リュウ兄!?うわっ!!!」

 

リュウジの悲鳴が聞こえてタツミが振り向いた瞬間、仁王ロボ(阿形)のツッパリで押し出され、続いて仁王ロボ(吽形)の蹴りを喰らってダウンしてしまった。

 

アーマーガイスト「いいぞ!そのままトドメを刺せ!!」

 

ナンマンダーに握りつぶされそうになるドクターイエローと仁王ロボ2体に袋叩きに遭うN700A のぞみを見てホーンガイストは言う。

 

?「待てぇい!!!」

 

アーマーガイスト「なんだ?」

 

声を聞いてアーマーガイストは振り向くと緑の200系新幹線(2000番台) やまびこを先頭に青いスーパーひたち651系 、赤い成田エクスプレス253系、黒い100系新幹線 ひかりが東大寺に現れたかと思いきや突然変形して緑のライオン、赤い鳥、青い恐竜、黒い猛牛になるとナンマンダーにライオンが飛び掛かり右腕に噛み付き、赤い鳥が鋭い爪で左腕を引っ掻いた。

 

ライオンと鳥の攻撃にナンマンダーはドクターイエローを放した。

 

ナンマンダーがドクターイエローを放して青い恐竜がナンマンダーを突進で吹き飛ばした。

 

黒い猛牛は角とパワーで仁王ロボを2体まとめて吹き飛ばしてナンマンダーの上に落とした。

 

ナンマンダーと仁王ロボを吹き飛ばした4体はすぐにまた変形し、人型となって東大寺の無事な屋根の上に着地した。

 

ライオボンバー「ライオボンバー!」

 

緑の200系新幹線(2000番台) やまびこがライオンから変形したロボット『ライオボンバー』。

 

ダイノボンバー「ダイノボンバー!」

 

青いスーパーひたち651系が恐竜から変形したロボット―『ダイノボンバー』。

 

バードボンバー「バードボンバー!」

 

赤い成田エクスプレス253系が鳥から変形したロボット―『バードボンバー』。

 

ホーンボンバー「ホーンボンバー!」

 

黒い100系新幹線 ひかりが猛牛から変形したロボット―『ホーンボンバー』。

 

ホーン「猛獣特急隊!!ボンバーズ!!!」

 

『推参!!!!!』

 

戦隊のように名乗りを上げる4体。

 

彼らも勇者特急隊の仲間で4人1チームの『猛獣特急隊 ボンバーズ』なのである。

 

アーマーガイスト「げぇ!?テメェら勇者特急隊!?」

 

ボンバーズを見てアーマーガイストは驚く。

 

リュウジ「ゆ、勇者特急隊?」

 

同じくボンバーズを見たリュウジは少し警戒する。

 

ホーン「安心しろ。俺たちはシンカリオンの味方だ!」

 

警戒するドクターイエローから感じるリュウジの気持ちを汲んでホーンボンバーが言う。

 

ライオボンバー「おい、アーマーガイスト!テメェらの悪だくみは俺たち勇者特急隊が打ち砕いた!今のうちに降参するんだな!」

 

アーマーガイストを指さししてライオボンバーが言う。

 

アーマーガイスト「く、ふざけやがって!おい、やっちまえ!!!」

 

仁王ロボ(阿形)「ウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

仁王ロボ(吽形)「ウオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

アーマーガイストに呼ばれてナンマンダーと仁王ロボたちが起き上がった。

 

ホーンボンバー「ならば猛獣四体合体したバトルボンバーの雄姿、見せてやろう!!!!」

 

ボンバーズ『とう!!!』

 

起き上がったナンマンダーと仁王ロボたちを見てホーンボンバーが言うと4体が同時にジャンプした。

 

ジャンプしたボンバーズはそれぞれが変形を開始する。

 

ライオボンバーがライオンの顔を胸部として構成。

 

ダイノボンバーが変形と分離して右腕と右脚を構成。

 

バードボンバーがダイノボンバーと同じく変形と分離して左腕と左脚を構成。

 

ホーンボンバーが胸部の装甲、ランチャー、翼を構成すると合体した。

 

ダイノボンバーとバードボンバーが構成した両足が合体して腰部と両足。

 

その上からライオボンバーが変形した胸部とホーンボンバーの胸部の装甲と翼が合体。

 

さらに両腕にダイノボンバーとバードボンバーが構成した両腕が合体し、右肩にランチャー、そして牛のような兜を被った頭部が現れた。

 

バードボンバー「バトルボンバァァァァァァァァッ!!!!」

 

ライオ、ダイノ、バード、ホーンボンバーが猛獣四体合体した勇者―『バトルボンバー』が轟誕した。

 

仁王ロボ(阿形)「ウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

仁王ロボ(吽形)「ウオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

構えたバトルボンバーに仁王ロボ2体が最初に襲い掛かった。

 

襲い掛かった2体の仁王ロボの腕をバトルボンバーは掴むと両者を投げ飛ばした。

 

バトルボンバー「む!」

 

2体の仁王ロボを投げたバトルボンバーの背後からナンマンダーが掴み掛かってきた。

 

しかしその接近に気づいていたバトルボンバーはジャンプするとバク転してナンマンダーの背後を取った。

 

バトルボンバー「トゥリヤッ!!!」

 

ナンマンダーの背後を取ったバトルボンバーは背中にあったエネルギーボックスを殴り壊した。

 

エネルギーボックスを破壊されたナンマンダーは倒れていき、最終的に涅槃像のようになった。

 

仁王ロボ(阿形)「ウガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

仁王ロボ(吽形)「ウオガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

投げ飛ばされた仁王ロボ2体が走ってバトルボンバーに接近してきた。

 

バトルボンバー「へっ、何度来ても一緒だ!」

 

向かってくる仁王ロボ2体を見てバトルボンバーも走ると仁王ロボ(阿形)に狙いを定めた。

 

バトルボンバー「ボンバーガントレット!!!」

 

超音速で繰り出される抜き手による突き『ボンバーガントレット』を繰り出して仁王ロボ(阿形)を貫いた。

 

仁王ロボ(阿形)「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ボンバーガントレットを喰らい、仁王ロボ(阿形)は人間のように断末魔を上げて爆発した。

 

仁王ロボ(吽形)「!?」

 

相方をやられて残された仁王ロボ(吽形)は驚き、怯んだ。

 

バトルボンバー「お前にはこれだ!!!」

 

仁王ロボ(吽形)に向かってバトルボンバーは右肩のキャノン砲を向けた。

 

バトルボンバー「バトルランチャー!!!!」

 

狙いを定めてランチャーから超伝導ミサイルを発射した。

 

仁王ロボ(吽形)「ぎいぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

超伝導ミサイルを喰らい、仁王ロボ(吽形)は断末魔を上げて爆発した。

 

アーマーガイスト「や、やべぇ!!!」

 

ナンマンダーと仁王ロボ2体を倒されてアーマーガイストはダイノモードになると地面を掘って逃げようとした矢先だった。

 

アーマーガイスト「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

逃げようとしたアーマーガイストに突如空から青・黒・白の三色の光線が命中。

 

アーマーガイストを包んでどこかへ連れ去った。

 

バードボンバー「な!?待ちやがれ!!!」

 

連れ去られたアーマーガイストを見てバードボンバーは分離してトレインモードになって追いかけた。

 

リュウジ「俺たちも追うぞ!」

 

タツミ「うん、リュウ兄!!」

 

ドクターイエローとN700A のぞみもバトルボンバーの後を追いかけていく。

 

 

 

鹿児島県・桜島ではプテラガイストが生み出した蛇型のガイスターロボ―『ヘヴィーダ』が口から出す溶解液で700 ひかりレールスター、700 のぞみ、N700 みずほを襲っていた。

 

3機はヘヴィーダの繰り出す溶解液を走りながら回避していた。

 

プテラガイスト「どうしたどうした!逃げてばかりじゃ勝てないぞ!!」

 

ダイノモードで空からあからさまな挑発をするプテラガイスト。

 

ショウ「自分はなにもしてないのにムカつくっちゃ!!」

 

闘ってもいないで挑発するプテラガイストを見てショウは言う。

 

ギン「どうする!?このままじゃぶちラチがあかないぞ!!」

 

タカトラ「しかし、あの溶解液をまともに浴びれシンカリオンでも解かされる!!」

 

ギンに言われてタカトラは今は逃げの一手しかないという。

 

プテラガイスト(ま、せいぜい逃げ回ってろ。もうすぐこの山は大爆発するんだからな!!)

 

桜島火口を見てプテラガイストは思う。

 

実はプテラガイストはヘヴィーダを2体作っており、内1体は桜島の地底を掘り、マグマを刺激して巨大な爆発を起こさせようとしているのだ。

 

?「噴火など、この私たちが許さない!!!」

 

プテラガイスト「なに!?」

 

大爆発を企てていたプテラガイストに言うように700 ひかりレールスター、700 のぞみ、N700 みずほを追いかけていたヘヴィーダの真下からもう一体のヘヴィーダが投げ出されて激突、倒れてしまった。

 

プテラガイスト「な、なんだ!?」

 

マグマを刺激させに行かせたハズのもう一体のヘヴィーダが出てきて驚く。

 

するとヘヴィーダが出て来た穴からTGVに似た姿をした列車が出てきた。

 

出てきたTGVに似た姿をした列車は分離して消防車、パトカー、ジェット機、ドリル戦車となった。

 

ファイア「ファイアダイバー!」

 

消防車が変形したロボット―『ファイアダイバー』。

 

ポリス「ポリスダイバー!」

 

パトカーが変形したロボット―『ポリスダイバー』。

 

ジェット「ジェットダイバー!」

 

ジェット機が変形したロボット―『ジェットダイバー』。

 

ドリル「ドリルダイバー!」

 

ドリル戦車が変形したロボット―『ドリルダイバー』。

 

ファイア「救急特急隊!!ダイバーズ!!!」

 

『見参!!!!』

 

ファイア、ポリス、ジェット、ドリルの4人1チームの勇者たち、勇者特急隊の仲間である『救急特急 ダイバーズ』が名乗りを上げる。

 

プテラガイスト「テ、テメェらは勇者特急隊!?」

 

ダイバーズを見てプテラガイストは驚く。

 

ファイア「プテラガイスト!火山を無理矢理噴火させようなど、このダイバーズが許しておくものか!!!」

 

プテラガイスト「俺の計画に気づいていやがったのか…ちっ、やれ!!!」

 

ヘヴィーダ「「シャアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!」」

 

プテラガイストに言われて2体のヘヴィーダが起き上がった。

 

ファイア「行けるか、シンカリオン!」

 

起き上がったヘヴィーダを見てファイアダイバーが700 のぞみ、700 ひかりレールスター、N700 みずほに聞く。

 

タカトラ「言われずとも!」

 

ジョウ「まだまだこっからっちゃ!」

 

ギン「ワシらの力はここからじゃ!!」

 

ファイアダイバーに聞かれて3人は答える。

 

ファイア「よし、行くぞ!!」

 

ダイバーズ『おう!!』

 

3人の答えを聞いてファイアダイバーは言うと他のダイバーズたちと共にジャンプした。

 

ジャンプしたダイバーズは変形をそれぞれ始めた。

 

ファイアダイバーは上半身。

 

ポリスダイバーは腰から太腿。

 

ジェットダイバーは左脚。

 

ドリルダイバーは右脚となると合体した。

 

ポリスダイバーの腰から太腿に左脚となったジェットダイバーと右脚となったドリルダイバーが合体。

 

その上に上半身となったファイアダイバーが合体し、頭部が首部分から現れた。

 

ガードダイバー「ガードダイバー!!!!」

 

ダイバーズが緊急四体合体した勇者―『ガードダイバー』となって着地した。

 

タカトラ「合体した…なら、おいたちも!!」

 

ギン・ジョウ『おう!!』

 

ガードダイバーへ合体したダイバーズを見てN700 みずほたちも合体を開始した。

 

700 のぞみが胴体、700 ひかりレールスターが右半身、N700 みずほが左半身となり合体したシンカリオン。

 

《シンカリオン_トリニティ!!!!》

 

3体の小型シンカリオンが3両合体した『シンカリオン_トリニティ』である。

 

プテラガイスト「な!?シンカリオンも合体するだとぉ!?!?」

 

3体のシンカリオンが合体したシンカリオン_トリニティに驚くプテラガイスト。

 

ヘヴィーダ「「!!!!」」

 

ガードダイバーとシンカリオン_トリニティにヘヴィーダ2体が溶解液を噴射してきた。

 

ガードダイバー「ハイドロキャノン!!!!」

 

両肩の砲台から撃ち出す強力な放水―『ハイドロキャノン』でヘヴィーダ2体が出した溶解液を跳ね返した。

 

跳ね返だれてヘヴィーダ2体は水流に飲まれて空中へ放り出された。

 

ガードダイバー「今だ!!」

 

「「「トリニティストライク!!!!」」」

 

《トリニティストライク!!!!》

 

ガードダイバーの合図でシンカリオン_トリニティは胸部と腕部の先頭車両先端連結部から放つグランクロスを同時一斉発射する『トリニティストライク』を繰り出した。

 

ヘヴィーダ「「ギャシャアァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!」」

 

トリニティストライクを喰らい、ヘヴィーダ2体は飲まれて断末魔を上げて空中で爆発した。

 

プテラガイスト「ま、まずい!!」

 

状況を逆転されて怖気づいたプテラガイストはそのまま逃走しようとしたが…。

 

プテラガイスト「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

逃げようとしたプテラガイストに突如空から青・黒・白の三色の光線が命中。

 

プテラガイストを包んでどこかへ連れ去った。

 

ガードダイバー「追うぞ!!」

 

タカトラ「おいたちも追いましょう!」

 

ギン「ぶち言われんでも!」

 

ジョウ「わかってるだっちゃ!」

 

連れ去られたプテラガイストを見てダイバーズとトリニティチームは追いかけていく。

 

 

 

 

 

北海道・アイヌ民族博物館前ではH5 はやぶさとサンダーガイストが近くに止まってあったキャリアカーにエネルギーボックスを設置して生み出したガイスターロボ、ネコ科の顔を思わせる顔が付いた『キャリゲーター』が闘っていた。

 

H5 はやぶさに向かって突進するキャリゲーター。

 

ミク「くっ!!」

 

高速で、しかもシンカリオンより巨大なガイスターロボであるキャリゲーターの突進をH5 はやぶさは左に跳んで回避する。

 

H5 はやぶさに回避されて目標を失ったキャリゲーターはそのまま博物館の裏手の山に激突。

 

その衝撃で岩や土砂が覆いかぶさった。

 

ミク「これあとは貴方だけ!覚悟!」

 

サンダーガイスト「それはどうかな?」

 

ミク「え?」

 

サンダーガイストが言った瞬間、キャリゲーターが埋もれた場所が光ったかと思いきや土砂が吹き飛び、岩が砕けた。

 

ミク「そ、そんな…」

 

振り向いたH5 はやぶさの前にいたのはチョンマゲのような角が頭にあり、フルフェイス型のマスクのような顔、右腕はタイヤに鋭い棘が付いた丸鋸、左腕は三本爪の指、足はがっしりとしており胸にはさっきのキャリゲーターと同じネコ科の顔がある人型ロボ、キャリゲーターが車型から変形した人型ロボであった。

 

キャリゲーター(人型)「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!」

 

人型となったキャリゲーターは丸鋸を回転させてH5 はやぶさに殴り掛かった。

 

ミク「このっ!!」

 

殴り掛かってきたキャリゲーターにミクはE5 はやぶさと同じカイサツソードで対抗する。

 

しかしシンカリオンに二倍の大きさを誇るガイスターロボのパワーに押されてしまう。

 

サンダーガイスト「やれ、そのままやっちまえ!!!」

 

パワーで押すキャリゲーターを見てサンダーガイストがそういう。

 

その時だ、キャリゲーターにミサイルが飛んできて命中した。

 

サンダーガイスト「なんだ?」

 

ミサイルが飛んできた方を見ると1機の黒いドリルジェットが飛んできていた。

 

ドリルジェットは戦場に到着するな変形し、その場に降り立った。

 

サンダーガイスト「何者だ?」

 

ジョー「俺の名はジョー、雷張 ジョー。またの名をエースのジョーだ。そしてこの機体の名は轟龍、貴様を倒すロボットの名だ」

 

舞人のライバルにして最強のロボット乗り―『雷張 ジョー』は愛機の『轟龍』と共に参上した。

 

ミク「エースのジョー……」

 

現れたジョーを警戒するミク。

 

ジョー「安心しろ。今回の俺は勇者特急隊(・・・・・)だ」

 

警戒するミクにジョーはそう言う。

 

サンダーガイスト「お前、生意気!殺っちまえ!!!」

 

キャリゲーター(人型)「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!」

 

サンダーガイストに言われてキャリゲーターが丸鋸を回転させて轟龍に殴りかかった。

 

ジョー「ふっ、遅い!!」

 

殴りかかったキャリゲーターに轟龍は専用ビームライフル『ゴウリュウキャノン』を出して連射した。

 

ゴウリュウキャノンにキャリゲーターは丸鋸を撃ち抜かれ、破壊された。

 

キャリゲーター(人型)「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

丸鋸を破壊されたキャリゲーターは怯んだ。

 

ジョー「もらったっ!!!」

 

怯んだキャリゲーターに轟龍は最大威力のビームを発射し、胸部を貫いた。

 

キャリゲーター(人型)「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!」

 

胸部を貫かれたキャリゲーターは断末魔を上げてその場で爆発した。

 

ミク「す、凄い…」

 

一方的にキャリゲーターを倒した轟龍と操縦するジョーを見てミクは唖然とする。

 

サンダーガイスト「に、逃げろぉ!!!」

 

キャリゲーターを倒されてサンダーガイストはダイノモードになり、地面を掘って逃げようとした。

 

ジョー「待て…!?」

 

轟龍が追いかけようとした矢先だった。

 

サンダーガイスト「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

逃げようとしたサンダーガイストに突如空から青・黒・白の三色の光線が命中。

 

サンダーガイストを包んでどこかへ連れ去った。

 

ミク「い、今のは…」

 

ジョー「アイツを追いかけるぞ!!」

 

ミク「あ、はい!!」

 

連れていかれるサンダーガイストを見て轟龍とH5 はやぶさは追いかけていくのだった。


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