戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第540話 退けない戦士たち

本庄「現在、巨大界物体…いえ、超巨大怪獣 モキアン、地球へ向けて降下中!各国にてモキアンの影響と思われる災害が発生中!!!」

 

トレギアの繰り出したヘルべロス、ギャラクトロンMkⅡ、ナイトファング、メガトロン、マッドガイスターを撃破したもののモキアンが地球へ接近し、その影響が出ているという。

 

ミノリ「すでにアメリカ、ロシア、中国の各国が迎撃ミサイルがモキアンに命中するもダメージは確認されません!!!」

 

既に他国の軍が迎撃ミサリルを発射するもモキアン自身にダメージが無いとウェーブが掛かった茶色い髪とアンダーリムの眼鏡が特徴の女性―超進化研究所の指導員のの一人でオペレーターの『三条 ミノリ』は言う。

 

ダイヤ「相手は惑星規模の宇宙怪獣…地球の武器では太刀打ちできないのか…」

 

瓶底メガネの青年―超進化研究所の指導員の一人『小山 ダイヤ』はミサイルがモキアンに効かなかった理由を予想する。

 

出水「ここまでなのか…」

 

そう出水が諦めかけてそう言った時だった。

 

響『諦めないでください!!!』

 

響の声が司令部に響き渡った。

 

 

 

響「諦めないでください!まだ私たちがいます!胸の歌を信じれば、どんな奇跡だって起こせるんです!!!」

 

勇気づけるように響はそう言う。

 

クリス「おい、そうは言うが相手は小惑星並みのデカさがあるんだぞ!どうやって倒すつもりだ!!」

 

響の言葉を聞いてクリスが聞く。

 

響「絶唱だよ!絶唱なら、きっとモキアンをどうにかできる!!」

 

マリア「でも相手は宇宙怪獣とはいえ小惑星並みの大きさよ、絶唱でどこまでいけるか…」

 

未来「それに失敗したら私たちは無事じゃすまないよ」

 

絶唱しようという響にマリアと未来が言う。

 

グレートエクスカイザー「君たち。ここにいるのは君たちだけではないのを忘れないでくれないか?」

 

声に反応してみると全シンカリオン、カイザーズ、勇者特急隊、ミレニアムゴジラが響たちを見ていた。

 

舞人「ここにいるのは君たちだけじゃない、僕たちもいるんだ」

 

グレートマイトガイン「そうだ、私たち全員が全力を出し切ればあの怪獣を倒す事が出来る!」

 

ハヤト「ここは僕たちの世界なんだ。だから僕たちも全力で行くよ!」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

訳:響ママたちばかりに負担をかけさせないんだから!!!!

 

口々に響たちに言う。

 

響「うん、ありがとうございます!」

 

みんなに言われて響は言う。

 

翼「やるならば早くするぞ。すでに各国で災害が多発している!」

 

切歌「急がないと大変デス!」

 

調「うん」

 

全員が一斉にモキアン迎撃に動く。

 

グレートエクスカイザー「いくぞ、ウルトラレイカー!ゴッドマックス!」

 

ウルトラレイカー「あぁ!」

 

ゴッドマックス「分かった!」

 

「「「ギャザウェイビーム!!!!!」」」

 

3人が同時に放つ合体光線―『ギャザウェイビーム』を発射した。

 

舞人「行くぞ、ガイン!ガンナー!合体だ!」

 

グレートマイトガイン・ガンナー「「了解!」」

 

ガンナー「チェェェェェン!パーフェクトキャノン!!!」

 

キャノン砲へとマイトガンナーは変形するとグレートマイトガインの右肩に合体した。

 

グレートマイトガイン「グレートマイトガイン・パーフェクトモード!!!」

 

総勢10体が合体した『グレートマイトガイン・パーフェクトモード』が名乗りを上げる。

 

着地したグレートマイトガインをバトルボンバー、ガードダイバー、轟龍が背中から支えた。

 

舞人「ターゲットスコープ、オープン!!」

 

グレートマイトガインのコックピットにて舞人の前に銃型のターゲットスコープがせりあがってきた。

 

舞人「ターゲットロック!パーフェクトキャノン、発射ッ!!!」

 

舞人が画面超しに見えるモキアンに狙いを定めんてトリガーを引くとマイトガンナーにグレートマイトガインの全エネルギーを注ぎ込み発射するパーフェクトキャノンが火を噴いた。

 

ホクト「いいか!全シンカリオンのエネルギーを一点に集めるんだ!!」

 

『はい!!!』

 

ホクトがそう言うと全シンカリオンの胸部が開き、連結部分にエネルギーがチャージされる。

 

全運転士(ハヤト・セイリュウ・ガウ・トリニティ除)『グランクロス!!!!』

 

ハヤト「デュアルグランクロス!!!!」

 

セイリュウ「デスグランクロス紅!!!!」

 

「「「トリニティストライク!!!!」」」

 

ガウ「ポラリゾングランファイヤー!!!!」

 

全シンカリオンの胸部から発射されるグランクロス、デスグランクロス紅、ポラリゾングランファイヤーが空中で一つとなり巨大な光線となってモキアンに向かっていく。

 

「「「「「「「Gatrandis babel ziggurat edenal…Emustolronzen fine el baral zizzl…Gatrandis babel ziggurat edenal…Emustolronzen fine el zizzl…」」」」」」」

 

響たちは絶唱を歌ってシンフォギアのエネルギーを開放、そのエネルギーがモキアンへと向かっていく。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

同時にミレニアムゴジラは最大級の放射火炎を発射、響たちの絶唱のエネルギーを纏い、モキアンに向かっていく。

 

戦士たちの全力の攻撃がモキアンの顔面(口)に命中する。

 

モキアン「ニュガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?」

 

突然の地球からの攻撃にモキアンは驚き声を上げる。

 

だがそれでもモキアンはゆっくりと降下を開始、同時に少しずつプレートが動いて全大陸がモキアンの磁力に引き寄せられていた。

 

グレートエクスカイザー「ぐっ…」

 

グレートマイトガイン「これだけの攻撃を受けて…」

 

響「怯まないなんて…」

 

ハヤト「それでも、ここで退くわけにはいかないんだ!!!」

 

攻撃を受け続けても尚降下するモキアンに全員はさらに攻撃の威力を上げる。

 

しかしその影響でシンカリオン、カイザーズ、勇者特急隊たちの体やシンフォギアのギアから煙が上がってくる。

 

 

 

本庄「シンカリオン全機、オーバーヒート寸前です!このままだと爆発してしまいす!!」

 

出水「それでも、退けないんだ…彼らは……」

 

全員が覚悟を決めてモキアンへ攻撃していることを察していた出水はそう言う。

 

フタバ「みんな…頑張って…」

 

祈ることしか出来ないフタバは両手を握り祈った。

 

 

 

ミレニアムゴジラ「グウゥゥゥゥゥ………」

 

響「くっ、うぅ……」

 

ミレニアムゴジラと響たちも放射火炎と絶唱を放ち続けながらその衝撃を耐えていたがそれも限界に近づいていた。

 

翼「あと少し威力が…」

 

クリス「これ以上上げたらいくら適合係数が高くても体がもたないぞ…」

 

切歌「せめて…前のガウくんか今のリルくんみたいなのがいてくれたら…」

 

調「いない…のを願っても…しょうがないよ…」

 

絶唱に耐えながら会話する。

 

だが確かに全盛期のガウかリルのような大怪獣が2体かせめてもう1体いてくれたらと誰もが思っていた。

 

その時だ。

 

?・?「「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」」

 

ゴジラの声が新たに2体したかと思いきや白の比率が多い放射火炎とレーザーにも似た蒼白い放射火炎がモキアンに命中した。

 

『!?』

 

2つの放射火炎に全員は驚く。

 

モキアン「ニュガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

新たに加わった放射火炎を喰らい、モキアンは体を貫かれ、断末魔を上げて宇宙空間で爆散したのだった。

 

ハヤト「や…やった………」

 

モキアンが爆散したのを見てハヤトたちシンカリオンは限界を超えたために次々と機能を停止して、その場に倒れていく。

 

勇者特急隊、カイザーズも限界を超えたために機能は停止しなかったが分離してその場に倒れてしまう。

 

響「か……った……」

 

響たちも絶唱の影響でその場に倒れてしまった。

 

その際、響は薄れゆく意識の中であるものを見た。

 

それはさっきのモキアンのトドメとなる放射火炎が放たれた場所にいた2体のゴジラの姿を。

 

1体は雪のように白い体をしたゴジラ。

 

もう1体は黒みがかった青緑色の体色をした非常にマッシブな胴体を持っていて、顔は見ようには年老いているガウやリルの3倍はあろう巨体をしたゴジラだった。

 

2体のゴジラは互いに争うこともなく背を向けると霧のように消えていったのだった。




色々急いだ展開になりましたこと謝罪します。

そして見たことあるゴジラがいると思った方!

それはアナタの気のせいだ!(多分)

明日はエピローグになります!

では、次回をお楽しみに~♪

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