戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第547話 三大超獣の猛攻

バラバ「キラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!」

 

ブロッケン「キイィィィィプラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!!」

 

バキシム「ギグワアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!」

 

出現した3体の超獣―『殺し屋超獣 バラバ』、『変身超獣 ブロッケン』、『一角超獣 バキシム』はミレニアムゴジラを一斉攻撃する。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!!!!!」

 

一斉攻撃されてミレニアムゴジラは反撃の隙を伺うが3体の超獣にその隙は生まれそうになかった。

 

マシュ「リルくんが!!!」

 

3体の超獣に押されているリルを見てマシュは叫ぶ。

 

マリア「仕方ないわね。超獣相手にどこまでいけるか分からないけど…行くわよ!!!」

 

奏・響「「おう!/はい!」」

 

ミレニアムゴジラの危機を見てマリア、奏、響は戦いの場へ向かって走り出した。

 

マシュ「みなさん!!」

 

藤丸「マシュ!私たちも行こう!」

 

マシュ「ですが…」

 

藤丸「確かに相手はドラゴンやゾンビより巨大で強い。私たちが今まで旅してきた中でも経験したことの無い相手だよ。でも、だからって私たちが戦わなくていい理由にはならないよ!!」

 

マシュ「先輩……分かりました。マシュ・キリエライト、超獣と会敵します!!!」

 

 

 

バラバ「キラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!」

 

ブロッケン「キイィィィィプラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!!」

 

バキシム「ギグワアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!」

 

3対1の有利な状況下でバラバ、ブロッケン、バキシムの3体はミレニアムゴジラへの攻撃を緩めない。

 

響「トリャアァァァァァーーーーーーーーーー!!!!!」

 

だがそこへ、ブーストしてきた響がドリルナックルをバラバの顔面に叩き込んだ。

 

バラバ「キラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!?!?!?」

 

自分よりも遥かに小さい人間である響にぶん殴られてバラバは驚いてバランスを崩して倒れた。

 

ブロッケン・バキシム「「!?」」

 

バラバが響のぶん殴られて倒れたのを見てブロッケンとバキシムは驚く。

 

奏「よそ見すんじゃねぇ!!!」

 

声を聞いて振り向くと奏とマリアが跳躍して構えていた。

 

マリア・奏「「ハアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」

 

マリアのと奏のが交わり、ブロッケンとバキシムを吹き飛ばした。

 

バキシム「ギグワアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

ブロッケンは倒れるがバキシムは何とか踏みとどまり、空中にいて身動きが取れないマリアと奏に向かって両手から火炎放射を放った。

 

空中で身動きが取れない2人が火炎に晒されかけた時だった。

 

マシュ「真名、開帳───私は災厄の席に立つ……其は全ての疵、全ての怨恨を癒す我らが故郷――顕現せよ、『いまは遙か理想の城(ロード・キャメロット)』!!!!!」

 

2人と火炎の間にマシュが現れて盾を向けると巨大な白い城が巨大なシールドと共に現れ、バキシムの火炎を防いだ。

 

バキシム「ギグワアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!?!?!?」

 

マシュの盾に火炎を防がれたのを見てバキシムは驚いてしまう。

 

マシュ「大丈夫ですか!?」

 

着地してマシュは同じく着地した2人に聞く。

 

マリア「助かったわ」

 

奏「すげげーな、その盾。超獣の火炎でもビクともしないなんてな」

 

お礼を言うマリアとマシュの盾の強度に感心する奏。

 

マシュ「間に合ってよかったです」

 

マリア「流石はサーヴァントってところかしら?」

 

マシュ「いえ、これは英霊のおかげでして…」

 

奏「話してるところ悪いが来るぞ!!!!」

 

マリア・マシュ「「!!」」

 

奏に言われて振り向くとバキシムが接近していた。

 

マリア「貴女、超獣とか怪獣の相手はしたことある?」

 

向かってくるバキシムに構えながらマリアはマシュに問う。

 

マシュ「いえ、ただドラゴンとかゾンビとかなら戦ったことあります!ですがあのような超巨大な怪物とは戦ったことはありません!!!」

 

マリア「人外と戦ったことあるならOKよ!!!」

 

マシュに答えを聞いてマリアはそう言うと全員が一斉に跳躍した。

 

その数秒後、バキシムの足がさっきまでいた地面を踏み砕く。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

3人の援護を受けてミレニアムゴジラは体勢を立て直して放射火炎を発射した。

 

バラバ「キラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!」

 

放射火炎は先に立ち上がったバラバに命中し、後退させるがその拍子に頭の剣が取れてしまった。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

バラバの取れた剣を拾うとミレニアムゴジラは剣をバラバに向かって投擲、投擲された剣はバラバの腹部に刺さった。

 

バラバ「キラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

腹部に剣が刺さってバラバは悲鳴と同時に両目が"ぼよよーん"っと飛び出てのたうち回る。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

のたうち回るバラバにミレニアムゴジラは掴むと左腕の鎌を引き抜き、その鎌でバラバの首に目掛けて一閃した。

 

バラバ「キラアァァァァァァァァァァァ……………………」

 

首に一閃を喰らい、バラバの頭がゴロリと胴体から切断され、切れ目から大量の赤い鮮血が滝のように流れ出ながら胴体もバランスを失いその場に崩れ去った。

 

ブロッケン「キイィィィィプラアァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!!」

 

起き上がったブロッケンはバラバが首を斬られて倒された姿を見て逃げようとする。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

それを見逃すほどミレニアムゴジラは甘くなく、持っていたバラバの鎌をブーメランのように投げた。

 

投げられた鎌はブロッケンを後ろから尻尾、両腕、頭の順に切断した。

 

ブロッケン「キイィィィィプラアァァァァァァァァァァァ………………」

 

バラバよりもバラバラに斬られたブロッケンはゴロリと頭が落ち、両腕もボロリと落ち、残された胴体も横たわった。

 

バキシム「ギグワアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーン!?」

 

仲間のバラバとブロッケンがバラバラに切断されたのを見たバクシムはマリアたちの襲撃を止めると別方向へ逃げたかと思いきや空が割れて異次元空間が露わになるとその中へ逃げていった。

 

バキシムが入ると異次元空間は元のまるで割れたガラスが元に戻るように集まり、元の空になった。

 

響「逃げた…?」

 

マリア「みたいね」

 

奏「はぁ~…疲れたぁ……」

 

マシュ「はい、戦闘終了です…」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

逃げていったバキシムを見て4人は言い、ミレニアムゴジラは勝利の雄たけびを上げるのだった。


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